主な大会規定・開催要項
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 08:57 UTC 版)
「全国高等学校女子硬式野球選手権大会」の記事における「主な大会規定・開催要項」の解説
男女とも高校硬式野球選手権大会の決勝が甲子園球場で組まれていた2021年時点での規定・要項から、男子の全国高等学校野球選手権大会(男子大会)との相違点を中心に記載。 本大会に出場できる高校は全国高等学校女子硬式野球連盟への加盟校で、出場できる選手を女子に限定。男子大会と同じく、女子硬式野球部員の少ない加盟校同士が「連合チーム」として出場することも認めている。ただし、男子大会と違って、「予選」に相当する地区大会までは開催しない。その一方で、在籍中の高校に女子の硬式野球部が設けられていない女子選手も、「全国高等学校連合丹波」という連合チームの一員として大会に参加できる。 男子大会と同じく、試合では硬式球と金属バットを使用する。試合で使用するグラウンドの広さや、塁間・バッテリー間の距離も男子大会と共通しているが、男子大会と違って指名打者制度を採用。試合中に指名打者を解除することも認めている。 出場校に対しては、1チームにつき25人まで、試合中のベンチ入りを認めている(男子大会では最大で18人)。また、ベンチ入りが可能な登録選手のユニフォームには、1~99の間から1つの数字を背番号として着用できる(男子大会では背番号に使用できる数字を1~18に限定)。 試合は男子大会(9イニング制)より短い7イニング制で進められるが、5回裏を終了していれば、その時点で男子大会と同じく「試合成立」とみなす。1・2回戦では、5回裏の終了時点で7点以上の差が付いていれば、コールドゲーム扱いで試合自体を終了。 4回裏を終了してから5回表を開始するまでの時間帯には、出場選手による給水と休憩を目的に、選手も審判団も全員グランドからいったん撤収。男子大会では基本として5回裏の終了後に入るグラウンド整備を、撤収中に実施する。 準決勝までの試合で7回裏までに決着が付かない場合には、延長戦を実施。ただし、8回表の攻撃からタイブレークを導入する。決勝のみ、延長戦に入っても、9回裏まではタイブレーク抜きで進行。9回裏を終えても決着が付かない場合にのみ、10回表の攻撃からタイブレークを導入する。 この他にも、試合中の場内アナウンスでスターティングメンバー・次の打順の選手・交代選手の名前を紹介する場合には、「選手の苗字(同姓の選手が同じチームにいる場合には氏名)+さん」という呼称を使用(男子大会では「選手名+君」)。試合によっては、女子の国際大会や男子の地方大会に参加した経験を持つ女性審判が、球審や塁審を務めることがある。
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