レンとそのチームメンバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 09:30 UTC 版)
「モンスターストライク (アニメ)」の記事における「レンとそのチームメンバー」の解説
主人公であるレンが率いるチームで、物語の中心を担っている。当初はバラバラだったがレンのもとで徐々に団結を強める。洗脳された人々やライバルチーム、闘神たちなどとの戦いを経て着々と実力をつけてゆく。 焔 レン(ほむら レン) 声 - 小林裕介 / 坂本真綾(小学生時代) 本作の主人公。両親の都合で故郷である神ノ原に戻り、神ノ原中学校に転校してきた。一人称は「俺」で、フォックスメタルのマスクの模様が描かれた赤いパーカーを着ている。 戦闘時(ストライクリング装着時)になると髪が炎のように赤くなり、口調も少し大人びた印象になるが、この現象について現時点では詳細は不明。正義感が強く仲間想いであり、闘神達やバベルといった強敵による非道な行いに対して激しい憤りを見せたり、仲間を守りたいという強い想いから龍馬を獣神化させたりした。また、オラゴンがカルマとの戦いの末に消滅した際は深く悲しみ、アヴァロンによって復活した際は心から喜んだ。さらに第二期では、龍馬との強い絆を武器に自らの命をかけてマナを救うべく奮闘し、マナが赤い月の発動を阻止した後に力尽きて消滅した際は、オラゴンが消滅した際と同様激しく悲しむ様子を見せた。 反面女性に弱くおっちょこちょいな部分があり、初期は葵や皆実に対して妄想をする事があった。27話で祝勝会の買い出しに葵と皆実から別々に誘われてうっかりダブルブッキングしてしまうという事も。また、第二期より登場したマナから積極的なアプローチを受けた際はまんざらでもない反応を示している。 アニメを見る視聴者に話しかける事も多く、その際は声の演技が大幅に変わり、周囲の時間はきちんと止まる(第2章ではシリアスかつハードな展開が目立っているためそういった描写は少なくなった)。 彼が所持しているストライクリングは元々、明のチームのメンバーだった春馬の物で、初陣となるフェンリルX戦で苦戦していたレンを見かねた葵に託された。その後、明に「お前が春馬のストライクリングを付けているなど認めない」と一蹴された事に腹を立てて一時的に渡してしまうが、14話でのイザナミ零戦で自ら返された。 イザナミ零戦後に現れたドゥームら「闘神」と呼ばれるモンスターによって幼少期の記憶を消されている事が明らかになる。戦闘を重ねる事で失われた記憶を少しずつ取り戻している模様。 20話からモンスター召喚システムでゲットした坂本龍馬をメインとして使用するようになる。しかしフェンリルXと感覚がまるで違い、貫通タイプに慣れていなかったため龍馬の力を発揮できず、22話の桜戦で龍馬を敗北させてしまったり、23話のダークゼウス戦の序盤でダメージを全く与えられなかったが、明のアドバイスで自分がモンスターをただ強く引っ張っていただけだと気づき、ダークゼウスに初ダメージを与えた。それ以降は自身もストライカーとして成長していき、特に龍馬がバハムート戦で獣神化してからは大きな戦果を上げる事が多くなった。 最後の闘神であるカルマとの最終決戦においては戦闘不能になった龍馬に代わってオラゴンと共に戦う。戦いの後に昔の記憶を一部取り戻すが、幼少期に神ノ原で過ごした時の記憶がまだ一部欠落していた。 ゲーム版では他のメンバーの事は常に下の名前で呼び捨てにして呼び合っているが、アニメでは初対面の人物に対して上の名前の「さん」「君」付けで呼び合っている。葵に対しては元々「水澤さん」と呼んでいたが、ショッピングモールでのバトルにおいて葵がレンを咄嗟に「レン君」と呼んだ事を機に「葵」と呼び捨てで呼ぶようになり、他のメンバーの事は後にゲーム版同様に下の名前の呼び捨てで呼ぶようになった。 劇場版第一作で幼少期の彼の姿が描かれる。ドラゴンの研究をしていた父・燿一郎や研究所で働く祖父がいた事も判明し、父が行方不明になった寂しさからチームワークを必要としない無鉄砲な性格をしていたが、オルタナティブドラゴンとの出会いや仲間たちとの衝突といった様々な出来事を経て、少しずつ成長していく。 第2期では続・最終話での出来事の影響で現実世界に現れたモンスター達を撃退すべく、玄馬によってスマホに搭載された4DAR(拡張現実)を展開し戦う。16話にて山中で知り合ったロビンフッドを教官と慕うようになり、あまりの熱血ぶりに明とオラゴンをドン引きさせた。最終回では高校生になった彼が描かれており、マナの消滅によって極めて大きな精神的ダメージを負い、落涙する場面が見られた。後に転校生として現れたマナと思しき生徒と出会い、涙を浮かべた場面で物語は幕を閉じた。 戦闘では主に火属性モンスターを使用し、初期はフェンリルX、中盤からは坂本龍馬を愛用。第2期では0話で撃破したアヴァロンを使用する場面も登場。 水澤 葵(みずさわ あおい) 声 - Lynn レン・明・皆実のクラスメート。小学生の頃から水泳が得意でよく学校のプールに出入りしているが、単なる趣味であり水泳部には所属していない。 一人称は「私」。かつては明のチームに所属しており、かつてのチームメンバーだった明、皆実をチームへ戻そうと奔走していた。明、皆実とは異なりレンに対し初期の段階で協力的な態度で接している。 プロレス技が得意で、レンに止めのストライクショットを放とうとしたサラリーマンに不意打ちでドロップキックを喰らわせたり、バクーレンの攻撃から自身の脚でレンを体ごと捻りながら回避させたりするなどアグレッシブな面を見せる。更に「マーメイド・ラプソディ」ではプロレス技でアメリカ軍兵士を撃退してしまうなど、中学生ながら本人の戦闘能力も相当高い水準にある。 オラゴンとは相性が良く、初めて会ってすぐに仲良くなったが、ビゼラーの攻撃からオラゴンを回避させるための正当防衛の為に思い切りのキックを食らわせた事がある。 小学生時代にレンと同じチームを組んでいたが、その時の記憶は闘神によって奪われてしまった模様。劇場版では彼女の過去が描かれる。 第2期では親しげに話すレンとマナを複雑な表情で見つめる場面が度々描かれるが、当のマナに対しては好意的に接している。 戦闘では主に水属性モンスターを使用しており、序盤は葵と同じくプロレス技を使用するフォックスメタルを愛用していた。21話からはモンスター召喚システムで手に入れたナポレオンを使用するようになった。また、本編の前日談にあたる『Rain of memories』ではシリウスを使用。第2期では天草四郎及びノストラダムスも使用している。 第二期の最終回では、ノストラダムスやナポレオンに出会った事を機にパリへ留学に向かった姿が描写されている。 影月 明(かげつき あきら) 声 - 河西健吾 レン・葵・皆実のクラスメート。銀髪と眼鏡、左頬のほくろがトレードマークのクールな青年で、かつては葵と皆実、春馬が所属するチームのメンバーだった。「ありえない」が口癖。趣味はストリートバスケット。 以前のチームメイトであった春馬に対して多大な信頼を寄せており、当初はレンと葵の勧誘を頑なに断っていた。特に春馬のストライクリングを使うレンに対してはことさら強い反発を見せ、「お前に春馬の代わりは務まらない」と一蹴していたが、洗脳事件やモンストコロシアムで起きたイザナミとドゥームの戦いを通して徐々にレンを認めるようになり、メンバー入りを果たす。 『Rain of memories』では彼の一年前の過去が回想という形で描かれ、当初は妹・ルリを負傷させた仙台チームへの復讐心に駆られていたが、春馬たちとの交流によってモンストを楽しむ本来の自分を取り戻し、その後春馬のチームに加わった。転校当初は以前の中学の制服を着ていたが、その後神ノ原中学校の制服を着るようになった。終盤でメメント・モリに憑依された春馬の一騎討ちに敗れた際、「俺に春馬以外の仲間などいない」と誓うようになり、葵の誘いを断ったりストライカーとして目覚めたばかりのレンを認めていなかったのもその為だった。 オラゴンに対しては人一倍当たりが強く、茶化されると蹴飛ばす、投げ捨てる等のキツいお仕置きを喰らわせる。 ショッピングモール戦でオラゴンを初めて見た時は滑らかにスルーしていたが、オラゴンに「ツンデレ」と言われていじられている。『マーメイド・ラプソディ』ではクールだが意外と乗り気な一面を見せ、ジェンセン中尉の胸を見て、恥ずかしそうな表情を見せた。 劇場版ではカルマとの決戦時に自身のストライクリングが割れた事で冒頭での太陽のチームとのトレーニングバトルにおいて神威が本来の力を発揮しきれなかった事に加え、レン・葵・皆実が春馬の幼馴染である事が判明した中、自分だけ関係性がなかった事の疎外感からわだかまりを爆発させチームの脱退を宣言するが、時を同じくして起きたゲノムの出現で4年前の世界にタイムスリップし、神威や一時的に託されたアーサーを召喚して研究所の職員や幼いレン達をサポートするなど、重要なキーマンとしての役割を担っている。 戦闘では主に光属性の神威を使用。モンスター召喚システムでジョン万次郎を手に入れたが、実際に戦闘で使用する場面はない。第1期終盤では玄馬に託されたウリエル、劇場版ではレンの祖父に託されたアーサーを使う場面もあった。第2期では玄馬によってチューニングされた新型のストライクリングによって他属性のモンスターを使用できるようになり、0話で水属性のヤマトタケルを操って見せた。 第二期の最終回では飛び級で大学に進学した彼の様子が描写されている。 劇場版第2作では大人に成長した姿で登場し、官僚として古くからの知り合いであり、マナの息子でもあるカナタの行く末を見守っている。カナタからは「おじさん」と呼ばれている。 若葉 皆実(わかば みなみ) 声 - 木村珠莉 レン・葵・明のクラスメートで、かつては明のチームに所属していた。有名なセリフをたびたびものまね混じりで口にする。季節問わず冬着を着用しており、「オパリオ」という独特の挨拶をするが、茉利子からは彼女のあだ名として「オパリオ」を用いている。天然なところがあり、興奮すると話が飛ぶ癖があるが、毒舌でもある。部活は、いつかカフェで自分のコーヒーを出す為の勉強の一環で茶道部に所属している。また、チームの中でも一際残虐な光景を苦手としており、ドゥームがイザナミを捕食した際は葵と共に目を背けた他、斑目がミロクに惨殺される瞬間を目撃した際はあまりのショッキングな光景に失神してしまった。 初登場時はバトルになると左目が赤く輝いた状態になり、レン・葵の恥ずかしい動画を勝手に動画サイトに投稿するなどといったハレンチな行為を行っていたが、これは闘神によって洗脳されていたためだったからである。10話でレン達に負けると元に戻り、11話で再びメンバー入りを果たした。 喫茶店にあった漫画の影響で『ジョジョの奇妙な冒険』、『SLAMDUNK』などといった他作品のパロディや芸人のギャグを多用している。 小学生時代に葵と同様レンと同じチームを組んでいたが、その時の記憶は闘神によって奪われてしまった模様。劇場版では彼女らのその過去が描かれる。 第2期ではオラゴンと共にレン・葵・マナの三角関係を観察し楽しんでいる。 戦闘では主に木属性モンスターを使用。デッドラビッツLtd.を愛用しており、彼女らの事を「双子ちゃん」「うさちゃん」と呼んでいる。第1期終盤ではXFLAG PARKで手に入れたナイチンゲールと共にレン達の危機に駆けつけた。第2期ではガブリエルも使用している。 第二期の最終回では、デッドラビッツやナイチンゲール、さらにはパンドラと共に実家の喫茶店をモンスター喫茶として切り盛りする様子が描写されている。 マナ・リビングストン(☆5) 声 - 金元寿子 第2期より登場する神ノ原中学校の転校生で、日本人とアメリカ人のハーフとされている。アメリカ人の友人から日本についての嘘情報を吹き込まれている影響で、時折突拍子のない言動をする。続・最終話のラストにも本編に先駆けて登場しており、神ノ原駅に向かったつもりが間違えて秋葉原駅に降りてしまっていた。 案内役になったレンに信頼を寄せており、腕に抱き着く、渡されたストライクリングを婚約指輪と勘違いする等、好意とも取れる言動を見せる。 レン達と出会った当初はモンストを怖がっていたが、ワルプルギスに見初められ彼女と共にレンの窮地を救った事をきっかけに、モンストの世界に入り込んでいく事になる。 正体はモンスターと人間のハーフであり、本名は「マナ・アニマ」。天使である父と人間の母を持つため、ミロクによって「赤い月の解放者」に選定される。ミロクに確保された後は彼女の作り出した「再生の塔」の内部に捕らえられ、自身に秘められたモンスターの力を悪用されるが、塔内部に侵入したレンが奮闘の末に彼女の指にストライクリングをはめた事で真の力に目覚め、「情愛の天使 マナ」へと進化する。 最終話のラストにてレンの通う高校に彼女と酷似した転校生が現れるが、彼女本人が転生した姿であるかどうかなどは明確になっていない。 アプリ版では名字のない「マナ」として登場。月末イベント『超・獣神祭』のガチャで入手可能。進化合成をする事で「情愛の天使 マナ」へと進化して、神化合体をする事で「赤い月の解放者 マナ・アニマ」へと神化する。2020年10月、両形態をベースとした2種類の獣神化が発表された。赤い月の解放者 マナ・アニマ(☆6) 声 - 金元寿子 第6話ラストで初登場した、かつてミロクに殺害された天使サリエルの娘。 マナがモンスターとしての力を強引に引き出されたことで赤い月の防衛システムと化し分離する形で目覚めたもう一つの人格。この状態のマナは、髪が黒色、瞳は赤色に変化しており、炎の翼と角を持つ邪悪な姿となる。 ミロクに自我を奪われており、再生の塔に近づくものには容赦なく襲い掛かる。作中でもその強大な力で自衛隊の戦闘機から発射されたミサイルを全て撃墜したほか、多数のビルを破壊する、戦闘機の搭乗員をピンポイントで狙い一瞬のうちに粉砕する、レンたちの声掛けに反応しなくなるなど、元のマナからは想像もつかないほど無慈悲な性格へと変貌してしまう。 レンが赤い月の内部に侵入している最中に神威やデッドラビッツらと交戦し一歩も引かない戦いぶりを見せたが、赤い月内部でマナが情愛の天使として覚醒した事により消滅した。 情愛の天使 マナ(☆6) 声 - 金元寿子 第11話にて、マナがレンからストライクリングを受け取った事で、自身の天使としての本当の力に目覚め進化した姿。元のマナと同じ優しい性格に戻り、髪は元の金髪に、瞳はきれいな青色に変わり、虹色のオーラを纏う天使の姿となった。 それまで圧倒的な強さを誇っていたミロクに対し、不利属性でありながら対等以上に闘えるほどの実力を持つ。激闘の末にミロクを下した後、倒れたミロクに対して友情の素晴らしさを説き、彼女の考えに変化を促した。 ミロクが倒されても赤い月の活動が停止しなかったため、一人で赤い月の活動を阻止すべく立ち向かう。その中で、レンをはじめとする人々やモンスターの輝く想いを自分の力へと変える能力に目覚め、赤い月を消滅させる。しかしその代償として彼女自身も力尽き、レンに対し「私はいつも一緒にいます」と言い残し、穏やかな表情のまま光の粒子となって消滅していった。
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