ことさら

デジタル大辞泉

こと‐さら【殊更】

読み方：ことさら

［名・形動］

１ 考えがあってわざとすること。また、そのさま。故意。「—な仕打ち」「—につらく当たる」

２ 格別なさま。

「衆議判の時、よろしき由沙汰ありて、後にも—に感じ仰せ下されける由」〈徒然・一四〉

［副］

１ わざわざ。「—行かなくても、ついでの時でよい」

２ 特に際立って。とりわけ。格別。「今年の冬は—寒い」

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「ことさら」の例文・使い方・用例・文例

• この前の地震でそのビルはことさらひどい被害を受けた
• この件についてことさら言うことはない.
• ことさらくどくど説明するには及ばない.
• ことさらにやったわけではない.
• その問題に関しては, 政府はことさらに沈黙を守っていた.
• 今死んでも思いおくことさらに無し
• 今死んでも思い残すことさらに無し
• ことさらにしたことではない
• ことさらにしたこととしか思えぬ
• 天文はことさらに船乗りに必要だ
• ことさらにこの点にご注意を願います
• ことさらに語学の研究をお勧め申す
• 始めがことさらに困難だ
• ことさらに誰を指して言うわけではない
• ことさらに説明する必要はない
• 僕はたとい今死んでも思い置くことさらに無し
• (ある状態に見せかけるため)ことさらに手を加える