モンゴール大公国の人物とは? わかりやすく解説

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モンゴール大公国の人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 00:20 UTC 版)

グイン・サーガ登場人物一覧」の記事における「モンゴール大公国の人物」の解説

ヴラド・モンゴール モンゴール初代大公。妻はアンナ長女第二モンゴール大公アムネリス。長男公子ミアイルきわめて野心的な人物で、15歳サウル皇帝騎士となって以来順調に功績挙げケス河南西の森林地帯の開拓望み呆れられながらもこれを得る。やがてモンゴール伯爵となって、自ら開拓した地を所領とし、のちに強引にサウル皇帝認可得て首都トーラスとして第3大公国モンゴール独立宣言するにいたる。その後黒竜戦役パロ奇襲し一時占領したり、ノスフェラス秘密求めて軍を送ったりと、その野心はとどまるところを知らなかった酒豪であり、これが災いし第二次黒竜戦役起こってまもなく脳卒中病死した。 ミアイル モンゴール公子。父はモンゴール大公ヴラド・モンゴール。母はヴラドアンナ。姉にモンゴール大公アムネリス。守役叔父のユナス伯爵金髪緑の瞳母親似極めて内気おとなし性格で、果断な姉アムネリスに憧憬コンプレックス抱いていた。14歳時には、ケイロニアのシルヴィア皇女との政略結婚の話が進められていたが、そのさなかにアルド・ナリス送り込んだ魔道士ロルカによって暗殺された。それまでは、偶然に側付となったマリウスによく懐いており、その死はマリウスナリスへの決別決意させる大きなきっかけともなったアストリアス モンゴールの子爵。父はモンゴール伯爵マルクス・アストリアス。黒髪黒い瞳長身独身。アムネリスに心酔していた勇猛な若き騎士で《ゴーラの赤い獅子》などの異名取ったノスフェラスでのグインたちとアムネリス軍の戦いでは、グイン一騎討ちを行うがあっけなく敗れ、その屈辱長くアストリアス心に残る。その純朴直情径行性格利用されアルド・ナリスとアムネリスとの婚姻の際には、ヴァレリウス魔道によって刺客仕立て上げられナリス実際に身代わり)にティオベの毒(実際にはダルブラの毒)を塗った剣で切りつけ、これを殺害したその後ナリスによって長らく幽閉されていたが、パロ内乱マルガ攻防戦混乱乗じて自由の身となった。しかし、その際に顔に醜い火傷負ったため、銀の仮面かぶって顔を隠すようになったモンゴール戻って《風の騎士》を名乗りイシュトヴァーン占領されモンゴール解放すべく、兵を募って活動行っている。 ポラック モンゴールの赤騎士アストリアス副官友人。マルクス・アストリアス伯爵の部下ノスフェラス侵攻にも同行したイシュトヴァーンによってモンゴール再度滅亡した後に、モンゴール帰還したアストリアス再会し、彼を匿った。 マルス・オーリウス モンゴール伯爵。元青騎士団隊長。元ツーリード城主第七青騎士大隊長息子モンゴール伯爵マリウス・オーリウス。前モンゴール大公アムネリスの幼少時からの守役で、彼女の厚い信頼を受け、ノスフェラス戦役にも彼女とともに出征した。だが、アルゴンエル名乗って間諜として潜入したイシュトヴァーン姦計にはまり、セムカロイ族の谷で焼死したその際の裏切り行為罪悪感とが、後々までイシュトヴァーン苦しめることになる。彼の悪夢の中では、海のように青い瞳強調されるマリウス・オーリウス モンゴール伯爵。前青騎士司令官。父はモンゴール伯爵マルス・オーリウス物語開幕当初子爵であり、兵役期間を務めあげて中隊長の旗をもらったばかりであった。アムネリスによるモンゴール奪還戦に加わった際に父の跡を継ぎマルス伯を名乗るうになるイシュトヴァーン裁判で父がイシュトヴァーン姦計によって焼き殺されたことを知り激怒するが、その後起こったトーラス動乱抵抗むなしくゴーラ軍の捕虜となったその後アルセイスにて幽閉されていたが、モンゴール人民の不満を抑えるための釈放検討され条件付き釈放された。 ハラス モンゴール大尉。現マルス伯爵のいとこ。アムネリスの死後勃発したモンゴールでの反乱で、反乱軍指揮官務めていた。ゴーラ軍の猛攻によって反乱軍壊滅追いやられそうになったところを突如現れグイン救われる。その直後グインと共にゴーラ軍に捕らえられるが、グインによって数名部下と共に脱出する。しかし、すぐにゴーラ軍に発見され部下皆殺しにされたうえに捕らえられ拷問を受ける。その後イシュトヴァーングインによって重傷負ったことによってイシュタール帰還した際、共に連行された。 ヴロン モンゴール伯爵で、アムネリス親衛隊小隊長務めていた巨漢ヴラド大公の遠い一族。顔は醜い。ノスフェラス侵攻終盤で、アムネリスをかばい、ラゴン族に棍棒撲殺された。 リーガン モンゴールの小伯爵で、赤騎士隊長。アルヴォン城元城主リカード伯爵息子で、アストリアス子爵とは親友同士だった。ノスフェラス侵攻最中に、イド大群飲み込まれ死亡したガランス モンゴール少佐で、青騎士中隊長マルス・オーリウス若いころから仕えており、信頼する副官であり友人でもあった。ノスフェラス侵攻最中に、アルゴンエル名乗っていたイシュトヴァーンの罠にはまってしまい、カロイ族の落とした巨石頭部直撃して死亡したタンガード モンゴール黒騎士隊隊長ヴラド大公曰く立派な騎士良い戦士ノスフェラス侵攻においてタロス城の黒騎士イルムと共に指揮するが、その終結間際セムの罠にはまり腸がはみ出すほどの重傷負ってタロス砦で療養生活を送ることになるが、アムネリスがトーラス帰還した際もまだ伏せったままであり、本復難しいとヴラド大公報告された。 ボーラン モンゴール伯爵。元黒騎士団長官にしてタイランの前のパロ占領軍司令官ヴラド大公からアムネリスとアルド・ナリス婚礼の後に、ナリス暗殺するよう命令された。トーラス戦役死亡したタイラン モンゴール伯爵で、白騎士大隊長黒竜戦役ではパロ占領軍司令官務めていた。ナリス曰く大した武将ではないが頭は悪くない第十巻においてはナリス暗殺未遂事件現場混乱取り静めるには身分足りないが、手腕なくはないという書き方をされた)。トーラス生まれであることを鼻にかけ、気取ってはいるが、自分根本的な気質モンゴール人のものであることはよく理解している。部下であるカースロンとは彼我気質、特にカースロンが反発心を燻ぶらせつつ激発しないことから相性悪く(むしろはっきりと怒ってくれたほうがいいという趣旨発言行っている)、いろいろと嫌がらせ行っていた(死後にはその愚かさを悲しむような発言もした)。一方で同じ白騎士に対してブルク優遇したりカースロンを討ったヨーハンの手柄を大い褒めるなど、親身である。第二次黒竜戦役最中いち早くカースロンの叛意気付き、カースロンを罠に嵌めて誘き出し殺害するが、その数日後クリスタル郊外就寝中にパロ魔道士部隊暗殺された。 ネロン モンゴール白騎士で、タイラン副官カノース モンゴール黒騎士隊小隊長で、カースロンの側近レンツ モンゴール伯爵で、白騎士団の隊長アルド・ナリス自分騙していたと知って復讐の念を燃やすアムネリスが率いモンゴール軍に同行したが、敗北し重傷負い、アムネリスを救うために白旗上げたメンティウス モンゴール青騎士団長官。メンティウス司令モンゴール敗れた後、重傷負って降伏。後トーラスモンゴール兵を束ねる指揮官としてクム寝返るが、ヤヌス戦い終盤クムトーラス占領軍司令官とその副将殺害してモンゴール兵に決起呼びかける。しかしその直後に、殺され二人事前に雇っていたキタイ暗殺者吹き矢暗殺された。 サイデン 腹に一物持った男で、モンゴール文人気取っている。黒竜戦役ではモンゴールの赤騎士団長官を務めていたが、第二次黒竜戦役後はタリア伯爵領亡命していた。モンゴール復興戦争ではモンゴール援軍を送るようにギイ・ドルフュス要請する無視される。しかし、アレンが兄のギイ説得したことで、アレン指揮官となったタリア海軍同時にタリア陸軍預けられモンゴール出発した。 後にカメロン祖国捨ててモンゴール仕官し左府将軍地位与えられ時にはカメロンに不満を抱くが、アムネリスにより、それまでモンゴール存在していなかった宰相位に任命されたことで、その不満も和らいだ。後にフェルドリック卿を煽動してイシュトヴァーン裁判引き起こさせるが、法廷カメロンによって煽動事実暴露され窮地陥るその後アリストートス亡霊憑依されてイシュトヴァーン狂乱させるが、それに激怒したカメロンによって斬り倒され最期正気取り戻して死亡したランス ゴーラ王国将軍ヤヌス騎士団司令官。元モンゴールファーレン子爵黒騎士団准将。父は第二次黒竜戦役処刑されモンゴール左府将軍ローザン15歳モンゴール奪還戦において初陣迎え18歳正式にモンゴール宮廷お披露目される。ゴーラ動乱の際には、イシュトヴァーン率いモンゴール軍の副将として活躍し実力認められ自身イシュトヴァーン軍神として崇拝、剣を捧げるその後イシュトヴァーンゴーラ王に即位すると、モンゴール爵位捨ててゴーラ軍に身を投じ、その部将となったルシア フロリーと共にアムネリスに仕えていた元侍女第二次黒竜戦役終結間際にアムネリスがクム軍に捕縛された際にアムネリスと引き離された。その後モンゴール復興すると再びアムネリスに仕えたが、イシュトヴァーンによってモンゴール再度滅亡すると、侍女辞めてモンゴール残った。そしてモンゴール帰還したアストリアスに、フロリーイシュトヴァーン抱かれたという情報伝えたフロリー・ラゲイン モンゴール大公アムネリスの元侍女ミロク教徒息子にスーティ(小イシュトヴァーン)。13歳正式にアムネリス付き女官となってからは、ほぼ常に彼女のそばにあってともに行動し第二次黒竜戦役後にアムネリスがクム虜囚となった際にも、ただ一人彼女のそばで仕えていた。アムネリスへの忠誠心極めて高く一時同性愛めいた関係になったこともある。モンゴール復活後は、アムネリスの恋人となったイシュトヴァーンへの恋心苦しんでいたが、ひょんなことからイシュトヴァーン一夜をともにし、当時宮廷嫌気差していたイシュトヴァーン駆け落ちする決意固める。ところが、約束夜にイシュトヴァーン約束の場所現れなかったことに絶望し、またアムネリスを裏切った事への呵責から失踪してしまう。 その後、湖で入水自殺しようとしたが助けられその際イシュトヴァーンの子を身ごもっていることに気づき密かにその子スーティを出産してローラという偽名モンゴール山中にある小さなミロク教徒集落でひっそりと暮らしていた。その後マリウスグイン出会い息子スーティとともにパロへ向かう。 パロへの旅路途中で立ち寄ったタイス宮殿で、タリク一目惚れされたことでタイ・ソン親子不興をかってしまい、宮殿一室監禁されるその後タイ・ソンマリウスによって地下水路突き落とされるが、これはマリウス事前にグインたちと打ち合わせていたことで、すぐにマーロールによって救助されドーカスの自宅に匿われる。〈水神祭り〉の終了間際グインたちと合流しタイス脱出するパロ到着した後は女王リンダ暖かく迎えられ、同じ男を好きになった者同士として仲良くなろうとリンダ言われる。このときフロリー恐れ多いこととし丁重に辞退したが、ヤガへの出発当日リンダの銀のペンダント自身ミロク首飾り交換し合ったその後パロ古代機械によって記憶修正されグイン別れ、スーティを連れてミロク教の聖地ヤガ旅立った。 そして、ヨナたちがヤガ到着する半月ほど前にヤガ到着すると、菓子屋台経営して暮らしていたが、ヤガ新興勢力新しきミロク》とは距離を置いていた。そしてヨナ再会した数日後に、屋台訪れた下級魔道師サリウからクリスタルイシュトヴァーン現状聞き事態急変相まって迎えに来たスカールたちと共にヤガ脱出しようとするが、途中で新しきミロク》の泥の怪物遭遇してしまい、スーティをスカールブラン託した後、《新しきミロク》に捕らえられた。 スーティ・ラゲイン(小イシュトヴァーン2歳半になる男児。父はゴーライシュトヴァーン。母はアムネリスの元侍女フロリー異母弟ゴーラ王太子ドリアンイシュトヴァーン一夜をともにした後にトーラス出奔したフロリーが、モンゴール山中にあるミロク教徒集落産み落とした本名は、父の名もらってイシュトヴァーン愛称スーティはイシュトヴァーン幼いころ愛称イシュティが転じた呼び名である。父譲り黒髪黒い瞳持ち主で、なかなかに気が強く幼児としては抜群落ち着き判断力備えてもおり、将来大物予感させる存在である。その性格運命から、グイン我が子のように愛され、スーティもまたグインを《豹のおいちゃん》として慕っている。母フロリーとともに、偶然出会ったマリウスグインとともにパロへ向かう。その後フロリーと共にミロク教の聖地ヤガ旅立った。 そしてヤガ到着すると、母の提案で「ティティ」という愛称暮らしていたが、事態急変に伴い母やスカールたちに連れられてヤガ脱出しようとするが、途中でフロリーが泥の怪物捕まってしまい、母と引き離されてしまう。そしてスカール再会したブランと共にヤガ郊外脱出し、現在は彼らに保護されている。なお、ヤガ脱出後に突如現れグラチウスによれば、スーティを「恐るべきエネルギー秘めた運命の子」と評している。 オロ モンゴール首都トーラス居酒屋〈煙とパイプ亭〉を経営するゴダロ、オリー夫婦長男。弟にダン徴兵され軍人となり、辺境のスタフォロス城に配属された。青い目を持つ長身勇敢な青年で、正義感にあふれ、民間出である割には、剣の腕前はなかなかのものであるグインがスタフォロス城に囚われた際、城主ヴァーノンの命により素手大白猿と戦わされた際には、城主の罰をも恐れずに、グインに剣を投げ与えて助けたその後、スタフォロス城がセムカロイ族の襲撃受けた際にも、グイン助けて戦ったものの、カロイ族の斧を背に受けて絶命した。その際グイン託されトーラス父母へあてた遺言を、数年後グインが〈煙とパイプ亭〉を訪れて伝える。 ゴダロ一家 トーラス下町アレナ通り番地居酒屋〈煙とパイプ亭〉を経営する一家。ゴダロ、オリー老夫婦と、その次男ダンダンの妻アリス、それにダンアリスの間に誕生した男女双子からなる物語当初はゴダロとオリー夫婦が店を切り盛りしていた。第二次黒竜戦役後、クム兵に暴行受けてゴダロが失明してからは、やはり第二次黒竜戦役片足失ったダン中心になって店を切り盛りするようになった。店の名は、元気だったころのゴダロが好んでふかしていた大きな水パイプ由来する名物オリー特製肉まんじゅうパイ包みの壷シチュー物語における庶民代表的な存在だが、マリウスオクタヴィア義理の息子・娘としてこの店に滞在していたり、カメロングインがこの店で初め対面を果たすなど、中原施政中心たる重要人物との関わり極めて深い一家である。 ルグルス モンゴール伝令で、アグラーヤ潜入した間諜アンダヌスたちの密約記され重大な密書持っていたが、アグラーヤ兵に見つかってしまう。逃亡途中アグラーヤ兵に発見され致命傷を負うが、イシュトヴァーン助けられ彼が傭兵だと告げられると、ヴラド大公届けるように頼み込んで密書託して死亡した

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