伯爵の部下
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 08:28 UTC 版)
「エロイカより愛をこめて」の記事における「伯爵の部下」の解説
ジェイムズ 伯爵の部下で、会計係を務める。ケチと貧乏に快感を覚える変人。初期は伯爵を取り巻くハンサムの一人として登場しており、カシオミニを片手に会計報告をまとめる少々吝嗇傾向のある普通の会計士だったが、次第に吝嗇と不潔と意地汚い性格が強調されるようになる。接ぎだらけの衣服を愛用していたり、腐敗した果物、汚れてカビ臭い牢獄等の貧乏くさいアイテムが好きといった性格が付加され、金のにおいを物理的に嗅ぎつける、飲み込んだ物を随意に吐き戻す、ネズミやネコの大群を操るなどといった人間離れした能力を見せるようになっていった。伯爵や少佐の周辺からは「ドケチ虫」「宇宙人」「ゴミ」などと称され、KGBからも「西側一の吝嗇家」と認識されている。一人称は主に「ぼく」だが、自ら「ジェイムズ君」と称することもある。ちなみにフルネームの設定はされていない。FBIの事情聴取に対してさえ「(名は)生まれた時から"ジェイムズ君"」と答えている。 作画・命名モデルはLed Zeppelinのギタリスト、ジミー・ペイジ。「ジェイムズ」は「ジミー」の正式呼称であり、吝嗇キャラクターはペイジが極端な吝嗇家であるという噂を元にしたものである。 ボーナム 伯爵の部下で、その筆頭挌。マッシュルームカットに口髭をたくわえた温厚な人物で、伯爵の無茶な行動とジェイムズくんの押し付ける低予算との狭間で苦しんでいる。同じ苦労を持つ「部下A」には共感を持っており、メール友達である。その有能さは少佐も認めており、時折NATOへ勧誘されることもあるほどで、実際に伯爵が部下Zとの交換で応じようとしたことがある。機械いじりと車の運転が得意で、エーベルバッハ家の執事に家電の修理に駆り出されることもあるなど、少佐の周辺人物と親しく付き合うことも多い。変人ばかり登場する本作で数少ない常識人でもある。メカ音痴の伯爵に頼りにされているが、ニコリーニに強い憧れを抱き花を撒き散らすため、嫉妬の炎を燃やした伯爵にいびられることもある。命名・作画モデルはLed Zeppelinのドラマー、ジョン・ボーナム。 ジョン・ポール 「グラス・ターゲット」「ミッドナイト・コレクター」に登場の伯爵の部下。前者で盗聴活動を行っていた。ジェイムズくんとボーナム以外で固有名のあった唯一の部下である。命名モデルはLed Zeppelinのベーシスト、ジョン・ポール・ジョーンズ。 その他の部下 「ハレルヤ・エクスプレス」編で、TEEにジェイムズくんと乗り込んでいた伯爵が、少佐に部下20名分の切符を新たに要請。その際、ボーナムともう1名(少佐に顔だけは覚えられている)が別行動を取っていた為、最盛期には少なくとも23人の部下を抱えていた模様。
※この「伯爵の部下」の解説は、「エロイカより愛をこめて」の解説の一部です。
「伯爵の部下」を含む「エロイカより愛をこめて」の記事については、「エロイカより愛をこめて」の概要を参照ください。
- 伯爵の部下のページへのリンク