生活・思想
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妻はもともと行きつけのスナックのママであり、現在は『ブンブーンクッキング』の著者、また所の事務所・ティヴィクラブ社長でもある芳賀文子。ビートたけしから、「かみさんは福島出身だから、おにぎりのことを『おぬぐる』と言うんだろ」と冷やかされていた。結婚披露宴では赤塚不二夫が自らビデオカメラを持ってきて撮影し、仲人はタモリが務め、披露宴では所の経歴を「拓殖大学を優秀な成績で除籍」と紹介され、本人も喜んでいる。この時以来、「仲人といえば」「親も同然」が、タモリと所の間の合言葉になっている。披露宴には、当時パーソナリティを務めていた『所ジョージのオールナイトニッポン』のリスナーを招待した。新婚旅行は宇奈月温泉であると、オールナイトニッポンで明かしている。本名の芳賀は妻方の姓であり、妻が一人っ子のため、義父に「跡継ぎがいないから養子になるなら結婚してもいいよ」と言われ、「はい、なります」と即答し芳賀姓となる。二女の父。次女とはCMで共演したことがある。ジツワ銀行に長女、次女共にゲストで出演した理由が次女本人から「髪をワンブロックにして生えてくるまでの過程がみっともないからエクステをつけるための小遣い稼ぎ」と話し、出演者を驚かせた。長女は「暇そうだから連れてきた」と話した。それ以降はメディアにほとんど出演していないが、現在でも「二世タレントではなくても女優で売れる」と言われるほどの美女である。所の家族に対する愛情は自他共に認めるところであり、「私の家族は素晴らしい」「妻の手料理が世界一私の舌に合っている」など、称賛している。テレビの収録などが終わった後の、いわゆる飲み会にはあまり出席せず、可能な限り自宅で食事をする主義である。その代わり、共演者や友人などを自宅に招いて、もてなすことが多い(特にビートたけしは10日と置かずに所の家を訪問することを楽しみの一つとしているほどであった)。妻もそんな所に応えるために日々、料理の腕を振るっている。過去には妊娠8か月のお腹で自ら車を運転し、福島の港まで魚を買い付けに出掛けたという豪快なエピソードもある。二人の娘は幼少期に、所や来客のグラスにビールを注ぎ「おひとつ、どうぞ」と、おマセで可愛らしい接待をして「さすが私の娘だ!」と所を破顔させ喜ばせたとのこと。 「私はアメリカ人だから」と自称するほど、ライフスタイルは徹底したアメリカンスタイル。トレードマークは「おでこメガネ」「額グラサン」とも呼ばれる、額にめがねやサングラスをかけた姿である。ジーンズにTシャツといったラフな服装でテレビに出ることが多く、その縁でベストジーニスト(第4回・1987年)に選ばれたこともある。 大学の授業には全く出席しなかったが、部活動には熱心で、拓殖大学のアーチェリー部に所属していた。『徳光&所の世界記録工場』(日本テレビ)などのテレビ番組でその腕前を披露している。ブランクがあるにもかかわらず軽々と的の中心付近を射抜き、かつての片鱗を見せていた。当時は丸刈りに学生服という縦社会に染まっていたため、コント赤信号のツッパリコントを観て「あんなの体育会系じゃない」と憤っていたという。また、高校時代はハンドボール部に、中学時代はテニス部に所属していた。 『オールナイトニッポン』に出演していた20代の頃から、何度もカツラメーカーからCMのオファーがあるも、断っていた。頭髪が薄くなったのは、ビートたけしにピコハンで叩かれすぎているからと、まことしやかな事も言われている。 ダ埼玉という言葉が話題になっていた1980年代前半、埼玉県庁発行の県民だよりに「…オレが言ってるのは本当にそう思ってるから。別に埼玉という土地を嫌いなわけじゃないし悪さを感じている訳でもないけど、強がりを言ったり見栄をはっているところがダサイんだよ。…でも、まあ子供を育てるにはいいところだと思うね。自然も残っているし」(要旨)とのコメントを寄せている。 「ダ埼玉#県内の反応」も参照 1984年、第1回新語・流行語大賞で「す・ご・い・で・す・ネッ」が流行語部門大衆賞を受賞するなど、流行の先駆者でもある。、また、本人は上述の「おでこメガネ」スタイル(帽子の上に掛けるものも含む)を21世紀に復活させたり、以前女子高生などの間で流行した「ゲロゲロ」「…かもしんない」という言葉や「ルーズソックス」の先駆けも自分であると言っている。 クールでドライな一面もあるためか、人前で涙や悲しみを絶対に見せない。また、『笑ってコラえて』『奇跡体験!アンビリバボー』などの番組で感動的なVTRが流れた後、スタジオで共演者が涙を見せる中で、目を潤ませることはあっても絶対に涙を流さない。また、お葬式にも報道陣の前ではあまり姿を見せず、黒澤明の通夜で取材に応じたぐらいである。ただし、明石家さんま曰く、『オールナイトニッポン』の最終回では号泣していたとのこと。 できちゃった結婚には否定的で「できちゃった結婚は、排泄してからトイレを建設するようなもの」 と、本能の赴くままに行動して後で焦ることに例えた発言をしている。 2008年7月、男性マネージャーが5000万円以上を横領したため、解雇とした。この男性マネージャーは、CM担当をしていた。2009年の『大改造!!劇的ビフォーアフター』記者会見では弁護士に対策を任せてあり、さほど気にしていないと語った。 2009年4月19日放送『これが世界の現実だ!アフリカ最貧国・ベナン救済計画』(テレビ朝日)で、ベナンの子供達へ通学バスやランチプレートを寄付していると公表した。この通学バスは、所の自家用車の整備を手がける輸入車ディーラーが輸入したダッジ・ラムを、同じく所行きつけの自動車板金業者でスクールバス仕様に改装したものである。 犬を飼っており、犬種はロットワイラーである。名前は、エルメスのケリーバッグからヒントを得て「ケリードック」と名付けられている。通称は「ケリー」で、『所さんの世田谷ベース』にも出演している他、アルバム『JAM CRACKER 1』と『JAM CRACKER 2』のジャケット写真にも登場している。『天才!志村どうぶつ園』にてゲスト出演したときに交友のある志村けんから贈られた犬だった。食いしん坊の一面があり、ある日、ガレージに備蓄しておいた粉末タイプのアクエリアスの袋を食いちぎって中身を舐めてしまった形跡があったとのこと(5袋ぐらいあったはずが2袋しか残骸が残っていなかった。当初は悪戯した程度だと思っていたが翌日の散歩でアルミ片の混ざった糞をしたので所はケリーの体を心配しつつも呆れ「銀紙犬」と呼んだ)。また、甘えん坊で、所のベッドにしばしば入って来ることがあるが、自分の糞を踏んだ足でくることもあり「臭くて困る」と苦笑している。しかし所はケリーを溺愛し、美人だと目を細めている。 また、過去にも何匹か飼っていた。中でも有名なのは、CMで所と共演したこともあるシベリアンハスキーのインディーである。2009年12月17日放送『所ジョージのオールナイトニッポンGOLD』での所の話によると正式な名前は、インディアナ・ジョーンズという。映画の『インディージョーンズ』の劇中で主人公の名前は犬の名前であるという場面があるが、それよりも前に「インディアナ・ジョーンズ」と名前を付けたのは偶然だったと述べた。インディーは大型犬としては長寿で、18歳まで生きた。 インディーの死を病院で確認して貰うために車に乗せて連れて行ったが休診であったため、そのまま帰宅。翌日再度行くのだから…と車にインディーを横たえたままにしていたが、妻に「自分の家(犬小屋)に戻してあげて」と言われて犬小屋に戻した。所は、病院へ連れて行く車中にて「おまえは、私の芸能活動に貢献した」と感謝の意を述べたとのこと。 猫を飼っていたこともある。名前は「ダディーコビヤマウリンボウヘコキムシキンチャンタロウ」通称「ダデオ」。1980年代後半、まだ一般に珍しく、家の中で飼育されることが多かったアメリカンショートヘアを家の外にも自由に出られる環境で飼っていた。すると「アメリカンショートヘアがロングヘアになった」とのこと。また、大人しい性格と華奢な体躯は野性味を増していき、近所の野良猫たちとケンカをしては傷だらけになって帰ってくることもしばしばあった。所曰く「ウチは甘やかしませんからね。世間知らずはダメです」とのことで、しばらくするとケガもしないで悠々と帰ってくるようになった。現在は自宅で十数匹の猫を飼っている[信頼性要検証]。 親交の深いビートたけしと明石家さんまの裏番組には出演しないことを公言している。一方で、自身の『所さんの世田谷ベース』に番組立ち上げ時から出演していた清水圭が同時間帯にCSで新番組を立ち上げた際には激怒し、即座に清水を降板させた。 2010年4月に体調の不良を訴えて各種検査(血液・CT・MRIなど)を行なった。血液はサラサラで各検査もAランク診断結果だったと述べ、体調不良の原因の一つに、番組収録中にお腹がグルグル鳴るのが嫌で番組収録の前には一切食べ物を口にせぬ考えから、朝昼食を抜いて収録に臨むことも多々あり、自宅に戻ってから夕食などを一気に食べる食習慣が常習化し、そのため、食後一気に血糖値が急上昇することがあると述べ、体調回復後は、ちょくちょく食べ物を口にしているとのこと(『所さんの世田谷ベース』の「第80回:愉しきかな車いじり」オープニングトークより)。 エコカー補助金に対して否定的な考えを持っている。「本当のエコは、古い物を修理して使い続けること」 とのこと。また、「古い物を修理して使い続けている人にこそ補助金を出すべき」 とも言っている。補助金を出してエコカーを買わせる社会の仕組みに対して否定的である。最も「エコカーを作る時にも悪い物を出している」という考えで、エコカーを作ること自体に否定的である。同じ理由で捨てることが前提になっているペットボトルが普及していることも快く思わない。 電動工具など取扱説明書を読まないまま使うことがあり、時々失敗する。雨の日に電動草刈機を使用して世田谷ベースの除草作業をした際、雨水が原因でショートして駄目になったことがあるとのこと。 セーフティラインにいて満足する生き方を嫌う性分である。インターネットなどでグルメ情報などを予め確認するやり方について「あの人たちの生き方って、もったいないなって思う。答えを見てから行って何が面白いの?」「セーフティラインを越えたところに新たな発見があるからおもしろいわけじゃない?」と2017年の所英男との対談で話している。同じ対談では、SNSなどでの付き合いで「友達が増えた」と喜ぶ感覚についても「知り合いっていうのは、ちゃんと履歴とか、長年の付き合いとかっていうのがあるから知り合いだから。ネットの世界で繋がってるなんていうのは、あくまでバーチャルなものでウソだから。つながっちゃいねえよ」「ネットの交流って、遠くから大声が聞こえてくる程度だよ。原始人だったら大声とか狼煙で伝えるけど、いまは電波が狼煙の代わりをしてるだけの話で、実際のその人との関わりなんて、なんにもつながりがないんだよ」と批判している。 楽を追求することも好きではなく、家から一歩も出ずにインターネット1つでお金を稼ぐ人に憧れる風潮にも疑問を抱いている。これについて本人は「楽を追求するならさ、何もしないで寝たまま食事も管で直接食道に入れる、排泄も管をつけてそのままする。それってラクでしょ?でも幸せとは言えないじゃん。寝たきりの人は、みんな少しでも動きたいと思ってるし、外に出たいと思ってるんだから。そう考えれば、めんどくさいことがやれるって幸せなことなんだよ」「だから私なんか、ずっとここで何百時間も戦車(の模型)を作ってるわけじゃん」とコメントしている。 2020年の東京オリンピックを控えて外国人観光客を「おもてなしの心」で迎えることについては「『おもてなし』とか言ってること自体、恩着せがましいよね」と批判しており、さらに東日本大震災が発生したばかりの段階で東京オリンピックの話が持ち上がったことについても「おもてなし以前にモラルがないわ」と突っ込みを入れている。
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