尊星王とは? わかりやすく解説

妙見菩薩

(尊星王 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 13:29 UTC 版)

妙見菩薩(みょうけんぼさつ、旧仮名遣:めうけんぼさつ)は、北極星または北斗七星を神格化した仏教天部の一つ。尊星王(そんしょうおう)、妙見尊星王(みょうけんそんしょうおう)、北辰菩薩(ほくしんぼさつ)などとも呼ばれる[3]


注釈

  1. ^ 上野国群馬郡戸五十烟。美作国勝田郡五十烟捨妙見寺。」
  2. ^ 破軍星とは北斗七星の柄の先端にあたる星・アルカイド(おおぐま座η星)のことで、この星を背にすると必ず戦に勝つと信じられていた。
  3. ^ 「南無破軍星。是東方琉璃世界薬師琉璃光如来仏。」
  4. ^ 平国香に敗れた将門と良文(将門の叔父、千葉氏の始祖)が妙見菩薩に助けられたという伝承がある[4]
  5. ^ 『大正大蔵経』所収本では「低帝屠穌吒 阿若蜜吒 烏都吒 具吒 波頼帝吒 耶彌若吒 烏都吒 拘羅帝吒 摩吒 莎呵」とある[24]
  6. ^ 印西の妙見宮は所在地不明。

出典

  1. ^ a b c d Orzech, Charles; Sørensen, Henrik; Payne, Richard, eds (2011). Esoteric Buddhism and the Tantras in East Asia. Brill. pp. 238-239. ISBN 978-9004184916. https://books.google.com/books?id=F0XNX3N1a2AC&pg=PA238 
  2. ^ 「妙見菩薩」 - 精選版 日本国語大辞典、小学館。
  3. ^ 「妙見菩薩」 - 日本大百科全書(ニッポニカ)、小学館。
  4. ^ a b c d e f g h 妙見菩薩と妙見信仰”. 真言宗智山派 梅松山円泉寺. 2019年10月2日閲覧。
  5. ^ 児玉義隆『印と梵字ご利益・功徳事典: 聖なる象徴に表された諸尊の姿と仏の教え』学研パブリッシング、2009年、147頁https://books.google.co.jp/books?id=6Y5-pwj_3x0C&pg=PA147 
  6. ^ a b 千葉氏と北辰(妙見)信仰”. 千葉市公式ホームページ. 2019年10月2日閲覧。
  7. ^ 高橋俊隆. “北辰妙見信仰”. 日蓮宗妙覚寺. 2019年10月2日閲覧。
  8. ^ Orzech, Charles; Sørensen, Henrik; Payne, Richard, eds (2011). Esoteric Buddhism and the Tantras in East Asia. Brill. pp. 127.
  9. ^ Shinohara, Koichi (2014). Spells, Images, and Mandalas: Tracing the Evolution of Esoteric Buddhist Rituals. Columbia University Press. pp. 4-5. ISBN 978-0231537391. https://books.google.com/books?id=1nbeAwAAQBAJ&pg=PA5 
  10. ^ 七佛八菩薩所說大陀羅尼神呪經 第2卷”. CBETA 漢文大藏經. 2019年10月10日閲覧。
  11. ^  卷第卅四」(中国語)『續日本紀』。ウィキソースより閲覧。 
  12. ^ 福田豊彦『平将門の乱』(岩波書店、1981年)200頁
  13. ^ 佛說北斗七星延命經”. CBETA 漢文大藏經. 2019年11月23日閲覧。
  14. ^ 中西用康『妙見信仰の史的考察』平泉明事務所、2008年、32-34頁。
  15. ^ a b c 「星の都 さよう」における星辰信仰の中心を担う諸尊”. 高野山真言宗 分立山常光寺. 2019年11月23日閲覧。
  16. ^ 妙見菩薩”. 仏様の世界. 龍光山正寶院 飛不動. 2019年11月23日閲覧。
  17. ^ 八田至行「妙見菩薩の本地」『能勢妙見山 事蹟と信仰』妙教会出版部、1925年、130-132頁。
  18. ^ 神紋・社紋”. 千葉神社 公式ホームページ. 2019年11月30日閲覧。
  19. ^ 渡辺宝陽 監修『挑戦する苦しみ喜び 日蓮その人と教え』鈴木出版、1984年、213頁。
  20. ^ 太上神仙鎮宅七十二霊符”. 星田妙見宮公式ホームページ. 2020年4月26日閲覧。
  21. ^ 妙見山を知る 妙見山の歴史”. 能勢妙見山 公式ホームページ. 2020年4月26日閲覧。
  22. ^ 羽田守快『仏尊の事典』学習研究社、1997年4月。ISBN 4-05-601347-0 
  23. ^ a b 妙見菩薩”. 仏様の世界. 飛不動 龍光山正寶院. 2020年4月27日閲覧。
  24. ^ 七佛八菩薩所説大陀羅尼神呪經 (T. 1332)”. 大正新脩大藏經テキストデータベース. 2020年4月27日閲覧。
  25. ^ 信仰叢書』国書刊行会編、国書刊行会、1915年、432, 440頁。
  26. ^ 形から引く 梵字字典”. 仏様の世界. 飛不動 龍光山正寶院. 2020年4月27日閲覧。
  27. ^ 相馬妙見歓喜寺”. 相馬市観光協会. 2020年4月26日閲覧。
  28. ^ 北辰妙見大菩薩の由来”. 恵明山正教院 覚成寺. 2020年4月26日閲覧。
  29. ^ 妙見堂(妙見宮)と妙見菩薩・平将門資料集”. 真言宗智山派 梅松山円泉寺. 2020年4月26日閲覧。
  30. ^ 秩父妙見寺”. 曹洞宗 廣見寺. 2020年4月26日閲覧。
  31. ^ おとりさま 酉の市”. 酉の寺 長國寺. 2020年4月26日閲覧。
  32. ^ 寺院紹介”. 日蓮宗 妙見山 廣龍寺 公式ウェブサイト. 2020年4月26日閲覧。
  33. ^ 愛知県春日井市 「内々神社」と「内々神社庭園」、さらに隣接する「内津妙見寺」における「神仏習合」についての考察”. 京都芸術大学. 2024年4月20日閲覧。
  34. ^ 九戸神社”. 九戸村 公式ホームページ. 2020年4月26日閲覧。
  35. ^ 星宮神社”. 龍ケ崎市 公式ホームページ. 2020年4月26日閲覧。
  36. ^ 御祭神”. 千葉神社. 2020年7月19日閲覧。
  37. ^ 『千葉県の地名』平凡社地方資料センター 編、平凡社、1996年、667頁。
  38. ^ 村上春樹『平将門伝説』汲古書院、2001年、290頁。
  39. ^ 御祭神・御由緒”. 人見神社. 2020年4月26日閲覧。
  40. ^ 横田神社”. 神社のひろば. 2020年4月26日閲覧。


「妙見菩薩」の続きの解説一覧

尊星王(そんせいおう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 06:59 UTC 版)

聖伝-RG VEDA-」の記事における「尊星王(そんせいおう)」の解説

先代星見であり先帝の姉。

※この「尊星王(そんせいおう)」の解説は、「聖伝-RG VEDA-」の解説の一部です。
「尊星王(そんせいおう)」を含む「聖伝-RG VEDA-」の記事については、「聖伝-RG VEDA-」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「尊星王」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「尊星王」の関連用語

尊星王のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



尊星王のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの妙見菩薩 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの聖伝-RG VEDA- (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS