慈遍とは? わかりやすく解説

じへん 【慈遍】

南北朝時代天台宗僧。吉田兼好の兄とも弟ともいう。後醍醐天皇召され神仏二教説いた大僧正。著『山王審鎮要記』他。(生没年不詳)→ 兼好

慈遍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/12 08:52 UTC 版)

慈遍(じへん、生没年不詳)は、鎌倉時代末から南北朝時代にかけての天台宗の学僧であり、神道家であった。卜部兼顕の子で、「徒然草」の著者卜部兼好とは兄弟であるという。俗名は、兼清(かねきよ)と称した。卜部氏の系図などには後世の付加が多く、経歴については不明な部分が多い。

略歴

幼いときに出家して公尋の弟子となり、後に後醍醐天皇の信任の厚かった天台座主慈厳僧正に仕え、法印に任じられた。一方で、伊勢神道を受容。南朝側につき、天皇を神意に基づく神国日本の永遠の君主とする立場をとった。

著書には「旧事本紀玄義」「豊葦原神風和記」「天地神祇審鎮要記」などがある。




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