柏ねぶた
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1994年より、千葉県柏市で毎年7月に開催される柏まつりで「柏ねぶた」が行われており、柏ねぶた専用のねぶた制作にも携わっている。なお、柏市は旧青森県柏村(現:つがる市)と姉妹都市関係にあるため、柏まつりにおいてねぶたが行われている。 1994年1.「平将門」(出陣年度:1994・1997~2000年) 1997年2.「妙見尊星王」(出陣年度:1997~2002年) 1998年3.「不動明王」(出陣年度:1998~2001年) 2001年4.「討入り」(出陣年度:2001~2007年) 2002年5.「勧進帳」(出陣年度:2002~2012年) 2003年6.「富士の誉」(出陣年度:2003~2014年)※2013年に全面修復 2008年7.「津軽為信」(出陣年度:2008~2014年)※2013年に全面修復 2013年8.「降魔調伏 安倍晴明」(出陣年度:2013年~) 2015年9.「天慶の新皇 平将門」(出陣年度:2015年~) 2017年10.「香取の神・経津主命 鹿島の神・武甕雷命」(出陣年度:2017年~) 2019年11.「千葉介常胤・源頼朝 富士川の勝鬨」(出陣年度:2019年~)
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柏ねぶた
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1994年から2019年に、西口イベントとして開催されていた。例年ならば両日の17:30~19:00(東日本大震災前は18:00~20:00)頃が運行時間。夕立や台風等、荒天の場合は中止となる。 元々、柏市と旧青森県柏村(平成の大合併により、現在はつがる市)との交流があり、柏市でのねぶたが実現した。第1回目の出陣は本場青森から運行、囃子、跳人を呼び、見世物として開催し、単年で終わる予定であった。このときのねぶたのテーマは「平将門」であった。 しかし、地元市民の開催を望む声が高まっていた。前述の1995年の規模縮小開催を経て、西口の地元商店会が中心となり1997年から地元市民が運行する形で再スタートし、市民参加型のイベントとして定着した。近年は関東地方でも渋谷センター街、桜新町、靖国神社など、イベントの1つとしてねぶたの運行を行う祭りが増えてきているが、2000年以前から行われている青森県外での青森型のねぶたは、柏ねぶた以外では湘南ねぶた(1997年開始、神奈川県藤沢市)、まつりつくば(つくば大パレードとして1998年開始、茨城県つくば市)くらいである。 特徴としては、西口のペデストリアンデッキや、あさひ通り商店街等の狭い道路を通過するため、高さや幅を柏専用で製作している。本場青森ねぶたより小さい(W=6m、D=4m、H=3m)サイズのねぶたが3基運行するが、規制線がないため目の前を通過する迫力は本場に引けを取らない。製作者は本場青森ねぶた祭のねぶた師で存命するねぶた名人の1人、五代目ねぶた名人の千葉作龍氏である。2012年までは「平将門」、「妙見尊星王」、「不動明王」、「討入り」、「勧進帳」、「富士の誉」、「津軽為信」が製作された。2013年には5年ぶりに「勧進帳」に代わる新作「安倍晴明」が作られ、「富士の誉」「津軽為信」もリニューアルされた。それ以降は2年に1度新作が制作されている。廃止された2019年現在で運行されていたのは、以下の3基である。 「天慶の新皇 『平将門』」(2015年新作、「富士の誉」との入れ替え) - 柏ねぶた20回目の節目として、第1回で題材にした「平将門」が再度制作 「香取の神経津主命・鹿島の神武甕雷命」(2017年新作、「津軽為信」との入れ替え) - 柏まつり40回目の節目として登場 「千葉介常胤・源頼朝 富士川の勝鬨」(2019年新作、「降魔調伏 安倍晴明」との入れ替え) この他、子供ねぶたも別に1基製作され参加している。テーマは、その年人気のキャラクター(過去にはケロロ軍曹、おでんくんなど)や、その年の時事を反映した(過去には愛・地球博開催年でのモリゾー・キッコロ、東京スカイツリー開業年でのソラカラちゃんなど)ねぶたであり、このねぶたの製作者は地元のフリースクールである「ゆうび小さな学園」の生徒たちである。学園自体が豊四季の凸版印刷柏工場の近くにあるため、毎年初日(土曜日)の開始前に学園から柏駅西口まで数時間かけて実際に運行しながら移動する。 運行ルートは、南口商店街→西口ステージ→あさひ通り→西口ステージ→西口本通り→西口ステージとなり、最後はT館高島屋方向に帰っていく。なお、ねぶたが西口ステージを離れている時間帯、西口ステージでは「ねぶたの代表的なお囃子の披露」などが行われ、ステージ上の跳人だけでなくステージ前広場の観客なども参加し、会場全体が「ラッセラー」の掛け声のもと、見よう見まねで演者と観客一体となって盛り上がりを見せる。 柏商工会議所婦人会等の団体、二松学舎の有志団体、市の広報(広報かしわ)募集で参加した一般跳人など、在京の青森県人以外にも正装した跳人は年々増えている。 2014年に、第2回(1997年)運行から参加していた柏ねぶた囃子会は解散し、代わって2015年から柏ねぶた運行委員会が運営する柏佞武多会が運行・囃子・跳人の地元育成を目指して設立された。2015年からは囃子方として、柏佞武多会と共に、前述のオープニングパレードや日曜の西口最初を飾るコンサートを行っている、市立柏高校吹奏楽部も参加するようになった。更にこの2015年からは、柏ねぶたを同じ千葉県の佐倉市で毎年8月に行われる「臼井ふるさとにぎわい祭」で行われるようになった。
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