桜新町とは? わかりやすく解説

桜新町

読み方:サクラシンマチ(sakurashinmachi)

所在 山形県鶴岡市


桜新町

読み方:サクラシンマチ(sakurashinmachi)

所在 東京都世田谷区


桜新町

読み方:サクラシンマチ(sakurashinmachi)

所在 長野県長野市


桜新町

読み方:サクラシンマチ(sakurashinmachi)

所在 三重県四日市市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

桜新町

読み方:サクラシンマチ(sakurashinmachi)

所在 東京都(東京急行電鉄田園都市線)

駅名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒997-0861  山形県鶴岡市桜新町
〒154-0015  東京都世田谷区桜新町
〒381-0013  長野県長野市桜新町
〒512-1215  三重県四日市市桜新町

桜新町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/02 00:11 UTC 版)

日本 > 東京都 > 世田谷区 > 玉川地域 > 桜新町
桜新町
町丁
北緯35度37分49秒 東経139度38分36秒 / 北緯35.630306度 東経139.643242度 / 35.630306; 139.643242
日本
都道府県  東京
特別区 世田谷区
地域 玉川地域
人口情報2025年(令和7年)1月1日現在[1]
 人口 7,738 人
 世帯数 4,172 世帯
面積[1]
  0.398 km²
人口密度 19442.21 人/km²
設置日 1968年(昭和43年)
郵便番号 154-0015[2]
市外局番 03(東京MA[3]
ナンバープレート 世田谷
ウィキポータル 日本の町・字
ウィキポータル 東京都
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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桜新町(さくらしんまち)は、東京都世田谷区町名。現行行政地名は桜新町一丁目および桜新町二丁目。住居表示実施済区域。玉川地域に属する。

地理

当地域内を走る東急田園都市線桜新町駅の南側が桜新町一丁目、北側が桜新町二丁目に分かれる。広義には主に桜新町駅を中心に広がる市街地を指す場合が多い。駅前には古くからの商店街を始め、ファーストフード店やスーパーマーケットが軒を連ね、ここから弦巻深沢新町などの住宅地が四方に広がる。世田谷区深沢用賀弦巻新町と隣接する。

マンション建設ブームに伴い、平成期に入って以降、急激に人口が増加している地域の一つであるが、古くは桜新町一丁目にが、桜新町二丁目に町工場が多く、現在も駅前世田谷目黒農業協同組合などにその名残が感じられる。桜新町2丁目には、世田谷区では珍しくなった準工業地域が今も存在する。

深沢七丁目・深沢八丁目の桜は、桜のトンネルのようになっている。1933年(昭和8年)刊行の『玉川電車名所図会』に、桜新町電停の南側に「櫻トンネル」の記載が確認できる。

地価

住宅地の地価は、2025年令和7年)1月1日時点での公示地価によれば、桜新町2-14-8の地点で104万円/m2となっている。ちなみに、2019年(令和2年)1月1日時点での同地点での地価は86万4000円/m22022年(令和4年)1月1日時点では88万4000円m2であり、年々上昇傾向にあるといえる[4]

歴史

新町の地名は、この一帯は万治年間(1658 - 1660年)に開拓された純農村地帯であり、武蔵国荏原郡世田ヶ谷村彦根藩領)より独立分村し、世田ヶ谷新町村命名されたことに由来する。

新町は、1912年明治45年)から1913年大正2年)にかけて、東京信託株式会社(現:日本不動産)により、「都心軽井沢」と銘打たれ、関東初の高級別荘用地である[5]新町分譲地」が造成された[5]。この時、現在の桜新町一丁目・深沢七丁目・深沢八丁目に当たる開発地通りソメイヨシノ並木植樹された。

桜新町の名称は、1932年昭和7年)の東急玉川線駅名に最初に確認できる。なお、近くの東京府立桜町高女学校(元:東京府立十一高女学校、現:東京都立桜町高等学校)は、1941年(昭和16年)から桜町の名称を使用している。

1968年(昭和43年)の住居表示実施の際、現在の桜新町の町域新町から分離し、旧町名「新町」に「桜」を冠して桜新町とした。

サザエさんの街

桜新町駅前に設置されているサザエさん一家の銅像

昭和期、当地域に漫画サザエさん』の原作者・長谷川町子居住していた。国道246号に程近いセブン-イレブンは、以前は「三河屋」という酒屋で、漫画に登場する「三河屋さん」のモデルであった。また、桜新町一丁目の長谷川町子美術館では、『サザエさん』の原画が常設展示されているほか、長谷川姉妹所蔵の美術収蔵品展示が行われている。桜新町駅と当美術館を結ぶ商店街通りが「サザエさん通り」と名づけられ、公共スペースのあちこちにサザエさんのイラストがあしらわれるなど、「サザエさんの町」として親しまれている。サザエさん通りを南に15分ほど行くと日本体育大学が左手に見える。桜新町駅は日体大世田谷キャンパス(本部)の最寄駅で日体大生の下宿も多く桜新町商店街が日体大の箱根駅伝出場を祝う垂れ幕など12月(過去にはアテネオリンピック金メダル北島康介選手「日体大卒」など)には掲げられている。1981年(昭和56年)には桜新町商店街と大学との協力で地域活性化ソフトボール大会の親睦試合も開催された。

集団就職ブーム発祥の地

1952年(昭和27年)頃[5][6]、働き手不足に悩んでいた桜新町の商店では、商店会の発案で、新潟県千葉県から中学校卒業したばかりの若者たちを受け入れた[5][7]。これがその後の集団就職ブームの先駆けとなった[7][8]

年表

行政区分の変遷

祭事・恒例イベント

開花時に「さくらまつり」が開催され、同町在住の歌手・水前寺清子が歌い、近隣の日本体育大学のエッサッサが毎年恒例で行われる。駅前通りの「ヤエザクラの並木」は当地域のシンボルとなっている。

  • うめぇ〜!まつり - 2月、桜新町商店街主催。
  • さくらまつり - 4月、桜新町商店街主催。
  • サザエさんまつり - 7月、桜新町商店街主催。
  • 桜新町ねぶた祭り - 9月、桜新町商店街主催。

世帯数と人口

2025年(令和7年)1月1日現在(世田谷区発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
桜新町一丁目 1,983世帯 3,732人
桜新町二丁目 2,189世帯 4,006人
4,172世帯 7,738人

人口の変遷

国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[9]
6,149
2000年(平成12年)[10]
6,361
2005年(平成17年)[11]
6,353
2010年(平成22年)[12]
6,398
2015年(平成27年)[13]
6,907
2020年(令和2年)[14]
7,777

世帯数の変遷

国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[9]
2,941
2000年(平成12年)[10]
3,193
2005年(平成17年)[11]
3,341
2010年(平成22年)[12]
3,362
2015年(平成27年)[13]
3,657
2020年(令和2年)[14]
4,063

学区

区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2024年8月現在)[15]

丁目 番地 小学校 中学校
桜新町一丁目 全域 世田谷区立桜町小学校 世田谷区立深沢中学校
桜新町二丁目 6~12番
15~31番
1〜5番
13〜14番
世田谷区立松丘小学校 世田谷区立弦巻中学校

交通

鉄道

バス

東急バスの路線が、町域内を通るほか南側を通る玉川通り沿いを通る路線も利用できる。太字は町域にある停留所。

道路

玉電(東急玉川線)が通った通り(新町二丁目交差点以西が東京都道427号瀬田貫井線)が一丁目と二丁目境の東西を貫き、南側には国道246号(玉川通り)と首都高速道路3号渋谷線(近隣の出入口は用賀出入口。東名高速道路東京インターチェンジを併設)が通る。南北方向では、一丁目の長谷川町子美術館へ行く「サザエさん通り」が中央部を南北に通り、二丁目の東側は新町二丁目交差点から北上する都道427号が弦巻方向へ抜けている。西側は馬事公苑通りが世田谷通り(都道3号)方面へ抜けている。

事業所

2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[16]

丁目 事業所数 従業員数
桜新町一丁目 225事業所 4,227人
桜新町二丁目 211事業所 3,226人
436事業所 7,453人

事業者数の変遷

経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[17]
439
2021年(令和3年)[16]
436

従業員数の変遷

経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[17]
6,954
2021年(令和3年)[16]
7,453

主な企業

施設

関連項目

脚注

  1. ^ a b c 令和7年(2025)世田谷区の人口と世帯数(町丁目別)” (CSV). 世田谷区 (2025年1月1日). 2025年3月9日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ 桜新町の郵便番号”. 日本郵便. 2025年3月9日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  4. ^ 国土交通省 不動産情報ライブラリ”. 国土交通省. 2025年3月19日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y ずっ〜と元気!! 桜新町(桜新町商店街50周年記念誌)
  6. ^ 日付は就職者の受け入れ準備が始まった時期であり、それに先立つ求人募集は、時期不明ながらそれより少し前である。
  7. ^ a b “【家族 第6部 「金の卵」が見た夢(1)】寿司一筋60年「街に育てられた」 故郷思い涙した夜(3/3ページ)”. 産経ニュース (産経新聞社). (2016年1月1日). https://www.sankei.com/article/20160101-LHDN2E4N7JNWNK5GVCEJ673GQY/3/ 2019年3月16日閲覧。 
  8. ^ 空から日本を見てみよう #070 立入禁止区域からみる上野・アメ横 発展の歴史”. TVでた蔵. ワイヤーアクション. 2019年3月16日閲覧。
  9. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  10. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  13. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  14. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  15. ^ 通学区域”. 世田谷区 (2024年8月30日). 2025年3月15日閲覧。
  16. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  17. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  18. ^ 大橋義輝『サザエさんのないしょ話』P94

外部リンク


桜新町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 21:18 UTC 版)

朝陽」の記事における「桜新町」の解説

桜新町(さくらしんまち)は、朝陽地域中西部地区詳細は「尾張部 (長野市)#桜新町」を参照

※この「桜新町」の解説は、「朝陽」の解説の一部です。
「桜新町」を含む「朝陽」の記事については、「朝陽」の概要を参照ください。

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