桜新町の住人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:07 UTC 版)
「夜桜四重奏 〜ヨザクラカルテット〜」の記事における「桜新町の住人」の解説
観月 獅堂(みづき しどう) 声 - 加瀬康之 / 村中知(少年時代) 警察官であり、館林姉妹の保護者。妖怪。狼男。 4月21日生まれ。28歳。独身。好きなものは肉類。酒豪。趣味はガーデニング。 顎髭をたくわえている。館林姉妹のお守りをしているが、少々気が弱く2人が騒ぎ出したら手に負えなくなってしまう。一見大人しいが、篠塚が桃華達に手を出そうとしたときには彼を片手で押さえ、「この子たちに何かあったら僕は自制できる自信がない」と述べており、強力な力の持ち主である(篠塚と円神曰く「この町で一番強い」)。元は力の制御に悩んでいたが、力を徹底的に強める事で、逆に「傷つける力」を押さえ込んだ。 桜新町には当てもなく流れていたところでたまたま通りかかったところを、館林姉妹の両親に声をかけられ、街に住むことになる。その後館林夫妻に憧れ、警察官になるが、成り立ての時期にある事件が起き、それで彼らを目の前で死なせてしまい、それについて責任を感じ、まだ産まれたばかりだった館林姉妹を引き取った。 館林 水奈(たてばやし みな) 声 - 高垣彩陽 桜新町に住む妖怪の女の子。 11月11日生まれ。5歳。趣味は日本酒の飲み比べ。好物も日本酒。 常に眉が上がっており、怒り顔。髪の色は青。アホ毛があり常に髪を一つに結っており、白と青色のパーカーの服を着ている。関西弁を使い、勝気で言いたいことはストレートに言う。怒ると言動や態度は荒っぽくなる短気な一面も。酒好きなど、意外とオッサンぽいところもある。頭を使うことが苦手なようである。吸血鬼と人魚のハーフ。そのため血液や水を飲むが、それだけではつまらないと日本酒を好んで飲む。双子でも水奈の方は人魚の血の割合が多いため、水に浸かると成長する。 館林 火奈(たてばやし かな) 声 - いのくちゆか 桜新町に住む妖怪の女の子。 11月11日生まれ。5歳。趣味は水奈と町内徘徊。好物はトマト。 常に眉が下がっており、困り顔。髪の色は赤。アホ毛があり、赤色のパーカーの服を着ていて、フードを被っていることが多い。水奈のように関西弁は使わず、気弱で大人しく、口数が少ない。水奈とは性格が反対で、怒ることは無く、オッサンぽいところも無い。また、頭は冴える方である。水奈と同じく、吸血鬼と人魚のハーフ。そのため血液や水を飲む。双子でも火奈の方は吸血鬼の血の割合が多いため、血を飲むと成長する(ちなみに輸血用の血では成長しない)。 ジュンタ 声 - 日比愛子 名字不明。人間。サッカーが好きな明るい男の子。町内のカラオケ大会でことはと決勝で対峙するほどの歌唱力の持ち主。好きな物はカレーライス。 四谷甚六(よつや じんろく) 声 - 中博史 天﨑陶芸店主。人間。口は悪いが、ヒメや小姫を気遣う一面もあり、根はいい人。ヒメの祖母から竜脈を託されていた。自衛のため、と称し半妖化したトカゲを一気に何体も吹っ飛ばすほどの威力を持つロボットアームと自爆装置を自作し、店に取り付けていた。昔足を痛めたらしく、ヒメメモにその後の様子が記されていた。 比泉生活相談事務所が旗揚げされた時、槇春から参加を打診されていたが、どこかの工房に弟子入りしたい、という理由で断った(本当はやりたかった)。龍脈や良い土の場所(龍脈と同じかは不明)を見極めることができる力があり、槇春らを度々サポートしていた。現在も龍脈や土を見極める力は衰えていないようで自らが手がける畑の作物や祭りで必要な竹を取るときなどで「良い土」を見極めている。また当初はヒメの町長としての在り方に不満をぶつけていたりと気難しいイメージが強かったが、森野・小姫の町長編でヒメに自分の家を妖怪から守ってもらった頃(アニメ「夜桜四重奏 〜ハナノウタ〜」では恭助もヒメと一緒に家を守っていた。)から態度が緩和し話が進むにつれヒメや秋名たちと触れ合うことで若い世代を見ることに楽しみを覚えており、好好爺となっている。若い頃からの友人である元老院の総代、伊予薄墨とは今でも会えば会話を交わしたりと親交がある。 四谷キク(よつや キク) 声 - くじら 甚六の奥さん。人間。ヒメたちの事を子供の頃からかわいがっていた。学生時代から甚六と共に行動しており、甚六に惚れていた。 森野・小姫の町長編では桜新町に来訪した小姫を歓迎し自宅を壊され吹き飛ばされたヒメをキャッチ、さらには比泉相談事務所に訪れた際に、ことはに自らの恋の経験を語るなど秋名やヒメたちの世代の良き理解者となっている。 恋については本人曰く相手に「ピーンと来る」とのこと。 おやっさん 声 - 辻親八(テレビアニメ第1作) / 山口太郎(OADホシノウミ以降) 宝々蘭店主。本名不明。人間。身長197センチメートル。 年齢は50代で雄飛や甚六からは「ヨシ坊」と呼ばれている。熊のようなゴツい顔つきだが、内面は優しく繊細。鈴は勿論、後に半妖騒ぎで鈴を狙ったざくろのことも実の娘のように思っており、鈴の傷が人間によるものだと知った時は酷く落ち込んでいた。 昔は写真で見たアオや桃華が今の姿とのギャップの差に驚くほどのさわやかな好青年だった。 おかみさん 声 - 進藤尚美 本名不明。妖怪。九尾の狐。身長167センチメートル。 若いころは宝々蘭の看板娘だった。かつて暴走して桜新町に現れた際、槇春に祓ってもらい、その後宝々蘭に住み込みで働くようになる。夫同様鈴とざくろのことをとても大切にしている。おっとりとしているが、有無を言わさない迫力があり、怒った際は包丁でチャーシューと厚いまな板を調理台ごと両断した。後に宝々蘭に住むことになるざくろも半妖騒ぎで少なからず鈴などの扱いで思うところがあったものの事件解決後はそれを意に介さずしっかりとざくろを娘として扱っている。 天野 緑子(あまの みどりこ) 声 - 西明日香 ヒメ・桃華の同級生。妖怪。天野酒店の一人娘。幽霊(りら)を目撃し、網で捕まえようとするが、逆に捕まえられ首を絞められかけた。学校では新体操部に所属している。いつも沢木、瑞樹と一緒にいることが多い。小さい頃に貴船に慰められてから一途に想いを寄せている。 テレビアニメ第2作では第11話にて原作同様に幽霊(りら)を目撃し網で捕まえようとするが、逆に捕まえられてしまう。この後の展開は原作と違い触手で制服を半脱ぎ状態にされた末にブラやショーツの中までまさぐられかけた後に救出される展開となっており首を絞められるという描写は無い。救出された際も特に問題なかったらしく笑顔で皆と接している。元老院が外界との接触を極力断つ警戒態勢が始まり、元より女子高校の教師(教頭)を兼ねていた貴船に接触するために外出できる最後の日に椎名に化ける。直ぐに本物の椎名に正体を明かされるが貴船への思いを再度伝え、貴船に一度は諭されるものの椎名の貴船への喝と緑子自身の思いにより貴船もこれを受け、神無月(10月)の後の11月に会うと約束をする。 沢木(さわき) 声 - 葉山いくみ ヒメ・桃華の同級生。おそらく妖怪。六本目の七郷の元にある神社の娘。大きな竹を一人で軽々と持てるほどの怪力の持ち主。新聞配達のバイトをしている。いつも天野、瑞樹と一緒にいることが多い。 瑞樹(みずき) 声 - タカオユキ ことはの同級生。いつも天野、沢木と一緒にいることが多い。
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