柊館(シュテッヒパルム・シュロス)炎上事件
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「銀河英雄伝説の戦役」の記事における「柊館(シュテッヒパルム・シュロス)炎上事件」の解説
宇宙暦801年/新帝国暦3年5月14日。フェザーンで発生したテロ事件。 11時15分、憲兵本部に「地球教のテロ」を予告する匿名の電話があり、その15分後にローフテン地区の油脂貯蔵庫で爆発が発生、さらに市外との通信システムの一部が破壊されるなど各所で連続して異変が生じたため、憲兵隊と首都防衛部隊は戦力を分散させて対処した。これがテロを起こした犯人の目的だった事が後に判明したが、この日、ケスラーが視察のため帝国中心地区を離れていたため、当初この目論見に気が付くものはいなかった。15時になってようやくケスラーが事情を知り、目的がヒルダとそのお腹の子供である事を察知して兵力をヒルダ達のいる柊館(柊宮)に向かわせたが、既に暗殺犯たちは柊館に入っていた。 この日、アンネローゼが柊館を訪ねてきており、暗殺犯たちが次々に二人を狙ってきた。ケスラー達は館の外までたどり着いていたが、館に火事が発生しており、探査システムが役に立たないため動きがとれなかった。だが、その時外出先から戻ってきた近侍のマリーカ・フォン・フォイエルバッハがヒルダ達の所在をケスラーに教え、ケスラーは単身乗り込んで暗殺犯を射殺し、ヒルダとアンネローゼを救い出した。だがその時、ヒルダに陣痛が発生しており、アンネローゼやマリーカに付き添われて病院に搬送された。19時40分、柊館が焼け落ち、事件は一応終息した。一方、22時50分、ヒルダが(後にアレクサンデル・ジークフリード・フォン・ローエングラムと名づけられる)男児を産んだ。 なお、この事件を通じて知り合ったケスラーとマリーカは、ヒルダが取り持つ形で交際を始め、2年後に結婚している。
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