ラインハルトとその縁者
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「銀河英雄伝説の登場人物・銀河帝国」の記事における「ラインハルトとその縁者」の解説
ラインハルト・フォン・ローエングラム / ラインハルト・フォン・ミューゼル 本作の主人公の一人。帝国軍将校。後に新銀河帝国初代皇帝。旧姓ミューゼル。 詳細は「ラインハルト・フォン・ローエングラム」を参照 ジークフリード・キルヒアイス ラインハルトの幼馴染で親友であり公私の側近。 詳細は「ジークフリード・キルヒアイス」を参照 ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ ラインハルトの首席秘書官。後に妻(皇妃)。通称ヒルダ。 詳細は「ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ」を参照 アンネローゼ・フォン・グリューネワルト ラインハルトの姉。皇帝フリードリヒ4世の公妾で、通称:グリューネワルト伯爵夫人。旧姓ミューゼル。 詳細は「アンネローゼ・フォン・グリューネワルト」を参照 アレクサンデル・ジークフリード・フォン・ローエングラム (Alexander Siegfried von Lohengramm) ラインハルトとヒルダの間に生まれた息子。後の新銀河帝国第2代皇帝。 柊館炎上事件の騒動の最中、新帝国暦3年5月14日に生まれる。名付け親はラインハルトで、ミドルネームは親友キルヒアイスのファーストネームにちなむ。後に「アレク大公(プリンツ・アレク)」と呼ばれるようになったという。 セバスティアン・フォン・ミューゼル (Sebastian von Müsel) 声 - 矢田耕司(旧) / 星野充昭(黄) / 北田理道(D) ラインハルトとアンネローゼの実父。帝国騎士(ライヒスリッター)。故人。 身分は帝国騎士だが、貴族とは名ばかりの極貧。事業に失敗し、妻のクラリベルと死別してから事実上子どもたちの養育を放棄して酒に溺れる日々を続け、15歳になったアンネローゼが後宮に入ることが決まると大金と引き換えに嬉々として娘を手放した、とラインハルトから見なされている。そのため、皇帝並にラインハルトから嫌悪されており、彼がミューゼルの名をあっさり捨て、皇帝から下賜されたローエングラムの家名を継いだのも、憎い男の家名をさっさと捨てたかったというほどであった。結局、下賜された支度金や年金も酒に変えて飲み続けた挙げ句に肝硬変を患い、帝国暦484年に亡くなる。墓地や棺はアンネローゼが用意し、14年前に亡くなっていた妻クラリベルの隣に埋葬される。実娘が皇帝の寵妃となったにも関わらず、地位が爵位のない帝国騎士のままだったことについて「男爵位を自ら希望したが拒絶された」と「自ら授与を固辞した」という2つの噂が存在し、娘を嬉々として売ったと思っているラインハルトは前者を信じていた。 道原版や劇場版における外伝『黄金の翼』では、妻の死が門閥貴族が起こした自動車事故によるもので、謝罪はおろか事故自体がもみ消されたことから社会に絶望し酒に逃避した経緯が描かれている。藤崎版でも同様の描写がある。 クラリベル・フォン・ミューゼル (Klaribel von Müsel) 声 - 安永沙都子(黄) ラインハルトとアンネローゼの実母。故人。 本編中には特に言及はなく、名前も不明。短編「朝の夢、夜の歌」にて名前が登場し、その14年前に亡くなっていたことが明かされる(帝国暦470年頃に死亡)。 道原版『黄金の翼』にて死の状況が描写されており、外出していたミューゼル一家に門閥貴族の運転する車が突っ込み、家族の前で轢かれ亡くなる。劇場版『黄金の翼』も同様に雪の日の自動車事故による死となっているが、子供たちを助けるために身代わりとなる形となっている。
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