妙見宮 (曖昧さ回避)
妙見堂
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「妙覚寺 (江戸川区)」の記事における「妙見堂」の解説
妙見堂は北斗七星を神格化した妙見菩薩を祀った堂で、妙見菩薩は尊星王、妙見尊星王、北辰菩薩とも称され、国土を守って災難を除き、寿命を延ばす福徳があるとされる。妙見信仰は日本では平安時代以来、京都幾内に多かったが、中世では武家の守護神として千葉氏、大内氏、名和氏、相馬氏ら地方豪族に帰依された。また中国で昊天上帝と馬歩神が冬至に祭られたことから日本では守護神、軍神の他に馬の神としても尊崇された。 江戸後期に幕府が編集した地誌「新編武蔵風土記稿」によれば、貞治元年(1362年)に旧江戸川の妙見島(江戸川区東葛西3丁目)にあった妙見堂に千葉氏尊崇の妙見菩薩像を祀り、その後、小松川を経て一之江の妙覚寺に妙見像を移したとされるが、現存はしていない。現在の妙見堂は昭和期、妙覚寺34世・日真の代に建立、妙覚寺では年中行事として12月22日の冬至の日に「妙見さまの星まつり」を行っている。 妙見菩薩は北辰菩薩とも称するが、北辰の名は幕末の剣豪・千葉周作が創始した剣術の流派「北辰一刀流」にもみられる。北辰一刀流は坂本龍馬が学んだことでも知られる。
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