メッセージに登場するサイコ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 02:46 UTC 版)
「デッドライジング2」の記事における「メッセージに登場するサイコ」の解説
サイドミッションとして登場するが、倒さなくてもストーリーを進められるサイコ達。 テッド&スノーフレイク テッド・スミス(Ted Smith) 本名テオドール。ユカタンカジノで行われているタイガーショーのベンガルトラの飼育係。30歳。 離れていると自動式拳銃を使用し、接近時には頭突きや前蹴りで攻めてくるが、攻撃力が低い上に動きも遅く、体力もかなり低い。『オフ・ザ・レコード』ではスノーフレイクの体力ゲージの表記がサイコ特有のものになっている反面、テッド自身のそれはサバイバーと同じになっている。 普段から周りの人間達に馬鹿にされてきたことから極度の人間不信に陥っており、自分を馬鹿にする人間を嫌うが、唯一の友達であるトラのスノーフレイクに新鮮な肉を与え続けるために生存者を襲うようになる(ゾンビは臭くてお腹を壊すという理由で対象外である)。その後はカジノ内に入ってきた主人公を襲ってスノーフレイクの餌にしようとしたところを一時は主人公の説得に応じかけたが、直後に主人公の何気ない「バカな事はやめて」という一言の「バカ」に過剰反応して逆上し、スノーフレイクと共に襲い掛かる。主人公に敗れると最期までスノーフレイクの空腹を心配しつつ、自らを餌にしてもらうことを望みながら息絶えた。スノーフレイク(Snowflake the Tiger) ユカタンカジノのショーに出演していたベンガルトラ。3歳。『オフ・ザ・レコード』では体力バーがサイコ特有のものになっているが、倒してもPPは貰えない。唯一の人間以外のボスである。 当初はテッドと共に襲いかかるが、テッドを倒した後にステーキ肉をいくつか(ライフが満タンになるまで+1枚。戦闘において一切ダメージを与えなかった場合は3枚)与えることで懐き、前作に登場したポール・カーソンやクレタス・サムソン、イザベラ・キーズと同様にサバイバーとしてエスコート可能になる(通常の生存者と違い、エリア移動で置き去りにならないという特性を持つ)。『2』ではケイティーへのギフトにもなる。 アントワヌ・トーマス(Antoine Thomas) 「フランス料理の帝王」を自称する料理人。40歳。 料理人としての腕前に絶対的な自信を持っているために雑誌の取材を待ち望んでいたが、アウトブレイクの発生によりチャンスを失ったことで理性を失くしてしまう。その後、フードコートにある自分の店で生存者の女性であるCindaを厨房へ引きずり込んで監禁し、また理性を失ってもなお雑誌の取材を待ち続けているために店を訪れた主人公をグルメライターと勘違いして陽気に歓迎した。すぐにグルメライターではないことに気付くが、料理を食べてもらうなら誰でも良かったらしく、想像を絶する食材(本人曰く「チキンに似た味」とのことである)を用いた「最高の食事」を振る舞うも主人公がそれを渋ったことで逆上し、自分の料理を無理やり食べさせようと襲い掛かる。 フライパンをメインの武器にしており、フライパンで銃撃による攻撃を防いでしまう他、距離が離れるとフライパンや包丁、皿を投げつけて攻撃し、攻撃を受けて倒れたチャックの口にリンゴを無理やり押し込んでくる。また、体力が減ると店内の至る所に配置されている料理を食べて回復する。 主人公に敗れると直後に誤ってフライ料理製造器に左腕を除いた上半身を突っ込んで自分自身が料理になるという悲惨な最期を遂げた。 『オフ・ザ・レコード』では肩書きが「イタリア料理の帝王」、名前がアントワヌから「アントワン」に変更されている。PP取得ポイントは食事で体力を回復している瞬間。 ランディー・タグマン(Randy Tugman) 本名ランドール。アウトブレイクの混乱に乗じて秘めていた性癖を露わにした変態。28歳。 シルバーストリップにある「Swept Away」のオーナー神父に厳しく育てられてきた反動で変質者としての素質が覚醒してしまう。と思われていたが、英語で神父のことを指す"Father "の誤訳であり、実際は親子関係にないことが分かった。ピンク色の巨大チェーンソーで武装し、生存者の女性であるDanniを捕まえて神父のEmanuelを拘束して無理やり結婚式を開こうとしていたが、そこへやってきた主人公に神父が助けを求めたために振り返った際に持っているチェーンソーに当たって神父は死亡し、更には結婚式を台無しにされたことで怒りを露にして襲い掛かる。 肥満体の巨体でありながらも動きが早く、チェーンソーを振りかざして執拗に突進し続ける。反面、その巨体故に手すりなどを飛び越える事はできず、持久力もないためしばらく走ると息切れを起こす。 主人公に敗れると捕らえていた女性とは別の花嫁候補(ゾンビ化している)に襲われて喰い殺される(その際にクラッカーが鳴り、またその姿はチャックに「誓いの口付け」と比喩された(『オフ・ザ・レコード』のフランクの場合は「誓いのひと噛みを」になっている)。PP取得ポイントはチェーンソーを腰に当てグラインドさせている瞬間。 倒した後、彼が持っていたチェーンソーが武器として使える様になる(耐久力や攻撃範囲が通常のチェーンソーより高性能)。 レオン・ベル(Leon Bell) 『テラー・イズ・リアリティー』におけるチャックのライバル選手。28歳。かつてはモトクロスのチャンピオンだったチャックに憧れていたが、現在のチャックには幻滅しており、オープニング時のTiRイベント開始前のムービーにも登場した際はチャックがゾンビによって妻を失ったことを嘲笑っていた。 自分こそがナンバーワンだと証明するためにプラチナストリップのアリーナ前でチャックに勝負を挑むが、その際にチャックをその気にさせるために助けを求めていた生存者のCarlosを「ゾンビの2倍」のポイントが入る的と見立てて殺害し、直後にチャックに襲い掛かる。 チェーンソーを付けた『スライシクルズ』用のバイクに乗っており、高速でチャック目掛けて突っ込んでくる。遠距離攻撃は持たず、突進する場所によっては地形にハマって動けなくなることもある。 チャックに敗れると重傷を負った後も自分の負けを認められず、自身のトレーラーに一時退避した後でガソリンが漏れた状態のバイクに再び乗り込み、尚もチャックと戦おうとするが、その際にバイクに付けたチェーンソーの刃先がガソリンの漏れた地面に当たってそこから出た火花により発火した炎でバイクごと火達磨となってしまい、その状態になりながらも死に逝く瞬間までチャックを嘲笑って自分こそがナンバーワンであると狂ったように豪語し続けながら焼死した。 『オフ・ザ・レコード』では代理としてチャックがサイコパスとして登場するため、レオン自身は登場しない(登場人物のチャック・グリーンを参照)。 ブレント・アーネスト(Brent Ernst)/スラッピー(Slappy) フォーチュン・シティのマスコットキャラクター「スラッピー」のスーツアクターのバイト。18歳。精神が「スラッピー」になりきってしまっており、「スージー」の亡骸を近くに置いている。 おもちゃの銃を改造して作った火炎放射器(Flame thrower)と火炎弾(Fire SPitter)(いずれもコンボ武器)で武装しており、走り回りながら火炎放射を行ったり、立ち止まって火炎弾を発射する。ローラースケートを履いていることから見た目に似合わずに動きが早く攻撃を当てづらいが、物をぶつけられたり、ジャンプキックを受けると転倒するという弱点がある。 スラッピーの恋人キャラクター「スージー」の“中の女性”であるLouiseと初めてのデートをする約束をしていたが、今回のアウトブレイクにより彼女が死亡したために失意に暮れる。その後、チャックがアウトブレイク事件の犯人であるという報道を見たことでチャックを事件の犯人だと信じこんで全てをダメにしたチャックを憎むようになり、復讐のために着ぐるみを着たままパリセーズモールを徘徊する。 『オフ・ザ・レコード』では自分とスージーを「本物のオモチャ」だと思い込んでおり、フランクに既に死亡したスージーを「直してほしい」と頼んでくるが、断られると今度はフランクがゾンビに彼女を壊させた(殺害させた)と思い込んで襲い掛かる。 主人公に敗れると最期は愛するスージーの遺体の傍で彼女に愛を告げて(『オフ・ザ・レコード』では自分も壊れたと告げて)一度力尽きた後に突然「よい子のみんな 来週もお楽しみにね!」と絶叫して完全に息絶えた。PP取得ポイントは回転しながら火炎放射器の炎を吹かせている瞬間。 『3』ではスラッピーの名を冠した遊び場およびレストランと、スラッピーの頭を乗せたパーティーバンおよび清掃車とのコンボ車両パーティスラッパーが登場する。 カール・シェリフ(Carl Schiff) 眼鏡をかけた郵便配達員。32歳。ゾンビが徘徊するような状況になってもなお配達業務を続けており(本人曰く「雨の日もゾンビの日も荷物がある限り配達する」とのことである)、ロイヤルフラッシュプラザを電動カートで回り続けているが、何よりも誇りに思っている連続配達達成記録がアウトブレイクのせいで破綻してしまい、(彼曰く)配達サービスの規律を乱したチャックを憎んでいる。 ショットガンと時限爆弾を武装し、素早く走り回りながらショットガンで殴打したり、「Hot Potato!(お熱いうちに!)」などと言って爆弾を投げつけてくるが、ショットガンは一定の方向に集中して撃つ事しか出来ず、その反動で見せる隙も大きい。 上記のブレントと同様に今回のアウトブレイクの犯人がチャックであると信じており、配達業務中に声をかけて来たチャックに代理で荷物の受け取りを頼んだが、その相手がチャック本人であることに気付く。その後は「特別な配達物」である時限爆弾を渡してその場から逃げようとしたが、チャックに投げ返されて郵便カートを破壊されたことで激昂し、近くに置き捨てられていたショットガンを手にして襲い掛かる。 『オフ・ザ・レコード』ではフランクに代理の荷物受け取りを頼んだものの、フランクの宅配資料のサインから『受取人を偽った不正者』と認識し、時限爆弾を渡して上記の通りになった後にフランクを「郵便制度への不正を犯した者=国家への反逆者」と見なして襲い掛かる。 主人公に敗れると最初に渡そうとしていた配達物(ゾンブレックス)を受け取ってもらい、瀕死の状態で配達記録を付けて最後は「特急便」(主人公に渡そうとしたものと同じ時限爆弾)で自爆した(本編では跡形も無くなるが、オフ・ザ・レコードではなぜか靴だけが残る)。なお、ゾンブレックスは自動で手に入るわけではなく、落ちているものを拾得する必要がある。 市民軍の四人組(ディーツ&デリック&ジョニー&ビッグ・アール) ディーツ・ハートマン(Deetz Hartman) 愛国心が歪んだ危険思想を抱く4人組の市民軍の一人で、白髭の男。50歳。自分達以外は全て敵だと思い込んでおり、国を守るためと称して仲間と共にフォーチュンパークが見渡せる建物の屋上に陣取ってスナイパーライフルでゾンビや生存者問わずに狙撃している。主人公と戦うも敗死する(彼らを倒してもイベントムービーは無いが、倒すと必ずスナイパーライフルを落とす)。PP取得ポイントは狙撃成功後に喜んでいる瞬間。 建物の屋上に登るまでは狙撃して攻撃してくるが、4人とも遠距離ではスナイパーライフル、近距離ではデリックとビッグ・アールが鉈、ディーツとジョニーはボウイナイフによる攻撃を仕掛けてくる。またマップ上には一度に2人までしか登場せず、最初にビッグ・アールとジョニーが出現し、一人倒すとデリック、さらにもう一人倒すとディーツが出現する。デリック・ダガン(Derrick Duggan) ディーツと同じく市民軍の一人で、太った男。30歳。自分なりの愛国論を展開し、国を守るのは自分達だと思い込んでいる。主人公と戦うも敗死する。アール・フラハティー(Earl Flaherty) 通称「ビッグ・アール」。市民軍の一人で、禿げた男。32歳。他の三人とは違い、建物の屋根に陣取っている。主人公と戦うも敗死する。ジョニー・ジェイムス(Johnny James) 市民軍の一人で、腕にタトゥーがある男。22歳。イベントムービー中に一言も喋らない。主人公と戦うも敗死する。 シーモア・レディング(Seymour Redding) フォーチュン・シティの警備員。35歳。ウエスタン衣装に身を包み、保安官気取りでありながらもアウトブレイク発生後のフォーチュン・シティを牛耳ろうとしている。 サウスプラザで生存者を絞首台に見立てた高台に上らせて次々と“刑”を執行(主人公が来た時には既に3人を処刑している)し、尊大な態度を取って見かねて話し合いを求める主人公の声に一切耳を貸そうとはせず、食料欲しさに入り込んだ生存者のJustinを「不法侵入」したとして捕らえて面白半分に蹴り落として絞殺した後に襲い掛かる。 警棒とリボルバーによる攻撃を主体としており、中距離では投げ縄による攻撃で主人公を捕らえたりする等、攻撃は多彩。また、銃などの遠距離武器で応戦しようとするとリボルバーによる狙撃で弾き落とされてしまう(サバイバーが持っている銃器も対象となる)。 主人公に敗れると梯子を上って高台へ逃げようとするが、足を滑らせた際にスイッチを踏んで真下の電動鋸を起動させ、更には誤って転落したことで先程起動させた電動鋸で腹を裂かれて死亡する。 倒した後、彼が居た所にはリボルバーが置かれていて、エリアチェンジする度に何度でも入手できる。このリボルバーは通常の拳銃より装弾数・威力共に上である(『オフ・ザ・レコード』では同じリボルバーが貸金庫から入手可能)。 ビビ・ラブ(Bibi Love) かつて一世を風靡した落ち目の歌手。45歳。過去の栄光に縋っていかなる手段を用いてでもスターの座に返り咲こうとしており、そのために露出度の高いボンデージファッションに身を包んで若作りをしているが、化粧は厚塗りで、腹周りの肉もたるんでいる。 再起を期した「カムバックツアー」が注目されなかったことに腹を立ててスロットランチカジノの舞台で自身のマネージャーであるCameronと助手のAllison、ファッションデザイナーのJuanらをワイヤーで爆弾に縛り付けてコンサートを開こうとしており、そこへやってきた主人公を新しいクルーだと思い込んでコンサートを開くために何かとチャックに注文を付ける(また、彼女には生身の人間とゾンビの見分けが付かなくなっている)。 他のサイコパスとは異なって直接戦闘をするわけではなく、オーダーや指示に従いつつも立ち回っていくことになるが、攻撃によって一定量のダメージを与えると生存者三人を道連れに自爆してしまう。 ステージが終わると恍惚の表情でゾンビの群がる中へ自らダイブするという命知らずな事を仕出かすが、直後に正気を取り戻してようやくゾンビをゾンビだと認識し、窮地に陥ったところを主人公に救助されて彼女自身も生存者としてエスコート出来るようになる。 『オフ・ザ・レコード』ではセーフハウスに到着後、賞金として100ドルくれる。 リード&ロジャー リード・ウォールベック(Reed Wallbeck) 売れないマジシャン。33歳。失敗続きながらもアウトブレイク発生前まではアトランティカカジノのマジックシアターにてロジャーとコンビでマジックショーを行っていたためにフォーチュン・シティ内にはポスターや広告を至る所で確認することが出来る。 アウトブレイクを自分達のチャンスだとして混乱の最中にアトランティカカジノで密かにマジックの練習を行っており、捕えた生存者をマジックの練習台として拘束し、タネの無い人体切断マジックを試みては殺していた(マジックに失敗し、生存者の女性であるMadisonを殺害した際は「またかよ」と言っている)が、現場を目撃した「素人」のチャックに人殺し(同じく「素人」のフランクからは「どこがマジックだ」)と非難されたことで激昂し、「消失マジック」と称して襲い掛かる。 ロケット花火ランチャー(コンボ武器)を武器にしており、発射されたロケット花火に当たると怯んで持っている物を落としてしまうが、接近戦ではランチャーを振り回したり、脇に抱えて突進を行う。 主人公に敗れると相棒であるロジャーと運命を共にする決意をするも当のロジャーからはずっと恨まれていたために今までの復讐として短剣で滅多刺しにされて止めを刺されるという哀れな最期を遂げた。ロジャー・ウィザーズ(Roger Withers) リードとコンビを組む売れないマジシャン。35歳。内気な性格で、無口。リードと息が合わず、マジックに失敗する度に文句を言われている。半ばリードに従う形で主人公に襲い掛かる。 マジシャンソードという小剣を両手に持っており、逃げ回りつつも攻撃してくる(武器の性質上でリードよりも素早い)。リードのロケット花火に当たると動きを止め、その際に攻撃を当てると大きなダメージを与えられる。 自分をこき使うリードのことを内心では恨んでいたため、主人公に敗れると今までの恨みを込めて瀕死のリードを短剣で滅多刺しにして刺殺し、復讐を果たせた嬉しさから笑顔を浮かべながら息絶える。また、このシーンだけ喋る。PP取得ポイントは小剣を重ねながら音を立てている瞬間と、両手を上げてジャンプした瞬間。
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