ボウイナイフ(Bowie Knife)
ボウイナイフ
【英】 Bowie Knife
ボウイナイフ (Bowie knife) は刃長20-30cmのクリップポイント、しっかりしたダブルヒルトを持った大型のシースナイフ(鞘付きナイフ)で、武器であると同時に日用品としても利用でき、一般にいうところのハンティングナイフやサバイバルナイフの原型となっている。
元はヨーロッパで使われていたブッチャー・ナイフ(屠殺用ナイフ)を改造したものが始まりだといわれている。
西部開拓時代の英雄、アーカンソーの開拓者でディビー・クロケットらと共に1836年にアラモ砦を最後まで守備していたジェームズ・ボウイ(ジム・ボウイ)が、決闘やバッファロー狩りに愛用していたことからボウイナイフと呼ばれるようになった。 現在のフィールドまして街中では実用性はほとんどないが、米国人の持つフロンティアスピリットをすこぶる刺激するのか、アメリカでは今も盛んにカスタムナイフビルダーから大量生産の製品に至るまで幅広く製造されており、フィールドナイフの定番として、あるいはコレクターズアイテムないしインテリア用品として愛用されている。 なお、この原型を考案したのはジェームズ・ボウイ当人ではなく、兄のレジン・ボウイであると伝えられている。彼はバッファロー狩りに出かけた際に、持っていたナイフが非力であったことからひどい怪我を負ったため、これに懲りて後日特注の丈夫なナイフを持つようになったという。
ボウイナイフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/30 16:31 UTC 版)
ボウイナイフ(Bowie knife)は、ナイフの一種で、刃長20-30cmのクリップポイント、しっかりしたダブルヒルトを持った大型のシースナイフ(鞘付きナイフ)。
- ^ 『ナイフ・マガジン』1992年6月特大号「世界のファクトリーナイフ2179本大カタログ」(ワールドフォトプレス)参照。
たとえば米ファクトリーナイフメーカーのAL-MARがジョージ・H・W・ブッシュ大統領にフロンティアスピリッツを象徴するナイフとしてボウイナイフを贈呈した記念の製品として「プレジデント・メモリアルボウイ」という製品がリリースされている(同P.10) - ^ アーカンソー歴史博物館資料
- 1 ボウイナイフとは
- 2 ボウイナイフの概要
- 3 概要
- 4 参考文献
ボウイナイフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/16 02:31 UTC 版)
ボウイは激しい気性でも知られていた。1826年、保安官であり、また銀行家でもあったノリス・ライト(Norris Wright)に借金を申し込んだが断られた。保安官選挙において、ボウイが対抗馬を応援していたことの仕返しだった。これが元で喧嘩となり、ライトがボウイを撃った。弾丸が逸れて、今度はボウイが素手でライトを殺そうとしたが、ライトの友人に止められて果たせなかった。その後は狩猟用ナイフをいつも持ち歩くようになった。現在では伝説的なこのボウイナイフは 9.25インチ(≒23.5cm)の刃渡りと、1.5インチ(≒3.81cm)の幅がある大振りなものだった。 その翌年、ボウイはミシシッピ州ナチェズ近くのサンドバー(砂州)で起こった決闘 (サンドバーの決闘)に立会人として参加したが、決闘相手の立会人としてライトがいた。決闘は最終的には立会人を巻き込む乱闘となり、ボウイは撃たれながらもナイフでライトを刺し殺した。この戦いでボウイの名声は、すご腕のナイフ使いとして南部中に広まり、すぐにテキサス中の男がボウイの持っているのと同じナイフを鍛冶屋に注文した。
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