ジャジメント関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 07:52 UTC 版)
「パワプロクンポケット14」の記事における「ジャジメント関係者」の解説
ジオット・セヴェルス 『12』から登場したジャジメント3代目会長。本作では「カタストロフ」という計画のために部下共々暗躍する。この事から本作のラストボス的存在。 彼の計画するカタストロフとは旧作で6人組やサブロー博士が止めようとしていたもの(エネルギー危機から起きる大戦争による人類の滅亡)とは全く違うものであり、具現化(人の空想や願いが形となる現象)を促進させる機械「ドリームマシン」を使って、人類のあらゆる空想が実現する世界を作り出し現実とフィクションの境界を消しさるという恐るべき計画である。 これといって射撃や武術の心得はないが、マゼンタによって倒されたヒーローの一員であるブルーの変身スーツを改造したものを着用しており、それにより人並みに戦うことができるようになった。「人や物には役割に応じた名前が必要」をポリシーとしており、部下のコードネームをそれぞれ決めている。 なお、裏でも彼自身が登場。 ウ・ホンフー ジオットの腹心で、コピー能力を持つ超能力者。前作『パワポケ13』から引き続き登場。マスコミに追われた主人公を助けたのち度々現れ魔球に関するアドバイスをする。ジオットの計画の進行には協力しているが、想像以上の被害をもたらす可能性があるにもかかわらず全くジオットが意に介さないことに危機感を抱いている。犬井を除けば世界最強の実力者。コードネームはバッドエンドでジャジメント内ではナンバー3。 ゲーム2周目以降は彼を選ぶことが出来、ミーナを伝い大神から連絡を受け主人公の前に現れる。 過去に恋人を失っており、彼女を生き返らせるために「時を戻す能力」を渇望して超能力者を増やし続けていたが実現に至らず苦悩している。また「生き疲れた」同士である和那とは敵でありながら不思議と息が合い、彼女の活動に勝手に協力したり、意気消沈気味な彼女を発奮させようとしたりする。 リセット座談会ではハームレスと共に司会を担当。 マーカス ジオットの最も古い部下。常に深く帽子を被り、ごろつきのような喋り方をする謎めいた男。ジャジメントに入る前からジオットの部下であり、彼の部下たちが徐々に苦悩したり考えを変えたりする中、エアレイドと共に一貫して彼に絶対の忠義を誓う。取り立てて優れた能力があるわけではないが、ジオットは彼を信頼しており、命令を確実に実行することに長ける。 ジナイダ ジオットの部下である戦闘用サイボーグ。前作『パワポケ13』から引き続き登場。ジャジメント内ではナンバー7。ボディの材質は和那の槍や犬井の刀と同じ重金属でできており、人力ではまずダメージをほとんど受け付けない。さらにジナイダ自身はプログラムが本体であり、本体を破壊されても腕等のパーツが無事ならそのパーツを体として活動可能。和那との一騎討ちでは優勢に立ったが、浜野の介入により本体を破壊され、和那によって腕のバーニアを全て破壊されて敗北する。前作では木村庄之助(ミスターK)、及びその娘である木村冴花の護衛を任されており、その一件からか、無闇に敵の命を奪うような事を好んでおらず、また黒羽とその家族の間を平気で引き裂くルチアの行為には疑問を投げ掛けていた。 エアレイド ジオットの「見えない護衛」。『12』、『13』ではセリフと名前のみの登場だった。空気を自在に操る力を持ち、肺の中の酸素を変化させ人間を体内から爆発させるなどの戦い方ができる。その正体は太古の昔に人間の憎悪や怒りが具現化した復讐を代行する悪霊であり、復讐を望む者が自らの最も大切な人間を生贄に捧げることでこの世に降臨する。ジオットは妻を生贄にして召喚した。人格は生贄のものを受け継ぎ、本来は復讐が終わった後召喚者を殺すことで生贄にとっての復讐も果たすが、ジオットの妻は自分の運命を受け入れていたためジオットを殺すことなく留まり、彼に心酔し深い愛情を抱くようになる。エアレイドとは後にジオットから与えられた名で、本名はイズベルガ。 カタストロフによって人間となりジオットと結ばれることが夢。ジャジメント内ではナンバー2。「4」の悪魔。『12』のデウエス同様、他のパワポケキャラにはない口がある。リセット座談会によると、『11』における魔人のランプの送り主は彼女であり、具現化について紫杏に説明する為という理由で狩村宛に送ったとの事。しかし、11主人公がランプを受け取ってしまった。 マゼンタ ジオット直属の部下である全身に包帯を巻いた人物で、第四世代サイボーグ最強の戦闘力を持つ(第三世代最強の犬井には劣るとされる)。クリスマスソングの不気味な替え歌を歌いながら登場するが、本人はクリスマスを嫌悪している。口調は「ボク」だが、性別は女性。戦闘においては具現化により生まれたありえない機械「ガジェット」を使用した攻撃「センノヤイバ」により、分子結合を切断することで霊体以外のあらゆる物体を瞬時に分子分解させる(その様子は標的が霧に変わったように見える)。あくまでもこのガジェットは具現化の産物であるため、たとえ複製しても同じ機能を持たせることはできず、ホンフーの超能力でもコピー不能である。さらに、レーザーなどの高熱による攻撃を無効化する「蒸発装甲」を包帯の下に纏っており、防御面でもほぼ盤石の性能を誇っている。直接戦闘の際は2本のナタ状大剣とロボットアームを用いた四刀流で戦う。この四刀流は数々のシミュレーションを経て完成されたプログラムにより自律作動する「最強の武術」であり、センノヤイバが無くともトップクラスの戦闘力を持つ。ジャジメント内ではナンバー5で、ホンフーをライバル視している。 本名はコウシ・マカイヴァ。旧ジャジメントの人間でありルッカの部下である女性だったが、彼女の秘密の取引を目撃したことで口封じのために銃撃され死にかけたところをジオットに救われる。その経緯もあり、特にルッカには異常なまでの憎しみを抱く。 ルチア ジャジメントグループが南の島で見つけ出した最強の具現化能力者。自身を「虫の神ガガブブに仕える神官」と思い込んでおり、具現化によってその力を引き出して使うことができる。笑い方は「ケケケ」。 心を操る術を持ち、対象の心の中の感情や性質を覗き見たり、増幅させることが出来る。これにより心のバランスを崩すことで、対象の性格をねじ曲げて崩してしまうことができる。意図的に猜疑心や攻撃性を高めることで自滅や同士討ちを誘ったりする他、時間をかければ対象の性格をよりルチアにとって都合の良いモノに変えることも可能。これにより人喰いゴキブリやドラコといった生物兵器を自在に操っている。ただし、最初からバランスが傾ききっている人間に対しては武器として使っても効果が薄い。ジャジメント内ではナンバー8。 ハームレス 『パワポケ13』に登場した雨崎千羽矢のクローンで、無限の再生能力を持つ怪物。容姿は千羽矢とほぼ瓜二つだが、千羽矢の目の色が青いのに対し彼女の目の色は赤い。6人目のジオット直属の部下であり、新人ながらもその実力をジオットに買われた。自由自在に身体を変形させることができ、脳や心臓を失っても回復できるという驚異の再生力を持つ。よっていかなる攻撃も彼女にとっては「無害」であり、それが彼女のコードネームの由来となっている。しかし身体を再生できるとはいえ、再生する度に細胞が少しずつ減っていくという弱点がある。戦力は長い射程と切れ味を誇る触手。科学的に説明できない理由でオリジナルの千羽矢の記憶が蘇ってくることに苦しんでおり、度々ルチアによる「治療」を受けている。ジオット着任後に入った為、ランキング対象外。リセット座談会ではホンフーと共に司会を担当。 大神 博之(おおがみ ひろゆき) 『4』から登場したジャジメントグループ日本支社長で元プロ野球選手。父・美智男譲りの経営手腕はジオットも認めているが、グループ内では彼と敵対する立場にあり、ホンフーや反ジャジメント活動を行う武内ミーナとも交流がある。 犬井 灰根(いぬい はいね) 『11』で初登場した博之の護衛でジャジメント日本専務を務める、ジャジメント最強にして世界最強のアンドロイド。今作では甲斐の忘れ形見とも言える上守阪奈の叔父(血の繋がりはない)としても登場し、世界を混沌に飲み込もうとするジオットを止めるため、居城であるジャジメントタワービルへ単身乗り込む。開発されたとき偶然にも霊能力に目覚めており、刀に仕込まれた呪禁道(古代の呪術の一種)により、人間だろうと具現化だろうと、斬った相手を呪いで殺す事ができる。 洗谷(あらたに) 『13』に登場した犬井の腹心で、天候を操作する超能力を持つジャジメント日本の工作部隊長。ジャジメント内ではナンバー4でコードネームはストームレイン。ジオットを倒すため犬井と共に反乱を起こし、サハラ砂漠でホンフーと対峙する。 グントラム 先祖返りをする人体実験の中で偶然誕生した、無限の再生能力を持つ狼男。コードネームはウルフェンで、ジャジメント内では元ナンバー9だった。その再生能力は非常に強力で、頭が吹き飛んでもすぐに生え、「裏技」として自爆しても安全な場所に細胞を隠しておけばそこから復活が可能。 ジャジメントを離反してアメリカ軍に所属している。ジャジメントを倒すため、ヒーローをはじめ反ジャジメントの人々と手を組む。 勝利のためなら子供でも戦場に駆り出すが、部下思いの上官でもある。部下の兵士は『6』で登場したBB団の兵士の模様だが服装が違う。 彼は元々『パワポケ12』、『13』の裏サクセスに登場していたキャラクターで、表サクセスに逆輸入される形となった。『13』で登場していた雨崎千羽矢には彼の再生能力遺伝子が使われている。またドラコの内の一体に、同様に彼の遺伝子を持つレッドタイラントという個体が存在している。
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