アカデミー・コミックス社とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > アカデミー・コミックス社の意味・解説 

アカデミー・コミックス社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 07:43 UTC 版)

ロボテック」の記事における「アカデミー・コミックス社」の解説

アカデミー・コミックス(英: Academy comics)社は、1994年から1996年まで「ロボテック」の漫画販売した同社マリブ社から「ロボテック・シリーズ」のライセンス入手する同時に、ウォルトリップ兄弟と、長い間ロボテック」の漫画ライター原作・脚本担当)を務めてきたビル・スパングラー(英: Bill Spangler)を引き入れたアカデミー社は、エターニティ社当時最新の「ロボテック漫画シリーズをすべて再発売し、同時に自社独自の新構想いくつか始めた。 『ロボテック II :センチネルズ』のシリーズ漫画は、エターニティ社中断した箇所から引き継いで再開し、このときからウォルトリップ兄弟描画だけでなく物語構成ネーム )の執筆手掛けるようになったアカデミー社の『ロボテック II :センチネルズ』漫画好評博したが、ほかの漫画文章実際描画品質(アートワークス)に調和欠けることが多かった。 『アフターマス』(戦後余波、英: Aftermath )と『クローン』(英: Clone、のちに『モルデカイ』(ヘブライ語: מָרְדֳּכַי, ラテン文字転写: Mordecai, Mordechai)と改題)は担当シリーズ構成作家 兼 「漫画アーティスト」(日本の漫画家同様に下書きペン入れ双方行え漫画作業者をこう呼ぶ)であるブルース・レーウィス(英: Bruce Lewis) とローゼリク・リッキー(英: Rosearik Rikki)、タビーシャ・ウルフガース(英: Tavisha Wolfgarth)夫妻退社によって早期中断した1996年10月末、ハーモニーゴールド USA 社はアカデミー社の「ロボテック漫画作品出版対す商標使用許諾ライセンス)を突然取り消し新たに唯一の使用許諾南極出版社(英: Antarctic Press)に与えた。この突然の商標使用許諾取り消し理由は、ハーモニーゴールド USA 社からは一切発表されていないが、最も予想され得る取り消し理由として業界関係者は、南極出版社ハーモニーゴールド USAに対して「より多く商標使用料ライセンス料)を支払うことを申し出た」と判断している[要出典]。 アキッド・レイン・スタジオ(英: Acid Rain Studio)による「ゴシック小説」から題材を採った吸血鬼シリーズなど、他分野漫画の出版開始し経営の多角化による危険分散安定化目指していたとはいえ総売上過半数占めていたフラグシップ・シリーズである「ロボテック・シリーズ」の使用許諾ライセンス取り消し影響大きくアカデミー社はその後すぐに(1996年11月事業閉じた。 @media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}なお、アカデミー社は1996年11月愛読者対す廃業告知にて、第一世代編『マクロス・サーガ』のその後艦橋オペレーター三人娘主軸とする漫画シリーズである『ロボテック電脳騎士団』(サイバー・ナイツ、英: Robotech : Cyber Knights )を、1997年1月出版開始する告知したが、すでに他社専属使用許諾権利与えたハーモニーゴールド USA 社との使用許諾回復交渉はまった進展見込みもなく、同人出版一覧表最終段を参照 #Cyber_Knights)以外の頒布経路、つまり一般漫画書店同社1997年以後新刊本が並ぶことはついになかった。[要出典] 詳細は「Academy Comics」を参照 題名邦訳例解巻数備考Robotech II: The Sentinels ロボテック II:センチネルズ ジェイソンジョンのウォルトリップ兄弟によるオリジナル長編漫画シリーズ第三冊、第9巻から第22巻完結させ、第四冊第0巻から第13巻時点で、上記理由により中断続きは、ワイルドストーム社の『シャドウ・クロニクルへの序曲』において、かなり要約され描かれ、一応当初構成完結した第三第9巻から第22巻完結第四冊第0巻から第13巻中断Robotech II: Halloween Special ロボテック II:センチネルズ「ハロウィン特別篇エターニティ社時代の「豪華水着ショー」(英: Swimsuit Spectacular)と同様の企画意図にもとづくグラビア集。 全1巻 Robotech II: Winter Wonderland Swimsuit Issue ロボテック II:センチネルズ「冬の絶景水着特集号」 エターニティ社時代の「豪華水着ショー」と同様の企画意図にもとづくグラビア集 全1巻 Worlds of Robotech ロボテック各世界 ヴァリヴェール恒星系それぞれの星の異星人センチネル)たちの各惑星世界でエピソード。各1巻でひとつの世界を描く。アマゾン世界:「惑星プラクシスからの脱出」(英: Amazon World: Escape From Praxis #1) インビッド世界:「惑星オプテラへの強襲」(英: Invid World: Assault on Optera #1) スミス世界:「惑星カーバラのサボタージュ」(英: Smith World: Sabotage on Karbarra #1) 電脳世界:「ハイドン IV秘密」(英: Cyber World: " Secrets of Haydon IV" #1) 野生世界:「惑星ガルーダ悪夢」(英: Feral World "Nightmare on Garuda" #1) 水晶世界:「天球捕囚たち」(英: Crystal World: "Prisoners of Spheris" #1) 全6巻 Return to Macross マクロスへの帰着 SDF-1 マクロス落下以前から進宙式までの過去話。続き第13巻から第37巻まで描かれ、この長編シリーズはついに完結した第13巻から第37巻完結 Robotech: Macross Tempest マクロス暴風雨Return to Macross第25話から第26話までの内容番外篇。 全1巻 War Of The Believers 戦争信奉者 エミール・ラング工学博士(英: Dr. Emil Lang)の姉妹、ニーナ・ラング(英: Nina Lang)を主役にした「Return to Macross」のスピンオフ作品。 全1巻 Civil War Stories 統合戦争物語 統合戦争を描く Return to Macrossスピンオフ作品。 全1巻 Robotech Zero"What's Past is Prelude," ロボテック ゼロ過去未来へ前奏曲 1994年作品であり、『マクロス ゼロ』とは無関係三次にわたる大戦のあと、2043年に平和を取り戻した地球のある一家で、両親息子娘たち語り聞かせる三世代の物語。ビル・スパングラーとウィリアム・ジャング(英: William Jang)の円熟期作品作画水準も高い[要出典]。小説版のジャック・マッキニー(英: Jack McKinney)という共同筆名を持つ、ジェームズ・ルセーノ(英: James Luceno)とブライアン・デイリー(英: Brian Daley)へのインタビュー収録。 全1巻 Invid War: Aftermath インビッド戦争余波 エターニティ社物語引き継ぎ第7巻から第13巻まで出版した時点で、担当ライターとアーティスト退社によって、多くの謎を残したまま、いわゆる第1部・完」のかたちで強制的に完結させられた。こちらも大半は独自の新登場人物により物語展開し映像との繋がりは薄い。第11巻よりブルース・レーウィス(英: Bruce Lewis)とデイヴ・ランフィアー(英: Dave Lanphear)による、少女漫画絵柄の、スコット・バーナードを隊長とするメガロード(英: MEGARoad)調査隊の企画描かれたが、上記理由未完終わった。 全13巻 Thread-bare Heart 擦り切れた心(感情上記作品中 第7巻から第9巻まで ローゼリク・リッキー(英: Rosearik Rikki)とタビーシャ・ウルフガース(英: Tavisha Wolfgarth)夫妻により描かれ三部作グラフィックノベル化したもの。ただし、作画には難がある[要出典]。 全1巻 Hohsq's Story ホスクの物語 Invid War: Aftermath 中の登場人物、元ゼントラーディ兵士ガンツ・ホスク・マルドゥーク(英: GanZ Hohsq Ma'alduk)のスピンオフ作品。「ロボテック・ロマンスシリーズ」と呼ばれる、「ロボテック」版ハーレクイン・ロマンスレーベルを目指し女性ファン向けにブルース・レーウィスとデイヴ・ランフィアーによる、少女漫画風の絵柄特色とする。アカデミー社に対する「ロボテックライセンス取り消しにより、レーベル・タイトルは本作後述の3タイトル合計4作品のみに終わった。 全1巻 Academy Blues 士官学校ブルース リサ・ハイエス、クラウディア・グラント(英: Claudia Grant)や、ブリッジ・オペレーターたちの士官学校時代描いた話。若き日々のロルフ・エマーソン(英: Rolf Emerson)がキム・ヤング(英: Kim Young)の「恋のお相手役」で登場する。「ロボテック・ロマンスシリーズ」と呼ばれる、「ロボテック」版ハーレクイン・ロマンスレーベルを目指した。 全6巻0巻から第5巻 Breaking Point: Cadet Lisa Hayes Special 限界点士官候補生リサ・ハイエス特別篇 上記作品中、リサ・ハイエスのスピンオフ作品。「ロボテック・ロマンスシリーズ」と呼ばれる、「ロボテック」版ハーレクイン・ロマンスレーベルを目指した。 全1巻 Romance ロマンス星々と涙」(英: The Stars and the Tears) 「スカートチェイサーを混ぜた2杯のビール」(英: Two Beers With a Skirt Chaser) 「時代困難になると、真の勇者が(世直しのために)動きだす」(英: When the Going Gets Tough , the tough get going.) の三篇を収録した「ロボテック・ロマンスシリーズ」と呼ばれる、「ロボテック」版ハーレクイン・ロマンスレーベル。作画に難あり[要出典]。 全1巻 Robotech: Star Runners: Carpenter's Journey 星界よりの使者 ジョン・カーペンター少佐(英: Major John Carpenter)によるサザンクロス支援のためのトクガワ級 超時空空母 2番艦 SCV-02 UES ハンニバル(英: Hannibal)の旅路出来事。 全1巻 Mech angel 機甲天使 人類サイズマイクロン化した、元ゼントラーディ女性兵士リス・グルアカ(英: Lyss Gruaca)の暗殺者としての仕事人稼業リュック・ベッソン監督『ニキータ』や、そのアメリカナイズリメイク版アサシンのようなロボテック」版悪女バッド・ガール物語目指した。機甲天使タイトル由来は、彼女の自己改造カスタマイズ)された飛行能力を持つ有翼ハードスーツ形状から。 全4巻0巻から第3巻 Clone (Mordecai) クローン(のちに『モルデカイ』に改題) 第0巻から第5巻までの全6巻と『モルデカイ』(ヘブライ語: מָרְדֳּכַי, ラテン文字転写: Mordecai, Mordechai)改題後2巻の全8巻不老不死技術ザロン(英: XALON)酵素処理の考案秘密思想結社モルデカイ教団加入信者のみへの上施術という手法で、ハワード・ヒューズなみの巨万の富を得た医学博士ジル・ボーデル(英: Gilles Vaudell)は、宗教的なカリスマの妻デモント・テリル(英: Demont Terril)とともにインビッド戦争孤児引き取り構成員とした。その後地球統合政府干渉避けるために財力にものをいわせて超時空要塞モルデカイ(英: SDF Mordecai)を建造し信者のみを乗船させ、教義従いアンドロメダ銀河目的地目指して進宙する。 全8巻0巻から第6巻/第0巻第1巻 Youth Inertia 思春期 上記作品中の登場人物一等航宙士 ヴィヴィ・アヴァ(英: Bibi Ava)のスピンオフ作品巻末初期スケッチ設定画集年表附属特別編集版表示があるが、廉価通常版存在しない。 全1巻 Warriors 戦士たち ブリタイ過去話。 全5巻0巻から第4巻 Metal Swarm 鉄塊 ブリタイ番外篇。 全1巻 Destroid (Macross Missions) デストロイドSDF-1 マクロス護衛任務SDF-1 マクロス護衛関わるトマホーク操縦士佐藤 健伍長ケン・サトウ(英: Corporal Ken Sato)と新入りだが士官学校出のために、いきなり上司として配属されたクリス・ヒラリー少尉(英: Lt. Chris Hillary)間の反発男女間の友情テーマ。のちに Destroids から Macross Missions改題。 全3巻0巻から第2巻 Robotech The MovieUntold Story 劇場版ロボテック語られざる物語』 『メガゾーン23』(パートI)を翻案元とする映画映像漫画化。 全2巻 The Misfits 不適合者たち 1962年同名映画 The Misfits邦題荒馬と女』)を下敷きにした。諸事情により1話のみでキャンセル。 全1巻 The 1996 Robotech Comic Calendar 1996年ロボテック漫画カレンダー アカデミー社の作家アーティストオールスター出演の全描き下ろしカレンダー1995年末に発売されたが、ハーモニーゴールド USA 社のライセンス取り消しにともなう廃業により、これがアカデミー社の遺作になった。 全1包 Robotech : Cyber Knights ロボテック電脳騎士団(サイバー・ナイツ) アカデミー社の1996年11月愛読者対す廃業告知にて発表された、第一世代編『マクロス・サーガ』の(その後の)艦橋オペレーター三人娘主軸とする漫画シリーズ商標権使用許諾取り消し直後企画発表月刊配本将来目標達成目指し1997年1月出版企図したが、すでに他社専属使用許諾権利与えたハーモニーゴールド USA 社との使用許諾回復交渉はまった進展見込みもなく、ついに一般書店に漫画本が並ぶことはなく、その原稿一部ファンジン漫画同人誌 )として南北米大陸入手できるのみである。[要出典] 商業誌としては未刊

※この「アカデミー・コミックス社」の解説は、「ロボテック」の解説の一部です。
「アカデミー・コミックス社」を含む「ロボテック」の記事については、「ロボテック」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「アカデミー・コミックス社」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アカデミー・コミックス社」の関連用語

アカデミー・コミックス社のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アカデミー・コミックス社のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのロボテック (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS