東映まんがまつり 東映まんがまつりの概要

東映まんがまつり

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/14 09:45 UTC 版)

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同業の東宝ではゴジラ映画をメインに据えた「東宝チャンピオンまつり」を展開していた。

概要

東映まんがまつり(1963年~1989年)

1963年昭和38年)12月に「わんわん忠臣蔵」の併映(東京地区のみ)として、テレビアニメ『狼少年ケン』を上映、さらに1964年(昭和39年)3月から6月にかけて、再映版長編アニメや一般映画の併映として『狼少年ケン』を上映したところ、いずれも好評だったことから、1964年(昭和39年)7月に「まんが大行進」として子供向けテレビアニメを数本まとめて上映。その後、1967年(昭和42年)3月興行で「東映こどもまつり」の名称を使用、続く7月興行で初めて「東映まんがまつり」の名を初使用。その後、「東映こどもまつり」→「東映まんがパレード」→「東映ちびっ子まつり」と名称変更し、1969年(昭和44年)3月以降は再び「東映まんがまつり」となった。『テレビマガジン』などの子供向け雑誌では、記事や割引き特典などでタイアップが行われた。

興行は春休み・夏休み・冬休みの計3回ではあるが、冬興行は1969年以降はしばらく途絶え、1975年1976年に再び行うも、一部地域のみの限定公開となり[注釈 1]、その後は1984年から1986年まで「全国公開」で行った程度である。

1980年代初期までは、メインとなる1〜3本程度の劇場版オリジナル作品に、テレビシリーズの放送済みの1エピソードを数本加えた編成をとっており、『マグマ大使』『スペクトルマン(宇宙猿人ゴリ)』『キャプテン翼』など東映以外の製作会社の作品を入れることもあった[注釈 2]。こうしたテレビ作品の上映は、映像ソフトの存在しなかった1970年代以前には貴重な再視聴の機会となっており、ジャンルを多岐に広げることでより多くの児童層の集客を図っていた[1]

しかし家庭用ビデオの普及によりテレビ作品の上映は需要が減ったことから、新作率の向上や、話題性のある作品が投入されるようになった[1]。1979年には『宇宙戦艦ヤマト』の劇場版2本(『宇宙戦艦ヤマト(1977年公開版)』、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』)と1972年に放映された『海のトリトン』を前半の部分を編集した「海のトリトン 劇場版 前編」の計3本を上映したアニメファン向きの「宇宙戦艦ヤマト・フェスティバル」を開催している。1980年と1981年の夏休みには初めてディズニー作品を公開した(白雪姫 (1937年の映画)#東映まんがまつり)。1982年1983年は夏休みには単体のアニメ映画[注釈 3]を公開したため、夏興行が休止[注釈 4]、続く1984年には春興行も休止され、1年以上も「まんがまつり」が公開されないことがあった。

東映アニメまつり・東映スーパーヒーローフェア

1990年平成2年)に興行名を「東映アニメまつり」に改め、実写作品を外し東映動画[注釈 5]制作によるテレビアニメの劇場新作のみの興行形態へ移行した[1]。さらに同年7月からは「東映アニメフェア」となり、2002年(平成14年)まで継続した。実写特撮作品は、「東映スーパーヒーローフェア」として1993年(平成5年) - 1995年(平成7年)に劇場公開された[1]

とびだす!東映アニメまつり(2009年)

2009年(平成21年)10月3日には、新作1本+旧作3本の3Dアニメ映画を集めた「とびだす!3D東映アニメまつり[2]が公開[注釈 6]。この際は1回のみの復活に終わった。

参考・春の東映特撮映画興行(2008年~)

2008年(平成20年)に公開された『劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』以降、東映特撮映画は概ね毎年春(1月下旬の早春~4月下旬)に1作、複数のヒーローが集結するクロスオーバータイプの作品を公開している。興行名はスーパー戦隊がメインの作品には付いているが、仮面ライダーがメインのほうには特に冠しない。

東映まんがまつり(2019年~)

2019年(平成31年)4月26日、10年ぶりに興行が復活。この際より29年ぶりに「まんがまつり」の名称を冠することになった。この年はアニメのみ4作品(『おしりたんてい』『爆釣バーハンター』『うちの3姉妹』『りさいくるずー』)を公開[3]2020年(令和2年)4月24日にも公開が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大及び、4月7日に政府から緊急事態宣言が発令された影響で、翌日の4月8日に公開延期が発表された[4]。その後新たな公開日が8月14日と発表された[5]

とーあに!これくしょん

これまで4Kデジタルリマスター修復してきた東映動画初期長編アニメ作品である『白蛇伝』から『グリム童話 金の鳥』までの作品を東映ヴィンテージ・アニメと題し特別上映している[6]。新型コロナウィルス緊急事態宣言発令の影響で2020年4月10日より上映予定だった渋谷TOEIは延期(2020年6月5日より公開)、長野千石劇場や松本シネマライツは2020年5月より上映。

公開日・上映作品

量が多いため、伸縮型のメニューとして掲載する。右にある[表示]をクリックすると一覧表示される。

1990年から2002年まで
1990年(平成2年)以降については「東映アニメフェア」および「東映スーパーヒーローフェア」の項を参照。

注釈

  1. ^ 「地域限定公開」はこの2回の他、1979年夏興行が存在した。
  2. ^ 『チャンピオンまつり』が開始される前には、TCJ(現:エイケン)東京ムービー(現:トムス・エンタテインメント)・円谷プロダクション国際放映といった、東宝系製作会社によるテレビ作品も上映していた。その逆に『チャンピオンまつり』が終了すると、同じく東宝系のタツノコプロ作品『タイムボカンシリーズ』劇場新作を公開した事がある(1980年春・1981年春)。
  3. ^ 1982年には『わが青春のアルカディア』と『Dr.スランプ アラレちゃん』の劇場版『Dr.SLUMP ほよよ! 宇宙大冒険』、1983年には『パタリロ!』の劇場版『パタリロ!スターダスト計画』を公開した。
  4. ^ なお1979年夏興行も、当初は『ヤマトフェスティバル』のため休止する予定であったが、土壇場になって一部地域のみでの興行となった。
  5. ^ 1998年(平成10年)には社名を「東映アニメーション」に変更
  6. ^ 東映まんがまつりとは異なり、前売り券の販売は行われなかった。
  7. ^ 1週間で上映終了。
  8. ^ 『風のフジ丸』に代わって上映。
  9. ^ 1959年製作・上映作のリバイバル。
  10. ^ 第5話のブローアップ版だが、「ご挨拶」は第8話以降の物を使用。
  11. ^ ローカル局バージョンで上映。
  12. ^ 1970年公開作品の短縮リバイバル版。
  13. ^ 一部地域での公開。
  14. ^ ソビエト連邦動画スタジオ製作作品。
  15. ^ 一部地域のみの公開。
  16. ^ 1973年のリバイバル上映。
  17. ^ a b ただし1974年春興行作品の内、『飛び出す立体映画イナズマン』は、立体映像部分をモノクロ処理し、冒頭に断り書きを添えて放送した。
  18. ^ 「1974年春」と「1976年春」は2回
  19. ^ なお、「とびだす!3D東映アニメまつり」については、「CG東映アニメまつり」のタイトルで2010年(平成22年)2月21日に発売されている。
  20. ^ 東映制作の特撮作品は「東映特撮ヒーロー THE MOVIE BOX(2007年(平成19年)12月7日発売、単品の全6巻は2009年(平成21年)10月21日と11月21日発売)」に後述の「東映スーパーヒーローフェア」の作品とともにDVD化されている。なお、すでに商品化されていた仮面ライダーシリーズ戦隊シリーズの劇場版と『劇場版 スパイダーマン』は収録されていない。ただし、ライダーシリーズや戦隊シリーズの劇場版のDVDには、シリーズ以外の作品も含めた当時の予告映像のみが収録されている。
  21. ^ ただしオリジナル版はグレート・Xライダー・フィンガー5・イナズマン・ゲッター1・神崎メグが記載(しかも全て顔だけ)のに対し、今回の特典では、グレート・Z・5大ライダー(1号 - X)・イナズマン・ゲッター1・神崎メグが記載(全ライダーは全身、他は上半身)されており、フィンガー5が省かれた。

出典

  1. ^ a b c d e 「特集企画 スーパー戦隊その極意 Volume13 スーパー戦隊Vシネマの深化」『スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 Vol.13 獣電戦隊キョウリュウジャー講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2017年5月10日、30頁。ISBN 978-4-06-509524-9
  2. ^ とびだす3D東映アニメまつり(2009.10.3ロードショー、東映アニメーション)
  3. ^ 東映まんがまつり:29年ぶり復活 4本立てで19年4月上映 「おしりたんてい」「うちの3姉妹」も,まんたんウェブ,2018年12月1日
  4. ^ 東映まんがまつり公開延期「映画おしりたんてい」「仮面ライダー電王」など4本立て”. アニメハック. 2020‐04‐09閲覧。
  5. ^ a b 東映まんがまつり:復活第2弾が8月14日に「おしりたんてい」「仮面ライダー電王」など4本”. まんたんウェブ. 2020‐06‐27閲覧。
  6. ^ 「なつぞら」で話題となった「白蛇伝」をスクリーンで!「とーあに!これくしょん」開催決定アニメ!アニメ! 2020年4月1日
  7. ^ 『魔女っ子大全集』バンダイ、1993年、P.78。
  8. ^ 東映まんがまつり:復活第2弾に「仮面ライダー電王」 「おしりたんてい」「りさいくるずー」も,まんたんウェブ,2019年12月13日
  9. ^ 「日本特撮映画アドCOLLECTION」(徳間書店)80 - 85頁 2000年
  10. ^ 東映ビデオ株式会社 公式サイト - DVD「復刻! 東映まんがまつり」特集を参照。
  11. ^ a b 2012年10月21日(日)発売「マジンガーZ」生誕40周年!! 劇場版がHD リマスターで蘇る!!! 東映株式会社 2012年3月16日付


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