シナジー
「シナジー」とは、相乗効果のことを意味する表現である。
「シナジー」とは・「シナジー」の意味
「シナジー」とは、英語の「synergy」のカタカナ語で、2つ以上の要素がお互いに作用しあい効果を高めることを意味する。主にビジネス用語として用いられることが多く、企業の業務提携や統合の際に「シナジー」という表現が使われる。企業の業務提携や統合は、企業が結びつく「シナジー(相乗効果)」で、技術力や生産力、販売力の向上を狙い、より大きな成果を獲得することを目的としている。ビジネスにおける相乗効果を「シナジー」と表現するのは、アメリカの経営学者のイゴール・アンゾフが最初だとされている。「シナジー」はビジネスの分野だけでなく一般語としても用いられるようになっており、医療分野や工業分野においても用いられることがある。具体例としては、複数の機能を備えたセラミックのことを「シナジーセラミックス」と呼んだり、有益な特性が共存する材料を「シナジーマテリアル」と呼んだりする。
また、「シナジー」は若者の間ではゲーム用語として用いられている。オンラインゲームにおいての複数人による攻撃で、キャラの連携によりコンボボーナスや合体技が発生することを「シナジー」と表現する。キャラの特性を組み合わせることで、相乗効果により大きなダメージを与えることができるため「シナジー」と表現されている。
「シナジー」の熟語・言い回し
シナジー効果とは
「シナジー効果」とは、協力し合うことで単体の場合よりも高い成果が出ることを指す。企業が協力し合いお互いの技術を合わせることでより素晴らしい製品を完成させたり、協力し合う企業が設備や技術を2重・3重に活用してより大きな利益を生み出したりすることである。「シナジー効果」の成功例としては、トヨタ自動車とスズキの業務提携によるインド市場でのシェアの拡大や競争力の高い商品展開があげられる。「シナジー効果」を使った例文としては、次の2つがあげられる。
・A社とB社は、シナジー効果を狙い業務提携を行った。
・A社とB社が合併したら、そのシナジー効果は計り知れないだろう。
シナジーを生み出すとは
「シナジーを生み出す」とは、お互いに作用し合い相乗効果を生み出すことを指す。企業間において「シナジーを生み出す」方法としては、業務提携やM&A、多角化戦略、グループ一体経営などがある。
シナジーを感じるとは
「シナジーを感じる」とは、相乗効果を感じるという意味である。共同作業を行った場合に普段以上の成果が出たり、仕事がやりやすくなったりした場合、「彼との共同作業にシナジーを感じる」と表現することができる。
グループシナジーとは
「グループシナジー」とは、グループ企業全体の相乗効果のことを指す。組織全体の連携を強め、相乗効果を生み出すことである。グループが大きくなるほどシナジーを生み出すリソースが点在する傾向があるため、組織の連携が大事だとされる。
「シナジー」の使い方・例文
「シナジー」を用いた文章は、以下の通りとなる。・このプロジェクトに取り組んでいるさまざまなグループ間でシナジーが生まれた。
・合併は、製造会社が競争力を維持するのに必要なシナジー効果がある。
・このアプローチを成功させるには、内部と外部のバランスとシナジー効果を維持する必要がある。
・両社の間には多くのシナジー効果があることは明らかである。
・2つの技術を融合させ、シナジーを生むことを目指している。
・合併の結果として得られるシナジー効果は、両方の分野の作業効率を高めることである。
・3つのメカニズムのシナジー効果により、安定したパフォーマンスが得られた。
・会議において、グループシナジーを生み出すための経営戦略を立てた。
・彼女とコンビを組んで仕事をした時にシナジーを感じた。
・連携不足により、なかなかシナジー効果を生み出すことができない。
シナジー【synergy】
シナジー
SYNERGY
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/11/16 06:34 UTC 版)
SYNERGY(シナジー)は、moveの通算4枚目のオリジナルアルバムである。全13曲収録。
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- 1 SYNERGYとは
- 2 SYNERGYの概要
相乗効果
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