総資産利益率
ROA
総資産利益率 ROA
【英】return on assets
・企業に投下された経営資源である総資産を利益獲得のためにどの程度有効に活用しているか、あるいは事業活動全体の投資利回りを示す財務指標である。
・株主だけでなく債権者も含めた資金提供者にとっては、提供した資金がどのように有効活用されリターンに結びついているのかを示す指標になる。
・ROA=(利益/売上高)×(売上高/総資産)=売上高利益率×総資産回転率(分子の利益には、営業利益、経常利益、当期純利益が使われる。)
・よって、ROAの式からROAの改善策には以下のようなものが挙げられる。
①売上高利益率の改善:売上高が一定の場合、費用を削減し利益を増やす。
②総資産回転率の改善:売上高と利益が一定の場合、総資産を圧縮する。 など
・尚、ROAの分母は期末の資本でなく、期中平均を用いる場合があるが、これは利益は、1年間という期間を通じて得られた結果であるため期首と期末の期中平均を使うという考え方によるものである。
・米国においては、企業の収益性判断に、ROEとともに、ROAが広く活用されており、株式投資の重要な指標の一つとして用いられている。近年日本においても投資判断基準として重要視されている。
総資産利益率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 23:44 UTC 版)
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総資産利益率(そうしさんりえきりつ、英: return on assets、ROA)は、財務分析の概念の一つ。
総資産利益率は、当期純損益を総資産で割った数値である。経営資源である総資産を如何に効率的に活用して利益に結びつけているかを示している。総資産利益率は、「売上高利益率×総資本回転率」という形でも表される。売上高利益率は収益性を示す指標であり、総資本回転率は効率性の指標であるが、総資産利益率は収益性と効率性を同時に示す指標である。
- ROA(%)=当期純利益÷総資本×100
総資本=自己資本+負債であるので、以下の式も成り立つ。
- ROA(%)=当期純利益÷(自己資本+負債)×100
なお、総資本利益率の派生用語として、総資本売上総利益率と総資本純利益率があり、前者は売上総利益 ÷ 総資本 × 100、後者は総利益 ÷ 総資本 × 100 で求められる。
関連項目
- 自己資本利益率(ROE)
総資産利益率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 13:33 UTC 版)
総資産利益率(そうしさんりえきりつ)は、総資産に対する利益の比率である。ROA(英: return on asset)とも呼ばれる。総資産利益率を算定するにあたっては、利益として、営業利益、NOPAT、事業利益(営業利益に営業外利益を加えたもの)を用いるのが適切である。分母たる総資産が負債と自己資本との合計である以上、分子たる利益に負債の調達コストを反映させるのは二重計上となってしまうためである。
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