マトリックス組織とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 社会 > 団体 > 組織 > マトリックス組織の意味・解説 

マトリックス組織

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/08 00:22 UTC 版)

マトリックス組織

マトリックス組織(マトリックスそしき)は、網の目型の組織形態で、従来の職能別組織にそれら各機能を横断するプロジェクトまたは製品別事業などを交差させたもの。

構成員が自己の専門とする職能部門と特定の事業を遂行する部門の両方に所属する組織であり、プロジェクトに対する管理上の責任と専門技術上の責任を明確に分離することによって、単純なプロジェクト管理組織の難点を解消するように設計された形態である[1]。情報の流通が大きくなる長所がある一方、各組織構成員が複数の上司から指示を受けるワンマン・ツーボスシステムのため、命令の一元化の原則に反し、組織が混乱することがある。

マトリックス組織の起源は1970年代の宇宙産業に遡る。TRWGEエクイタブル生命保険英語版シティコープシェル石油ダウコーニングが採用した。[1]

脚注

  1. ^ a b M. K. バダウィ 著、角忠夫 訳『エンジニアリングマネジャー』日科技連、2004年、286頁。ISBN 4-8171-9123-6 

マトリックス組織

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 03:43 UTC 版)

組織 (社会科学)」の記事における「マトリックス組織」の解説

事業部制職能別組織複合した組織構造で、縦の組織と横の組織組み合わせる。さらに3次元マトリックス組織もある。職能ごとの高度な専門性と、事業部組織の持つ行動力などのメリット同時に達成できる一方1人人間縦横2つ組織属することになるため、命令系統混乱し複雑な調整必要になるデメリットがある。 プロジェクト組織 特定の課題解決するために各部門から専門家集めて臨時編成される組織ラインとスタッフ ピラミッド型命令系統中に位置づけられ、実業務を直接遂行する構成員ライン)と、その命令系統から離れ専門家としてライン業務補佐する構成員スタッフからなる

※この「マトリックス組織」の解説は、「組織 (社会科学)」の解説の一部です。
「マトリックス組織」を含む「組織 (社会科学)」の記事については、「組織 (社会科学)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「マトリックス組織」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「マトリックス組織」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



マトリックス組織と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「マトリックス組織」の関連用語

マトリックス組織のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マトリックス組織のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
新日本有限責任監査法人新日本有限責任監査法人
2001-2024 Ernst & Young ShinNihon All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマトリックス組織 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの組織 (社会科学) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS