マトリックポテンシャルとは? わかりやすく解説

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マトリックポテンシャル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/10 09:07 UTC 版)

水ポテンシャル」の記事における「マトリックポテンシャル」の解説

土壌中の粘土砂の粒のような固体粒子接しているときには固体の間の分子間力が重要となる。水分子固体粒子の間、そして水分子の間の分子間力によって、表面張力生じるため、土壌間隙内にメニスカス形成される。この固体粒子から引き離すためには、メニスカスを壊す力が必要となる。マトリックポテンシャルの大きさは、メニスカス大きさ土壌粒子表面化学的な性質依存する多く場合で、土壌中のマトリックポテンシャルは上記水ポテンシャル他の成分よりも絶対値大きい。マトリックポテンシャルは、固体粒子近く水のエネルギー大きく減少させている。土壌粒子表面吸着している純水よりもエネルギー状態が低いため、マトリックポテンシャルは常に負である。マトリックポテンシャルは地下水面よりも上の不飽和土壌にのみ存在する

※この「マトリックポテンシャル」の解説は、「水ポテンシャル」の解説の一部です。
「マトリックポテンシャル」を含む「水ポテンシャル」の記事については、「水ポテンシャル」の概要を参照ください。

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