データ通信
(Data Link から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 05:22 UTC 版)
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データ通信(データつうしん)とは、データ通信(データ・コミュニケーション / data communication)の明確な定義はない[1]とされるが、データ伝送(データ・トランスミッション / data transmission、機械によって処理される、あるいは処理された情報の伝送)と、データ処理(データ・プロセッシング / data processing、コンピュータによる情報処理)の両方機能を一つにまとめたものとされる。
しかし、現在は主に
- コンピュータ同士で情報をやり取り(データ伝送しデータ処理)すること。また、そのサービス。→ データ通信、コンピュータネットワーク、インターネット、パソコン通信、移動体通信、無線アクセスなど
- 特に、メインフレーム間、あるいはメインフレームと端末間のやりとり、オンラインシステムでのデータのやり取り
について言う。
データ通信システム
データ伝送系とデータ処理系に分類される。
- データ伝送系 / 端末装置、データ伝送回線、通信制御装置
- データ処理系 / 周辺装置、中央処理装置
データ伝送系
端末装置
ターミナル、ターミナルステーションのこと。ディスプレイ、キーボード、マウスなどのいわゆるパーソナルコンピュータ、携帯情報端末 (PDA)、現金自動支払い機、など「データ通信システム」と人間の接点になるもの。
データ伝送回線
- データ伝送回線とは、データ伝送媒体のことである。
通信回線
- アナログ回線(主に交流、電話回線など)
- デジタル回線(広く電磁波を使用)
変復調装置(モデム)
- 通信回線の終端にある装置。単にモデムとも呼ばれる。
通信制御装置(CCU,Communication Control Unit)
- データ伝送系とデータ処理系の接点。両者を結合させる装置。
データ処理系
中央処理装置と周辺装置に分けられる。
歴史
- 1940年
- 1954年5月
- カードからカードに直接伝送が出来る装置(データ・トランシーバ)をIBMが開発した。
- 1958年
- 1964年
- アメリカン航空会社の座席予約システム SABRE(Semi Automatic Business Research Environment)が稼働。
- MITのCTSS(Compatible Time Sharing System)が開発される。
- 1964年東京オリンピックで各会場を結んでの記録、得点システムが稼動(日本における実用化第一号)。
技術
プロトコル
データ通信を行なうためには確実にデータをやり取りするための仕組みが必要である。これをプロトコルという。通信回線上でのデータのやり取りをすることを基本としている。
STR
STR (Synchronous Transmitter Receiver) は、1960年にIBMが作ったプロトコルである。初期のプロトコルであり、磁気テープのデータを送るのを始めとして、カード、紙テープなどのデータをやり取りするために使われた。同期データ通信として広く使われたプロトコルの最初の物である。
BSC
BSC (Binary Synchronous Communication) は、1対1だけではなく1対多の通信やバイナリデータを透過的に送ることが出来るプロトコルである。STRの後継としてIBMによって開発された。それと同時にANSIでも規格化され、ANSI X3.28として規格化されている。
出典
- ^ 江村潤郎監修・保坂岩男著「データ通信システム入門」オーム社 1980年 / 17P
関連項目
ドコモケータイdatalink
開発元 | NTTドコモ |
---|---|
最新版 | |
対応OS | Microsoft Windows |
プラットフォーム | x86-compatible |
対応言語 | 日本語 |
種別 | 携帯電話データリンクソフトウェア |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | ドコモケータイdatalink |
ドコモケータイdatalink( - データリンク)は、FOMA用USB接続ケーブルでパソコンとFOMAを繋ぐことで、FOMAとパソコンのデータのバックアップの作成、アドレス帳の編集、その他、携帯電話のファイルの管理を行うためNTTドコモが提供していた無償ソフトウェアである。
概要
元々はメーカー毎にデータリンクソフトは作られており、メーカーが異なる機種同士では互換性がなかった。しかし2006年10月に異なったメーカー同士でも、アドレス帳のバックアップをはじめとした、携帯電話のデーターの管理ができるような、現在のソフトがNTTドコモから提供された[1]。ソフト自体は無償だが、FOMA用USB接続ケーブルは別途購入する必要がある。
ドコモケータイdatalinkの機能は電話帳のバックアップや編集だけでなく、スケジュールの管理や同期、メールの作成、画像データや音声ファイルなどの管理等ができる。スマートフォンやPDAの同期ソフトに近い機能も有しておりMicrosoft OutlookやMicrosoft Outlook Expressとの連携も可能である。FOMA900シリーズ以降のほとんどの機種で対応する。
2015年6月30日を以て当ソフトの提供並びにサポート、ホームページを終了した[2]。
利用方法
- ドコモdatalinkホームページ よりdatalinkソフトをダウンロードし、ソフトをパソコンにインストールする。
- パソコンと携帯電話をFOMA用USB接続ケーブルで接続する。
- ソフトが携帯の機種を認識し、その機種用のドライバーをダウンロードし、認識作業を行う。
- パソコン、携帯電話双方に認証パスワードを入力し、接続が完了 同期、バックアップが可能となる。
主な機能
パソコンとFOMAをUSB接続ケーブルで接続し、携帯からパソコン上のデータリンクソフトにアドレス帳やスケジュール、写真・音楽・メール本文などを取り込んで、編集したり、バックアップをとることが可能である。ただし著作権付のデータは取り込み不可。
機種によっては利用できない機能もある。
電話帳のバックアップと編集
- 電話番号やメールアドレスを、パソコンで編集・管理することができる。
- 電話番号やメールアドレスやプッシュトーク、グループの追加や編集、絵文字入力、画像を貼り付け等も可能。
- Microsoft OutlookやMicrosoft Outlook Expressとの連携も可能。ただし携帯電話とオーガナイザーとの直接同期ではなく、datalinkソフトで取り込んだデータをOutlook等でインポート、エクスポートする仕組みとなる。
なお、この機能を使って電話帳をCSV形式でエクスポートしても、そのデータはドコモWebメールでは使えない。
スケジュール管理(メールや写真も)
- 携帯電話のスケジュールとdatalinkソフトのスケジュールの同期だけではなく、その日にやり取りしたメール、撮影した写真や動画等を表示させることができ、いつ何をしたかがわかる。
- Microsoft OutlookやMicrosoft Outlook Expressとの連携も可能。ただし携帯電話とオーガナイザーとの直接同期ではなく、datalinkソフトで取り込んだデータをOutlook等でインポート、エクスポートする仕組みとなる。
その他機能
- 送受信メールのバックアップや編集
- 携帯電話に保存されている、iモードメール(受信メール、送信メール、未送信メール)などを、パソコン上に取り込むことができる。更にdatalinkソフト上でメールを作成し、携帯電話の送信BOXにインポートすることが可能。そのメール携帯から送信することができる。そのメールの作成の際には絵文字等も利用できる。
- 画像バックアップや編集
- 撮影した画像を一覧表示させ、画像をフォルダ単位で管理できる。表示方法はリスト形式とサムネイル形式が選択でき、スライドショー機能も付属する。また写真を編集して待ちうけ画面を作成したり、デジタルカメラで撮った写真を携帯画面用に編集することも可能。
- ブックマークの編集、追加
- 携帯電話に登録しているブックマークの編集や、新しいブックマークを新規に追加することができる。パソコン用サイトのURLをフルブラウザのブックマークに登録することも可能。
- テキストメモの編集、追加
- 携帯電話で作成したテキストメモの編集や、新しいテキストメモを新規に追加できる。
- iモーションの編集、追加
- トルカのバックアップ
- 携帯電話の中のトルカを読み込んだり、携帯電話に書き込むことができる。
- メロディのバックアップ
- 携帯電話の中のメロディを読み込んだり、携帯電話に書き込むことができる。
- ドキュメントのバックアップ
- 携帯電話の中のマイドキュメントを読み込んだり、パソコンのPDFファイルを携帯電話に書き込むことができる。
- 現在地通知先の編集、登録
- 携帯電話に登録している現在地通知先の編集や、新しい現在地通知先を新規に追加することができる。
対応OS及び対応機種
対応OS
- Windows 2000 Pro(SP4)日本語版
- Windows XP(SP2)日本語版
- Windows Vista 日本語版
- Windows 7 日本語版
- Windows 8 日本語版[3]
- Windows 7と8は64bit版にも対応[4]
対応機種
- 「NOKIA製品」「BlackBerry 8707h」「BlackBerry Bold」「BlackBerry Bold 9700」「hTc Z」「M1000」「SIMPURE L」「SIMPURE N」「F1100 HT1100」「HT-01A HT-02A」「HT-03A」「SC-01B」「T-01A」「T-01B」「Xperia」「LYNX(SH-10B)」「らくらくホンシンプル」を除く、900i以降に発売されたFOMA端末
- SIMPURELとN以外の機種はそれぞれ独自のPCとの同期ソフトとUSB接続ケーブルが携帯に同梱されている。
- NOKIA PC Suite(NOKIA製品)
- MOTORORA Desktop Suite(M1000)
- BlackBerry Desktop Manager(BlackBerry)
- Microsoft ActiveSync (Windows携帯)
対応USBケーブル
- FOMA充電機能付 USB接続ケーブル 02
- FOMA充電機能付 USB接続ケーブル 01
- FOMA USB接続ケーブル
脚注
- ^ データリンクソフト提供報道発表
- ^ “ドコモからのお知らせ ドコモケータイdatalinkソフトの提供終了について”. NTTドコモ (2015年6月1日). 2015年10月19日閲覧。
- ^ 8.1にはver. 1.9.8から対応
- ^ ドコモケータイdatalink 動作環境
外部リンク
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