この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方 ) 出典検索? : "バリューコース" NTTドコモ – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2023年3月 )
バリューコース は、NTTドコモ が2007年 11月26日 から提供している、携帯電話 端末の販売方法及び基本使用料金プランである。
以下本項目全体において、日本国消費税法 の規定に基づき、価格表記は原則として消費税課税後の価格を優先する。また、「本体価格」とあるのは、消費税額を除いた金額である。
内容
バリューコースは、携帯電話端末をバリューコース用の販売価格で購入することで、従来に比べて割安な基本料金(バリュープラン)で利用できる制度 である[注釈 1] 。
利用者はバリューコース用販売価格での端末購入代金を現金・クレジットカードでの一括もしくは、基本使用料金などと共に割賦(24回払いまたは12回払い)によって支払う。また、バリューコース利用者には独自の「バリュープラン」が適用され、タイプSSバリューを除く各プランとも従来の基本使用料金プランに比べ1,680円(本体価格1,600円)割り引きされる。ただし、基本使用料割引サービスを利用している場合は、基本使用料そのものが減額されているため、割り引かれる額も割引率の分だけ少なくなる[注釈 2] 。
なお、割引サービスの適用後も無料通信分や通話料の金額は変わらない。
つまりベーシックコースと比べるとバリューコースは、携帯電話端末の値引きを受けないかわりに、毎月の利用料金が割安になる制度 である。ベーシックコースからバリューコースへの支払方法の移行を「バリュー化」と云う俗語 を使う場合もある。
またバリューコースは端末を分割支払い途中で水没や盗難、紛失した際の負担が大きくなるため、ケータイ補償お届けサービス という、保険のようなサービスに加入する割合が高まっている。
その一方、端末代金と利用料金の分離のために導入された制度であるにもかかわらず、本コースの適用には正規の端末購入が伴わなければならず、持ち込みによる新規契約や機種変更の場合には本コースへの加入が出来ない。ただし、ドコモブランドの端末以外であれば、技適マーク を取得したFOMA回線に接続可能な端末(いわゆるSIMフリー端末)の持ち込みによるバリューコース加入が可能になっている[1] 。
沿革
対象
FOMA 905iシリーズ以降に販売される全てのFOMA端末
904iシリーズ・704iシリーズ以前の端末は従来の販売方法及び基本使用料金プランが適用される。
mova 端末に関係する契約については、ドコモがFOMA移行の方針を徹底させているため、対象外。2008年 までに終了させるサービス用の端末も同様である。
技適マークを取得したFOMA回線に接続可能な他社製品
いわゆるSIMフリー端末がこれに該当する。
バリューコース開始の経緯
従来の携帯電話端末の販売制度は、携帯電話会社のインセンティブ (販売奨励金)によって携帯電話端末の価格を引き下げ、基本料金及び通話料で端末を値引きした分を回収する仕組みだった。従って、利用者が短期間で解約 や機種変更 をすると、電話会社はインセンティブ分を回収できないことがある。また毎月の利用料金の支払いの少ない利用者からはインセンティブを回収しにくい。そのため、その負担が長期利用者や利用料金が高額な利用者に掛かっていた。
ドコモのバリューコースは、このような不平等で不透明な携帯電話端末の販売制度を、基本使用料・通信料金と端末料金を分離した制度に変えていくよう、総務省 が各携帯電話事業者に求めたため開始された。一方、従来の新料金プランを引き継ぎインセンティブを用いる「ベーシックコース 」も並行して新設された。
また、別のバリューコース開始の要因として、ドコモが他社に比べ端末価格が高いため、番号ポータビリティ で苦戦している要因の一つとなっていることもあり、このような状況を打開するという目的もある。ドコモは、今後この料金プランをベースとし、全契約の半数以上をバリューコースに移行させる方針を示している。
このような販売制度・基本使用料金プランの変更は、一足早くソフトバンクモバイル が実施しており、au でもドコモより2週間早い2007年 11月12日 より「au買い方セレクト 」という名称で開始している。
バリュー一括安売り販売
ソフトバンクモバイル の「スーパーボーナス一括払い9,800円」セール(通称「スパボ一括 」)やau の「シンプルコース1円」と同様に、バリュー一括払いでの安売り販売が行われている。
FOMA 906i, 706iの発売で旧機種となった905i、705iシリーズを中心に、MNPや新規では9,800円程度で安売りされており、0円販売も確認されている。在庫処分の意味合いが強く数量は限定的だが、「携帯電話端末の値引きを受けないかわりに、毎月の利用料金が割安になる制度」という、当初の理念とはかけ離れた販売方法と言える。
注意点
分割支払いの場合、機種変更や解約の際は利用していた端末の割賦支払金の残りはすべて一括または分割で払う必要がある。
ただし、強制解約の場合は一括での支払いが必要である。
短期間での機種変更、解約の場合は結果的に従来の端末購入方法よりも支払額が高くなる場合がある。
他社「スーパーボーナス」の場合と異なり、長期利用割引(「ひとりでも割50」や「(新)いちねん割引」)の解約金は免除されない。
脚注
注釈
^ 「バリュープラン」契約中であっても、904iシリーズ・704iシリーズ以前の端末に買い替えたり「ベーシックコース」による端末購入を行なった場合は「バリュープラン」の継続はできず、「ベーシックプラン」に変更する必要がある。
^ 例えば、「ひとりでも割50 」、「ファミ割MAX50 」などで基本使用料が半額の場合は、割引額も半額の840円(本体価格800円)である。
出典
^ バリュープラン ご注意事項 - NTTドコモ NTTドコモ FOMAサービス契約約款 (PDF ) では、 料金表内の適用規定 オ「FOMA契約者から当社が定める端末設備(移動無線装置にあっては当社が無線局の免許を受けることができるものであって、技術基準適合証明規則様式第7号又は第14号の表示により当社が無線設備規則に適合していることが確認できるもの及び当社のFOMAサービスの契約者回線に接続できるものに限ります)の提示があったときは、そのFOMA契約者から指定のあった1のFOMAにおいてバリューコースを選択することができます。」と規定している(データプランについてはP.73、音声プランについてはP.441に記載)
関連項目
外部リンク
通信サービス
FOMA端末向けサービス
スマートフォン用サービス
その他サービス
料金・割引サービス
法人向けサービス
携帯電話端末
パーソナル時代
1995年
101N
101S
101Y
101P
101H
102N
102Y
102P
102H
1996年
201S
101U
202S
201P
103P P×P
301S
201D
203S
302S
102U
201T
1997年
311S
312S
313S
201U
311P
311N
411P P×P
321S
311T
312D
314S
315S
313P
1998年
311M
316S
317S
551S
311Y
315P
331S
331P
341S
331T
ドコモ時代
パルディオシリーズ (音声機種)
331S-II
331P-II
331T-II
331N-II
332S
551S-II
611S
621S
622S
623N
623P
631S
632P
ブラウザホンシリーズ (音声機種)
その他音声機種
通信機種
Mobile Card P-in
P-in Comp@ct
P-in m@ster
P-in memory
P-in Free 1S
P-in Free 1P
P-in Free 2PWL
Picwalk P711m
ドッチーモ
15xシリーズ
151
152
153
155
156
157
158
20x・21xシリーズ
201
P201
D201
F201
KO201
KY201
N201
SA201
SH201
SO201
202
203
D203
F203
KO203
N203
P203
R203
204
205
206
D206
F206
KO206
N206
NM206
P206
SH206
SO206
N206S
207
208
D208
F208
KO208
N208
P208
N208S
209i・209iS
210i
211i・211iS
212i
213i・213iS・213iWR
25xシリーズ
251i・251iS
252i・252iS
253i・253iS
5シリーズ
501i
502i・502ix
503i・503iS
504i・504iS・504iC
505i・505iS・505iGPS
506i・506iC・506iS
その他
6xxシリーズ
D601ps
P601ps
F601ps
SO601ps
N601ps
P651ps
F601ev
P601ev
SH601em
F661i
らくらくホン
GEOFREE
ドッチーモ
自動車電話
FOMAテュアル
端末納入メーカー(日本国外企業 ):エリクソン (ER)
ノキア (NM)
自動車電話 (E)
2008年- 2009年 (冬・春)
2009年 (夏・秋)
docomo STYLE series
docomo PRIME series
docomo SMART series
docomo PRO series
その他
2009年- 2010年 (冬・春)
docomo STYLE series
docomo PRIME series
docomo SMART series
docomo PRO series
ドコモ スマートフォン
その他
2010年 (夏・秋)
docomo STYLE series
docomo PRIME series
docomo SMART series
docomo PRO series
ドコモ スマートフォン
その他
2010年- 2011年 (冬・春)
docomo STYLE series
docomo PRIME series
docomo SMART series
docomo PRO series
ドコモ スマートフォン
その他
2011年 (夏・秋)
docomo STYLE series
docomo PRIME series
docomo SMART series
ドコモ スマートフォン
その他
納入企業
「 」(マーク無):FOMAハイスピード 対応機種 - 「*」:Xi・FOMAハイスピード対応機種 - 「**」:FOMAハイスピード非対応機種 -
【新色】は以前に発売された機種の新色版
2012-2015
Xi モデル
2011年- 2012年 (冬・春)
2012年 (夏)
docomo with series
docomo NEXT series
ドコモ タブレット
その他
2012年 (秋・冬)
docomo with series
Disney Mobile on docomo
docomo NEXT series
docomo STYLE series
ドコモ タブレット
その他
2013年 (春)
docomo with series
docomo NEXT series
ドコモ タブレット
その他
スマートフォン for ジュニア (SH-05E )*
HW-02E
SmartTV dstick 01***
Home Wi-Fi***
2013年 (夏)
2013年 (秋・冬)
ドコモ スマートフォン
Disney Mobile on docomo
ドコモ タブレット
ドコモ ケータイ
その他
2014年 (春)
2014年 (夏)
ドコモ スマートフォン
Disney Mobile on docomo
ドコモ タブレット
ドコモ ケータイ
その他
2014年 (秋・冬)
ドコモ スマートフォン
Disney Mobile on docomo
ドコモ タブレット
ドコモ ケータイ
その他
2015年 (春)
2015年 (夏)
ドコモ スマートフォン
Disney Mobile on docomo
ドコモ タブレット
ドコモ ケータイ
その他
納入企業
「 」(マーク無):FOMAハイスピード 対応機種 - 「※」:PREMIUM 4G ・Xi ・FOMAハイスピード対応機種 - 「*」:Xi・FOMAハイスピード対応機種 - 「**」:FOMAハイスピード非対応機種 - 「***」:携帯電話回線非対応 - 【新色】は以前に発売された機種の新色版
2015年 (秋・冬)
ドコモ スマートフォン
ドコモ タブレット
dtab (d-01H)
dtab compact (d-02H)
ドコモ ケータイ
その他
2016年 (春)
ドコモ スマートフォン
Disney Mobile on docomo
その他
2016年 (夏)
ドコモ スマートフォン
Disney Mobile on docomo
ドコモ タブレット
その他
2016年 (秋・冬)
ドコモ スマートフォン
Xperia XZ (SO-01J )
Xperia X Compact (SO-02J )
Galaxy Note 7 (SC-01J)
AQUOS EVER (SH-02J )*
arrows NX (F-01J )
MONO (MO-01J)*
ドコモ ケータイ
その他
2017年 (春)
2017年 (夏)
2017年 (秋・冬)
2018年 (春)
ドコモ スマートフォン
ドコモ タブレット
arrows Tab (F-02K)
dtab (d-01K)
その他
DM-01K (LGエレクトロニクス製)
らくらくスマートフォン me (F-03K )*
2018年 (夏)
ドコモ スマートフォン
Galaxy S9 (SC-02K )
Galaxy S9+ (SC-03K )
arrows Be2 (F-04K )
Xperia XZ2 (SO-03K)
AQUOS R2 (SH-03K)
Xperia XZ2 Compact (SO-05K )
LG style (L-03K)
HUAWEI P20 Pro (HW-01K )
Xperia XZ2 Premium (SO-04K )
TOUGHBOOK (P-01K)
ドコモ タブレット
2018年- 2019年 (冬・春)
ドコモ スマートフォン
Galaxy Note9 (SC-01L )
Xperia XZ3 (SO-01L)
Galaxy Feel2 (SC-02L )
AQUOS sense2 (SH-01L)
ドコモ ケータイ
その他
2019年 (夏)
ドコモ スマートフォン
Xperia Ace (SO-02L )
AQUOS R3 (SH-04L)
Galaxy S10 (SC-03L)
Galaxy S10+ (SC-04L)
arrows Be3 (F-02L )
Xperia 1 (SO-03L )
LG style2 (L-01L)
HUAWEI P30 Pro (HW-02L)
Galaxy S10+ Olympic Games Edition (SC-05L)
ドコモ ケータイ
その他
2019年- 2020年 (冬・春)
ドコモ スマートフォン
Galaxy Note10+ (SC-01M)
Galaxy A20 (SC-02M)
Xperia 5 (SO-01M )
AQUOS sense3 (SH-02M)
AQUOS zero2 (SH-01M )
その他
納入企業
「 」(マーク無):PREMIUM 4G ・Xi ・FOMAハイスピード 対応機種 - 「*」:Xi・FOMAハイスピード対応機種 - 「**」:FOMAハイスピード対応機種 -
【新色】は以前に発売された機種の新色版
2020年 (春・夏)
5G スマートフォン
Galaxy S20 5G (SC-51A)
Galaxy S20+ 5G (SC-52A)
Galaxy S20+ Olympic Games Edition
Xperia 1 II (SO-51A )
AQUOS R5G (SH-51A)
LG V60 ThinQ 5G (L-51A)
arrows 5G (F-51A)
4G スマートフォン
Xperia 10 II (SO-41A)
arrows Be4 (F-41A )
Galaxy A41 (SC-41A)
LG Style3 (L-41A)
ドコモ タブレット
その他
2020年- 2021年 (冬・春)
5G スマートフォン
Galaxy Note20 Ultra 5G (SC-53A)
Galaxy A51 5G (SC-54A)
Xperia 5 II (SO-52A )
arrows NX9 (F-52A)
LG VELVET (L-52A)
AQUOS sense5G (SH-53A)
4G スマートフォン
Galaxy A21 (SC-42A)
AQUOS sense4 (SH-41A)
ドコモ タブレット
その他
2021年 (春・夏)
5G スマートフォン
Galaxy S21 5G (SC-51B)
Galaxy S21 5G Olympic Games Edition
Galaxy S21 Ultra 5G (SC-52B)
Galaxy A52 5G (SC-53B)
AQUOS R6 (SH-51B)
Xperia 1 III (SO-51B)
Xperia 10 III (SO-52B)
4G スマートフォン
arrows Be4 Plus (F-41B )
Xperia Ace II (SO-41B)
ケータイ
DIGNO ケータイ ベーシック (KY-41B)
その他
2021年 (秋・冬)
5G スマートフォン
Galaxy Z Flip3 5G (SC-54B)
Galaxy Z Fold3 5G (SC-55B)
Galaxy A22 5G (SC-56B)
AQUOS sense6 (SH-54B)
Xperia 5 III (SO-53B)
arrows We (F-51B )
その他
2022年 (春・夏)
5G スマートフォン
Galaxy S22 (SC-51C)
Galaxy S22 Ultra (SC-52C)
Galaxy A53 5G (SC-53C)
Xperia 1 IV (SO-51C)
Xperia 10 IV (SO-52C)
Xperia Ace III (SO-53C)
AQUOS wish2 (SH-51C)
AQUOS R7 (SH-52C)
ケータイ
arrows ケータイ ベーシック (F-41C )
その他
納入企業
【新色】は以前に発売された機種の新色版
主な人物
関連項目