音楽レーベルとは? わかりやすく解説

レコードレーベル

(音楽レーベル から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/22 23:57 UTC 版)

レコード盤の表面

レコードレーベル: record label)または単にレーベルは、本来はレコードの盤面中央部に貼付された、曲目、音楽家レコード会社名が記載された「ラベル」である。「ラベル」は、英語表記で「label」であり、音楽業界では見た目からローマ字読みで日本語化された「ラベル」ではなく、アメリカなど業務上直接やりとりを行う上で使用されてきた発音から「レーベル」と言ってきた[1]

レコード業界では、それが転じて、ラベル紙に記された(印刷された) レコード会社やその傘下のブランド名自体を「レーベル」と呼ぶようになった。ブランド名としての「レーベル」は独立した会社組織になっている場合と、そうでない場合がある。

概要

レーベルはラベル(label)のことでありレコード盤の中央に貼り付けられていたものを指す[1]。レーベルはレコード会社ごとにデザインが異なったものが用いられブランド化が図られるようになった[1]

音楽のジャンルの多様化とともにレコード会社が様々な音楽性をもつアーティストを同時に抱えるようになると、レコード会社は音楽性ごとに組織化してレーベルを立てるようになった[2]

歴史のあるレーベルにはブランド的価値が発生するが、所属アーティストによって固定されたイメージがつきまとうこともある。そのイメージを払拭するためのブランド戦略の一環として新規のヒモ付きレーベルが作られることもある。また、マネージメントやプロデューサーなどが独立したレーベルを設け、原盤権などを分離する例も多い。プロ・アーティストが、アマチュアのためにレーベルを制定することもある(プライベートレーベル)。レーベルは、所属するミュージシャンの音楽とそのジャンル、方向性、規模を、作品以外で端的にアピールするための手法であるとも言え、レーベル買いなどという消費行動も存在した。

90年代ごろにはコロムビア(ソニー・ミュージック)、ワーナーポリグラムなどの6大メジャーが存在したが、その後合併が繰り返されて、メジャーによる寡占化が進行した。 レコード・レーベルはメジャー・レーベルとインディー・レーベルが存在するが、2014年における世界のメジャー・レーベルの市場占有率は、約65〜70パーセントとされている[3]

おもなレコードレーベル

脚注

出典

  1. ^ a b c 落合真司『音楽業界ウラわざ』2003年、73頁。 
  2. ^ 落合真司『音楽業界ウラわざ』2003年、73-74頁。 
  3. ^ Independent Music is now a growing force in the global market”. Musicindie.com (2014年2月1日). 2020年1月8日閲覧。

関連項目


音楽レーベル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/19 21:11 UTC 版)

酒井正和」の記事における「音楽レーベル」の解説

SMASH LABEL2010年設立。入場テーマ曲などの製作・販売を行う。2010年世界的アーティストMACKA-CHIN (NITRO MICROPHONE UNDERGROUND) などとのコラボによるコンピレーションCDSMASH LABEL 01」を発売SMASH LABEL 012016年4月設立。ダンスボーカルユニット「ZERO」をサポートするために立ち上げられた。レーベル名の末尾の「01」は、「ZERO」のメンバーで約4年ぶりに芸能界に復帰する森本龍太郎「0」からスタートし、それをサポートする「1」を表しているという。

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「音楽レーベル」を含む「酒井正和」の記事については、「酒井正和」の概要を参照ください。

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