空 (仏教)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/21 17:16 UTC 版)
仏教における空(くう、梵: śūnya [シューニャ]または梵: śūnyatā [シューニャター]、巴: suññatā [スンニャター][1])とは、一切法は因縁によって生じたものだから我体・本体・実体と称すべきものがなく空しい(むなしい)こと[2][注釈 1]。空は仏教全般に通じる基本的な教理である[2]。
注釈
出典
- ^ 「suññatā (f.) 〔suñña-tā, abstr. fr. suñña〕空たること. 空性. 空.」 雲井昭善『新版 パーリ語佛教辞典』、2008年7月改訂新版、山喜房佛書林、p.954
- ^ a b c d e f g 総合仏教大辞典 1988, p. 279-281.
- ^ 中村元、三枝充悳 『バウッダ』 小学館〈小学館ライブラリー〉、1996年、p.373。
- ^ Ronkin, Noa; Early Buddhist Metaphysics, page 91
- ^ 長尾雅人・戸崎宏正訳 『大乗仏典〈1〉般若部経典―金剛般若経・善勇猛般若経』 中央公論社〈中公文庫〉、2001年。
- ^ ブリタニカ国際大百科事典『ガンダルバ』 - コトバンク
- ^ 大辞林 第三版『乾闥婆城』 - コトバンク
- ^ 渡辺 1983, p. 202.
- 1 空 (仏教)とは
- 2 空 (仏教)の概要
- 3 大乗仏教
- 4 分類
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