映画本編及びその関連作品に登場
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「ヒドラ (マーベル・コミック)」の記事における「映画本編及びその関連作品に登場」の解説
ヨハン・シュミット / レッドスカル ヒドラ創始者。かつてオーディンが地球に残した“テッセラクト”を入手したことでナチスから離反。独自の秩序を築くべく世界征服を企むが、スティーブとの決戦時にテッセラクトのエネルギーに巻き込まれ、惑星“ヴォーミア”へ飛ばされた。 アーニム・ゾラ(Arnim Zola) 演 - トビー・ジョーンズ 日本語吹替 - 佐々木睦 シュミットに協力する天才科学者で、スイス人。当初はテッセラクトに対する科学的興味から協力し、シュミットへの恐怖心から従っていたが、ヒドラの忠実な信奉者となり、シュミットに続く副司令官となる。 強化前のスティーブと大差ない体格を有し、服装が個性的かつ肉を食べられない神経質な性格で、シュミットのエイブラハム・アースキンに関心を示す態度は懐疑的に見ていたものの、彼の赤い頭部をした姿には「美しい」と評し、シュミットから愛車を貸し与えられるほど優秀な科学者として信頼されていた。戦後はペーパークリップ作戦の一環としてアメリカに招かれ、S.H.I.E.L.D.の発展に協力するが、その裏で暗躍しヒドラ再興にも成功した。1972年に不治の病を宣告されて絶命したが、その卓越した頭脳を欲したヒドラによって6万メートルに及ぶ大量の磁気テープに意識を移され、現代に至るまで活動を続けていた。描写 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』 本作でMCU初登場。ヒドラの本部基地でテッセラクトのエネルギーを研究利用し、自身が生み出した新しいテクノロジーが恐ろしい目的で悪用されるとまでは考えず、様々な兵器を開発した。しかし、貨物列車で移動中にハウリング・コマンドーズの襲撃を受けて、SSRへ拿捕された。ヒドラの一員であるにも関わらず、青酸カリで自決せず、尋問でチェスター・フィリップスにヒドラの本部基地の所在と、ワルキューレによる一斉爆撃作戦を打ち明けた。このため、スイスに送還されたと言及される。 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』 本作では磁気テープによる分身として登場する。捕虜として長年SSRに尽くしてきた裏で、組織内にヒドラのシンパを増やし、新たなヒドラを結成させ、“インサイト計画”のアルゴリズムを作り上げた。 “キャンプ・リーハイ”の地下施設にやって来たスティーブたちにS.H.I.E.L.D.の内情と新しいヒドラの秘密を語ったあと、彼らを始末するためにミサイル攻撃を敢行させ、自身も滅び去る。 『エージェント・カーター』(テレビドラマ版)シーズン1の第8話にも登場する。『ホワット・イフ...?』 第1話 ペギーが超人兵士になった宇宙のゾラ。正史における大戦中のゾラと同様の人物像をしている。テッセラクトを携えてドイツのベルリンを移動していたところに現れたペギー・カーター/キャプテン・カーターの襲撃を受け、護衛の兵士を全て倒されて、テッセラクトと共に捕縛される。数日後、SSRの捕虜となっていたところへ、憤慨しながらやって来たペギーに「何も教える気はない」と断じながらも、結局彼女にヒドラの本拠地とシュミットの野望を白状してしまう。 第8話 第9話 ハインツ・クルーガー(Heinz Kruger) 演 - リチャード・アーミティッジ 日本語吹替 - 川原慶久 ヒドラのスパイ。描写 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』 本作でMCU初登場。シュミットから超人血清強奪とアースキン抹殺の命を受け、アメリカ国務省の“フレッド・クレムソン(Fred Clemson)”と名乗り、スーパーソルジャー計画の実験場となったブルックリンのSSRの秘密基地に潜入。スティーブへの実験が成功し、その場が盛り上がっているところで基地の観覧ブースを爆破し、実験で余った超人血清1本を奪ってアースキンを射殺した。 ペギーが放った銃弾を受けたり、待機していた仲間も撃たれる中で、通りかかったタクシーを奪取して逃走し、追い込まれると居合わせた少年を人質にして海に放り込むなど、追いかけて来たスティーブに対して卑劣な行為を繰り返すが、隠していた潜水艦に搭乗して逃走を試みたのも束の間、泳いできたスティーブに捕まり、捕虜となる事を拒んで、歯の奥に仕込んでいた青酸カリを噛んで自決する。 『ホワット・イフ...?』第1話 ペギーが超人兵士になった宇宙のクルーガー。正史と同様に、スーパーソルジャー計画の実験施設に潜入するが、スティーブへの実験直前に爆弾攻撃や銃撃を行い、アースキンやフィリップスたちを抹殺してスティーブにも重傷を負わせることに成功。超人血清を奪い取るも、ペギーに射殺される。 アレクサンダー・ピアース S.H.I.E.L.D.の理事で“世界安全保障委員会”とのパイプ役だが、正体は現代におけるヒドラの中心格である。 真のインサイト計画を実行することで、ヒドラの脅威となる者を抹殺しようとしたが、計画の実行中にナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウによって、S.H.I.E.L.D.とヒドラの内情を全て全世界へ公開された後にニック・フューリーに射殺される。 スターン(Stern) 演 - ギャリー・シャンドリング 日本語吹替 - 石住昭彦 アメリカ政府に上院議員として所属した構成員。描写 『アイアンマン2』 本作でMCU初登場。軍事公聴会で、「アイアンマンは“兵器”である」と挑戦的な物言いでトニーにアーマー提出を求めるが、専門家として呼んだジャスティン・ハマーの失態を暴露されたことで、閉会を余儀なくされ放送禁止用語も言い放った。 物語中盤ではハマーとゴルフを楽しむが、ラストで、“スターク・エキスポ”の騒動を解決させたトニーとジェームズ・“ローディ”・ローズ/ウォーマシンの勲章授与式に授与者として参加する。トニーの授与には不満を感じている様子を見せながら、最後は彼らと写真撮影に収まる。 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』 本作ではヒドラの一員であることが明かされ、右膝を痛めているような様子も見せた。顔を出しに来たシットウェルに、地元へ帰って23歳のリポーター志望の有権者に挨拶しに行くと話し、彼のピンバッジを褒めてヒドラの挨拶を耳打ちした。物語のラストで、その素性が判明し、FBIに逮捕される。 ジャスパー・シットウェル(Jasper Sitwell) 演 - マキシミリアーノ・ヘルナンデス 日本語吹替 - 丸山壮史 禿頭に眼鏡が特徴のヒドラ構成員。1973年8月12日生まれ、アメリカ合衆国バージニア州出身のホンジュラス系アメリカ人。S.H.I.E.L.D.内での権限レベルは6で、フィル・コールソンの友人でもある。間抜け役を演じることが得意であると自他共に認めている。知識人風だが、眼前に現れた“デストロイヤー”を“スターク・インダストリーズ”製マシンと勘違いする滑稽な男性でもある。ヒドラの構成員の中で、最も多くの作品に登場する。描写 『マイティ・ソー』 本作でMCU初登場。ベースキャンプやビフレスト跡地といった現場では、コールソンを「ボス」と呼び、彼の補佐を務めた。だがデストロイヤーに対しては、コールソンたちと同様に全く歯が立たずじまいで退場する。 『マーベル・ワンショット』 『相談役』 本作では、コールソンの話し相手として登場する。夜中のダイナーで食事していたところに接触してきたコールソンから、世界安全保障理事会がハーレムでの一件をブルース・バナー/ハルクの責任とし、サディアス・ロスに身柄確保されたエミル・ブロンスキー/アボミネーションを釈放して“アベンジャーズ”に参加させたがっていることと、理事会の決定を覆せないフューリーがこれに反対していることを聞く。これを受けて、世界安全保障理事会へのブロンスキー引き渡しを阻止するため、間抜けな者を演じる自分には引き渡さないと考えて自らロスの元に赴くことを提案するが、コールソンのアイデアも取り入れて自分ではなく、「相談役」であるトニーをロスの元に派遣する。後日、ダイナーでパンケーキを食するコールソンの下に駆け付け、ロスからブロンスキーを引き取らずに済むと知らされてほくそ笑む。 『アイテム47』 本作ではクレア・ワイズとベニー・ポラックの対処に当たり、これまで見せなかった直接的な調査能力や格闘戦能力も披露する。なお本作は、『アベンジャーズ』の直後の物語となる。 同僚のフェリックス・ブレイクから見せられたクレアとベニーの銀行強盗の映像を「よくある街角のBBQ」と馬鹿にするも、ブレイクから依頼された2人の対処に出動。誘き寄せたベニーを取り抑え、反撃してきたクレアもつかみ合いの末に捕縛することに成功。2人が強盗に使っていた“チタウリのキャノン砲/アイテム47”を押収するも、この銃砲を駆使できた技能を持つベニーたちに感心して、2人を処分せずにS.H.I.E.L.D.の職員に登用。ブレイクに紹介する。 『アベンジャーズ』 本作では“ヘリキャリア”のブリッジのオペレーターを務め、ロキがドイツのシュトゥットガルトのケーニッヒ通り28に姿を現したことをスティーブたちに伝える。 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』 本作でヒドラの一員であることが明かされる。冒頭で“レムリア・スター”に乗船していたために、ジョルジュ・バトロックらに拘束されるが、スティーブやブロック・ラムロウらS.T.R.I.K.E.によって解放される。“トリスケリオン”に帰投すると、逃亡したスティーブの一斉捜査を多数のエージェントや職員たちに指示した。 後にスターンの元に顔を出し終えると、待ち構えていたサムの呼び出しを受け、スティーブたちにインサイト計画の詳細を吐かされてしまい、計画を止めるために必要な人物として拉致され、トリスケリオンへ同行させられるが、移動中にスティーブたちを狙って現れたウィンター・ソルジャーによって、対向車線に投げ込まれ、車に轢かれる末路を辿る。 『アベンジャーズ/エンドゲーム』 トニー、スティーブ、ブルース、スコットがタイムトラベルした、“ニューヨーク決戦”後の時代に登場。当時は決戦の事後処理のために、戦地の中心となった“スターク・タワー”に赴き、アベンジャーズが捕縛・回収したロキとセプターを確保する任務に従事していた。タワーをエレベーターで降下中に現れた未来のスティーブからセプターを預けるよう声をかけられ、彼に猜疑心を抱くも、「ヒドラ万歳」と耳打ちされ、スティーブもヒドラの一員と思い込み、セプターを持ち去られる。 『エージェント・オブ・シールド』シーズン1の第7話と15話、シーズン5の第15話にも登場する。 ウィンター・ソルジャー 本名は“ジェームズ・ブキャナン・バーンズ”。元はスティーブ/キャプテン・アメリカの良き相棒だったが、貨物列車から落ちたのち、ヒドラによる洗脳を受け、ヒドラ最強の暗殺者“ウィンター・ソルジャー”となり現代で暗躍する。 ブロック・ラムロウ / クロスボーンズ S.H.I.E.L.D.の精鋭部隊である“S.T.R.I.K.E.”にリーダーとして潜伏していた構成員。S.H.I.E.L.D.崩壊後は“クロスボーンズ”として登場する。 ジャック・ロリンズ(Jack Rollins) 演 - カラン・マルヴェイ 日本語吹替 - 高橋圭一 S.H.I.E.L.D.のS.T.R.I.K.E.に所属していた構成員で、ラムロウの片腕的存在。オールバックの髪型が特徴である。描写 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』 本作でMCU初登場。物語序盤にパラシュートを着けずに高速スカイダイビングを敢行したスティーブに驚くも、ラムロウと共に救出作戦を展開した。その後も、エレベーターでの乱闘や、ショッピングモールにキャンプ・リーハイでの捜索、市街地でのスティーブたちの捕縛まで、多くの場面で活動し、インサイト計画の際には、ピアースの護衛のために世界安全保障委員会に乗り込むが、ホーリーに変装したナターシャに倒された。しかし、この直後に死亡したのか逮捕されたのかは描写なしのため不明。 『アベンジャーズ/エンドゲーム』 トニー、スティーブ、ブルース、スコットがタイムトラベルした、ニューヨーク決戦後の時代に登場。彼も当時はシットウェルやラムロウと共に、スターク・タワーでロキとセプターを確保する任務に従事していた。エレベーターで降下中に現れた未来のスティーブに不審感を覚えて身構えかけるも、スティーブの機転によってセプターを持ち去られる。 ヴォルフ・ガング・フォン・ストラッカー / バロン・ストラッカー(Wolfgang von Strucker / Baron Strucker) 演 - トーマス・クレッチマン 日本語吹替 - 広瀬彰勇 ヒドラの2015年時のリーダーでもある諜報員。S.H.I.E.L.D.に科学者として所属していた。右目にかけた拡張現実オーバーレイ付きモノクル が特徴で、悪名高いテロリストや犯罪社会の輩と秘密裏に接触しており、目的のためなら民間人のみならず、部下たちまでも犠牲にする利己的で下賎な人物。ロボット工学と人工知能に精通し、敵対者を欺くことにも長ける。描写 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』 物語のポスト・クレジット・シーンで初登場。ヒドラの一斉蜂起から警戒心を募らせるリストとは対照的に余裕ある姿勢を崩さず、「この世で最強の恐怖は“奇跡”」であると嘯き、マキシモフ兄妹を見つめる。 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』 ソコヴィア基地にアベンジャーズが攻め込んで来たことを受けて部下たちに、降伏せずに誰か一人でも倒して士気を上げろと指示しながらも、自身はヒドラの機密情報を守るためにあえてアベンジャーズへの投降を決意し、スティーブに倒されて拿捕されるが、後に自分のデータと共にウルトロンに抹殺される。 『エージェント・オブ・シールド』シーズン5の第15話にも登場する。 ドクター・リスト(List) 演 - ヘンリー・グッドマン 日本語吹替 - 伊藤和晃 ヒドラの科学者。ストラッカーに従事している。描写 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』 物語のポスト・クレジット・シーンで初登場。ヒドラの秘密施設で、ストラッカーにS.H.I.E.L.D.とヒドラの情報が全世界へ行き渡ったと伝え、自身らの今後を危惧する。 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』 マキシモフ兄妹の戦線投入をストラッカーに進言した後、ヒドラの機密情報を持ち出そうとしていたところにトニーに撃たれて倒れるが、その後の去就は不明。 ピエトロ・マキシモフ / クイックシルバー セプター(マインド・ストーン)を用いた人体実験で超高速移動能力を得たソコヴィア出身の強化人間。 ワンダ・マキシモフ / スカーレット・ウィッチ セプターを用いた人体実験でテレキネシス、マインドコントロールなどの特殊能力を得た、ソコヴィア出身の強化人間。ピエトロとは双子の兄妹である。 ミッチェル・カーソン(Mitchell Carson) 演 - マーティン・ドノヴァン 日本語吹替 - 沢木郁也 登場作品 - 『アントマン』 S.H.I.E.L.D.に幹部として所属していた構成員。伊達男然とした風貌の反面、軽率に慇懃無礼な言動をとる陰険な性分の持ち主である。ハンク・ピムからは政府転覆を企んでいると危険視されており、ハワード以上にピム粒子を欲していた。 1989年時のピムの退職直前に、ハワードの傍らで気に障る発言をしたことでピムに顔面を机に叩きつけられてから、彼とは因縁の間柄となった。現代では、ダレン・クロス/イエロージャケットと取引して“イエロージャケット”と“クロス粒子”を得ようと目論む。だが、イエロージャケットの披露会で、ピムたちとダレンらの争いに巻き込まれたため、取引は失敗に終わってしまった。それでも、混乱の中をかい潜ってクロス粒子のサンプルを一本奪取して逃走する。その後の彼の行方は2022年現在不明である。 ヴァシリー・カルポフ(Vasily Karpov) 演 - ジーン・ファーバー 日本語吹替 - 山岸治雄 登場作品 - 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』 かつてロシア軍に大佐として所属していたヒドラの構成員。1991年時には、ヒドラのシベリア基地で管理していたバッキーを利用した任務や、ウィンター・ソルジャー計画の実験を行なっていた。バッキーに超人血清を奪取する任務を与えた際、目撃者がいたら始末するようにも命令しており、それがスターク夫妻の死の遠因となっていた。ウィンター・ソルジャーたちを道具扱いし、自身に危害が加わりそうになると部下たちを見捨ててまでバッキーに自分だけを救わせた典型的な小悪党である。 現代ではクリーヴランドの自宅に潜伏していたが、同時に秘匿していたノートを狙うジモの不意打ちを受けて逆さ吊り状態で捕縛・拷問され、「地獄へ落ちろ」・「ヒドラ万歳」と言い残し、ノートを奪ったジモによって水死する。 L・アトウッド アメリカ政府の女性議員である元構成員。 ウィルフレッド・ネイゲル ウィンター・ソルジャー計画の一員だった科学者。
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