日本の主な産地
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2014年現在の収穫量国内1位は長野県、2位は茨城県、群馬県、東京都で争っており、神奈川県を除く1都5県が10位以内、神奈川県も15位以内と関東地方に産地が集中している。その他生産が盛んなのは岩手県を中心とした東北地方のほか滋賀県、兵庫県、愛媛県、熊本県など、西日本でも高原地帯を中心に栽培が盛んとなっている。加工品は頭打ちだが、生食での人気で年々需要が高まっており、2014年の収穫量は1989年(平成元年)の6倍以上の約2700トンとなっている(輸入量の1970トンを上回る)。農林水産省では特産果樹として統計をとっている。 北海道余市町、仁木町 青森県中泊町(旧中里町) 岩手県 …国内5-8位。歴史の古い産地で、1976年に長野果樹試験場より苗木が送られ、冷害対策の作物として広まった。以後、関東地方でブルーベリー栽培が盛んになる以前は長野に次ぐ国内2位の産地となっていた。加工品が主流で、他県への出荷も多い。岩手町、奥州市(旧胆沢町)、一関市 宮城県栗原市(旧若柳町)、大崎市(旧鳴子町)、蔵王町 山形県鶴岡市、寒河江市 福島県三春町、棚倉町 茨城県 …収穫量国内2-4位。つくばは三大産地と呼ばれる国内有数の産地で、「ブルーベリーシティー」宣言を行っている。つくば市、かすみがうら市(旧千代田町)、小美玉市(旧美野里町) 栃木県佐野市、大田原市、日光市 群馬県 …収穫量国内2-4位。1990年以降は、長野に次ぐ主産地の一つで、桑畑からの転作で広まった。高原の気候を利用したハイブッシュ種のほか、県独自の品種も育成している。川場村、沼田市、前橋市 埼玉県 …国内5-8位。美里町は荒廃した桑畑を利用したブルーベリー栽培で注目された町であり、多彩な品種を育成している。美里町、熊谷市(旧江南町) 千葉県 …国内5-8位。木更津が中心産地。木更津では市場出荷も多く、ハウス栽培も行われている。木更津市、富津市、睦沢町、千葉市 東京都 …収穫量国内1-4位。小平は国内ブルーベリー栽培発祥地で、土壌が適性であること、スプリンクラー、噴霧器などの農機具の制限も受けないことで、1990年代以降他作物に代わり、次第に農地が増加し、2010年以降は国内上位となり、2015年の収穫量は1位となっている。また、小平は三大ブルーベリー産地と呼ばれたが、近年は都内の他産地の方が収穫量が多い。八王子市、練馬区、日野市、小平市、国分寺市、立川市など 神奈川県小田原市、相模原市 新潟県 …かつての主要産地で100トンを越す収穫量があったが、2015年の収穫量は10数トン程度となっている。新潟市南区(旧白根市)、新発田市など 長野県 …収穫量国内1-3位。ハイブッシュ種の主産地で、収穫量はほぼ毎年国内トップ。全県で生産しているが、信濃町が一大産地となっている。信濃町、大町市、長野市 山梨県 …北杜市(旧明野村)はつくば、小平とともに三大ブルーベリー産地と呼ばれたが、2014年の収穫量は10数トンと後発県より少なくなっている。北杜市(旧明野村) 滋賀県高島市(旧マキノ町)、米原市(旧米原町) 兵庫県丹波市(旧氷上町、旧市島町) 愛媛県 …国内6-8位。松山市、砥部町、内子町、西条市 熊本県山都町(旧蘇陽町) 鹿児島県霧島市ほか
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日本の主な産地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 15:14 UTC 版)
(作況調査〈果樹〉各年度版ならびに市町村別データ長期累年一覧による)日本国内では和歌山県で国内総収穫量の6割以上を占める寡占状態が続いているが、ウメの産地は全国に分布している。作況調査(2014年版)では、14県が年間生産量が1000トン以上、また北海道と沖縄県以外は全都府県とも100トン以上となっている。 青森県 - 収穫量国内上位。最北端の産地。南部町(旧・名川町)、八戸市(旧・南郷村) 宮城県 - 収穫量国内上位。蔵王町、角田市、大崎市(旧・岩出山町) 群馬県 - 収穫量国内2位。高崎市は東日本最大の産地で、全国の5 - 6%を占める。品種は「白加賀」が中心で、小梅も作られる。知名度を高めるべく、ブランド化の動きが活発である。高崎市(高崎市、旧・榛名町、旧・箕郷町)、安中市 神奈川県 - 収穫量国内上位。古くから小田原は梅の産地として知られ、曽我梅林は梅採取用の農林にもなっている。小田原市 福井県 - 日本海側最大の産地で収穫量国内上位。若狭地方は天保年間以来という、国内屈指の歴史の古い産地であり、「紅映」(べにさし)という品種が知られる。若狭町(旧・三方町) 山梨県 - 竜峡小梅の栽培が盛ん。南アルプス市(旧・白根町) 長野県 - 収穫量国内上位。竜峡小梅の栽培が盛ん。飯田市、松川町、信州新町 三重県 - 収穫量国内上位。かつて梅栽培はそれほど盛んではなかったが、1990年代後半からミカンからの転作作物として、温暖多雨で梅栽培に適していた東紀州地方を中心に広まった。隔年統計の県では最も収穫量が多く、梅栽培の先駆的地域である和歌山県や奈良県からの入植者もいるなど、地の利を生かしている。熊野市、紀宝町、御浜町 奈良県 - 収穫量国内上位。奈良三大梅林の一つ、西吉野の賀名生梅林や下市の広橋梅林は採取用の農林でもあり、県内産の大半を占める。五條市(旧・西吉野村、旧・五條市)、下市町 [和歌山県 - 収穫量国内1位。「紀州南高梅」として高いブランド力を持ち、国内全収穫量の65%を占める[信頼性要検証]。また、主要産地のみなべ町と田辺市で県内生産量の7割強を占める。みなべ町では「紀州みなべの南高梅」を、印南町、みなべ町、田辺市と西牟婁郡(白浜町日置川地区、上富田町など)では「紀州梅干」を地域団体商標に登録している。その他、紀北の紀の川市やかつらぎ町、田辺市龍神村地区などでも梅作りが行われるなど産地は県全域に分布する。主な品種は「南高」で、稀少品種ながら梅酒用の需要が高い「古城」も特産品として知られる。みなべ町(旧・南部町、旧・南部川村)、田辺市(田辺市、旧・龍神村、旧・中辺路町、旧・大塔村)、印南町、上富田町、白浜町(旧・日置川町)、紀の川市(旧・粉河町、旧・那賀町)、かつらぎ町、日高川町(旧・川辺町、旧・美山村)、紀美野町(旧・野上町)、すさみ町、有田川町(旧・金屋町)など 徳島県 - 神山町では「鶯宿」種を梅干しに加工し、神山ルビィという名称でブランド販売している。神山町 福岡県 - 収穫量国内上位。八女市(旧・立花町)、みやこ町(旧・豊津町) 佐賀県伊万里市 大分県 - 収穫量国内上位。大山町はかつて「梅栗運動」によって県挙げての一村一品運動や町おこし運動の発端となった町である。日田市(旧・大山町) 鹿児島県さつま町(旧・薩摩町)
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日本の主な産地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 20:29 UTC 版)
北海道豊浦町、比布町 青森県八戸市 下北地方 - 東通村などでは寒冷に強い品種を端境期に合わせて栽培している。 宮城県 - 主産地の亘理郡が東日本大震災による津波に伴う塩害などにより打撃を受け、大きく収穫量を落としていたが、後に最先端の栽培システムなどの集約型農業で再生、2017年には再び全国10位以内にランクインした。2008年頃からは寒冷に強い県独自の品種「もういっこ」の栽培面積が増えている。亘理町、山元町 福島県伊達市(旧霊山町、旧保原町、旧梁川町)、いわき市 茨城県 - 収穫量国内上位。「いばらキッス」という新品種を売り出している。また、首都圏への近接性から摘み取り園も多い。鉾田市(旧鉾田町、旧旭村)、行方市(旧玉造町、麻生町)、筑西市(旧下館市)、石岡市(旧八郷町)、小美玉市(旧小川町) 栃木県 - 収穫量1位を半世紀維持しており、2019年に「いちご王国・栃木検定」をスタートした。二宮町(現・真岡市)が全国で初めてウォーターカーテンによる栽培法を確立した。かつては「女峰」が知られ、後に「とちおとめ」が主流となったが、福岡産の「あまおう」に対抗するためブランドイチゴ「スカイベリー」を開発、その後一般消費向けのとちあいかも開発。真岡市(旧二宮町、旧真岡市)、鹿沼市、壬生町、小山市、栃木市(旧西方町、旧都賀町)、佐野市、足利市、上三川町、宇都宮市、芳賀町 群馬県藤岡市、前橋市、富岡市、館林市 埼玉県 - 収穫量国内上位。かつては全国1位になったこともある。「とちおとめ」「やよいひめ」の栽培が盛ん。久喜市(旧菖蒲町)、川島町、吉見町、加須市(旧大利根町) 千葉県 - 収穫量国内上位。旭市や山武市などが主産地。県内独自品種「チーバベリー」の栽培を推進している。旭市(旧旭市、旧飯岡町)、銚子市、山武市(旧成東町) 神奈川県海老名市 長野県喬木村 岐阜県本巣市(旧糸貫町)、岐阜市 静岡県 - 収穫量国内上位。久能山の石垣いちご栽培がよく知られ、「章姫」などが有名であったが、今日では人気品種の「紅ほっぺ」栽培に切り替わっている。また、「きらぴ香」栽培も増えている。静岡市(駿河区、清水区)、伊豆の国市(旧韮山町)、御前崎市(旧浜岡町)、掛川市(旧掛川市、旧大東町)、富士市、藤枝市 愛知県 - 収穫量国内上位。愛西市(旧立田村)、豊橋市、西尾市(旧吉良町)、豊川市(旧御津町)、幸田町、岡崎市、津島市、西尾市(旧幡豆町)、蒲郡市 三重県松阪市、伊勢市(旧小俣町)、名張市 奈良県 - 近畿随一のイチゴ産地。「アスカルビー」「古都華」などのブランド品種がある。加えて、奈良県農業研究開発センターが作出した新品種「珠姫」の販売が始まっている。天理市、大和郡山市、奈良市 和歌山県紀の川市(旧打田町、旧貴志川町) 岡山県 - 品種「おいCベリー」を県産統一ブランド「晴苺」として売り出している。岡山市、総社市 徳島県 - 佐那河内村の「ももいちご」「さくらももいちご」が知られる。徳島市、阿南市、佐那河内村 香川県観音寺市、三木町 愛媛県西条市(旧東予市) 福岡県 - 収穫量国内2位。かつては「とよのか」の産地で知られ、県独自ブランド品種「あまおう」の産地として知られる。八女市(旧黒木町、旧八女市、旧立花町)、大川市、広川町、久留米市、筑後市、大木町、糸島市(旧前原市)、福岡市 佐賀県 - 収穫量全国上位。県の主要品種「さがほのか」が知られ、県外許諾を行ったため、産地は長崎県や熊本県などにも広がっている。伊万里市、唐津市(旧唐津市、旧肥前町、旧浜玉町)、白石町(旧白石町、旧有明町、旧福富町)、鹿島市、玄海町、神埼市 長崎県 - 収穫量国内上位。「さがほのか」の主産地の一つでもあり、県独自品種「ゆめのか」の栽培も推進している。大村市、長崎市、雲仙市(旧国見町、旧瑞穂町)、南島原市(旧西有家町、旧北有馬町、旧有家町)、島原市(旧有明町) 熊本県 - 収穫量国内上位。有明海沿岸が主産地で、玉名市などが一大産地。県独自品種「ゆうべに」の栽培を推進している。玉名市(旧横島町、旧天水町、旧玉名市)、氷川町(旧竜北町)、八代市、山鹿市(旧鹿本町、旧山鹿市)、宇城市(旧三角町) 大分県杵築市 宮崎県宮崎市、川南町 鹿児島県志布志市(旧有明町)、日置市(旧伊集院町)
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日本の主な産地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 04:24 UTC 版)
シラヌヒはそれまで首位だったイヨカンを抜いて晩柑類で収穫量トップとなっている。熊本県が主産地として知られ、愛媛県、和歌山県、広島県、佐賀県がそれに次ぐ。鹿児島県、大分県も1000トンを超えている。なお、カワノナツダイダイやハッサク、イヨカンなど中晩柑の転換作物として広まっているが寒さに弱いため、産地は温暖な場所に限られている(産地は特産果樹生産動態調査による) 静岡県静岡市、伊東市 三重県御浜町 和歌山県有田川町(旧吉備町)、紀の川市(旧那賀町)、有田市 広島県尾道市(旧瀬戸田町)、呉市(旧豊町、旧蒲刈町)、大崎上島町 徳島県阿波市(旧市場町) 愛媛県八幡浜市(旧保内町、旧八幡浜市)、松山市、伊方町(旧三崎町)など 佐賀県唐津市、鹿島市、太良町 熊本県宇城市(旧三角町、旧不知火町)、天草市(旧五和町)、芦北町(旧田浦町)など 大分県佐伯市、津久見市、杵築市 宮崎県日南市、宮崎市 鹿児島県阿久根市、出水市、長島町
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日本の主な産地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 21:33 UTC 版)
産地は柑橘類の中でも、特に温暖な地域に限られる。特に鹿児島県が全国一の産地として知られたが、近年では愛媛県に大きく差を開けられている。 静岡県 静岡市、松崎町、浜松市(旧浜松市、旧三ヶ日町) 和歌山県 …串本町(旧古座町)や太地町は本州最北端のポンカン産地としてPRしており、くろしおぽんかんとしてブランド化。 田辺市、日高川町(旧川辺町)、串本町(旧古座町)、太地町 愛媛県 …収穫量国内1位。特に鹿児島県とは収穫量で大きく差をつけている。宇和島市は日本一のポンカン産地となっている。 宇和島市(旧吉田町、旧宇和島市)、西予市(旧明浜町) 高知県 …収穫量国内3位。東洋町が一大産地として知られる。 東洋町、土佐清水市、須崎市 熊本県 …天草諸島が一大産地。 天草市(旧本渡市、旧牛深市)、宇城市(旧三角町)、苓北町 大分県 佐伯市、津久見市、大分市 宮崎県 日南市、宮崎市(旧南郷町)、串間市 鹿児島県 …収穫量国内2位で、県全域に産地が分布する。特に屋久島はポンカンの一大産地であったが、害虫侵入による出荷規制などにより大きく収穫量を落としている。一方で、産地ではより地の利を生かした《より温暖な気候条件が求められるため、生産地が限定されるため》タンカン生産にシフトしている。 いちき串木野市(旧市来町)、肝付町(旧高山町)、屋久島町(旧屋久町)
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