殺菌 対象物による分類

殺菌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/16 04:16 UTC 版)

対象物による分類

医療、理容など

  • 医療、理容器具
  • 皮膚粘膜など、人体の組織に直接用いるもの

食品

  • 飲料水
  • 牛乳
    超高温殺菌(130℃,2秒間)、高温殺菌(72~85℃,15秒間以上)、低温殺菌(62~66℃,30分間以上)の3種類がある。
  • 液卵
    加工食品用の卵殻サルモネラ菌が付着することが多いため殺菌処理を行う。
  • 保存食

飲料用以外の水

次亜塩素酸ナトリウムなどを添加することにより殺菌を行う。

プール
衛生上の観点から次亜塩素酸ナトリウムを0.4〜1.0ppm保持しなくてはならない。使用の前後に、消毒槽などと呼ばれる高濃度の殺菌剤を添加した水槽に浸かることがあるが、こちらは皮膚に障害を与えるとして、学校では使用を取りやめるところもある。
公衆浴場温泉
不十分な殺菌のため、レジオネラ菌などの繁殖が問題となっている。

殺菌よりも消臭、乾燥を目的とする意味合いが強い。

台所用品、調理用品

熱湯による殺菌や、漂白剤、殺菌剤(次亜塩素酸ナトリウムが主成分)を用いることが多い。業務用では紫外線殺菌灯オゾンも用いられる。

建築物・住宅

主に次亜塩素酸ナトリウムやエタノールによるカビの除去を行う。

農業、工業用

下水処理用

 下水処理水や浄水での病原菌の殺菌には塩素系殺菌が古くから用いられてきた。クリプトスポリジウムなどの新たな殺菌の必要性から、オゾン殺菌、紫外線殺菌などが検討されている。[3]
 まず、塩素消毒はほとんどの下水処理場では塩素消毒が採用されている。病原性大腸菌の消毒には有効な手段と考えられている。原虫やウイルスにおいて、塩素耐性が知られている。[4]
 また、オゾン消毒は欧米で水道水の消毒に用いられており、日本で塩素消毒が法律で規定されているため、水道水への適用は脱臭に限定されている。下水処理やプールの消毒や食品工場の空気の殺菌などに用いられており、細菌の殺菌だけではなく塩素消毒に耐性のある原虫シストやウイルスに効力を発揮する。[5]
 そして、紫外線殺菌も食品工業、医療品工業など様々な分野で利用されている。水銀灯が用いられ、紫外線を発生させ、波長250~260nmの紫外線を使用し微生物の核酸構造を破損し死滅させ、細菌、ウイルスなどすべてを殺菌する。

[6]


  1. ^ 日本薬局方第15版より
  2. ^ 「オゾンガスで新型コロナ無害化を確認」 - SankeiBiz(2020年5月18日)2021年5月5日閲覧
  3. ^ 掘越弘毅 『ベーシックマスター 微生物学』株式会社 オーム社、264ページ
  4. ^ 掘越弘毅 『ベーシックマスター 微生物学』株式会社 オーム社、263ページ
  5. ^ 掘越弘毅 『ベーシックマスター 微生物学』株式会社 オーム社、264ページ
  6. ^ 掘越弘毅 『ベーシックマスター 微生物学』株式会社 オーム社、264ページ


「殺菌」の続きの解説一覧




品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「殺菌」の関連用語

殺菌のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



殺菌のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの殺菌 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2021 GRAS Group, Inc.RSS