とうげ〔たうげ〕【峠】
とうげ 【峠】
峠
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姓 | 読み方 |
---|---|
峠 | たうげ |
峠 | たお |
峠 | たおげ |
峠 | とうげ |
峠 | とおげ |
峠 | どうげさき |
峠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/14 15:30 UTC 版)
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峠(とうげ)は、山道を登ってそこから下りになる場所、あるいは山脈越えの道が通る最も標高が高い地点である。なお、峠の片側にのみ大きな高低差があり、もう一方の側が平坦に近いものを片峠(かたとうげ)という。日本の代表的な片峠としては碓氷峠がある。また、本来の意味から転じて、何らかの物の勢いが最も盛んな時期を指していう。
峠は、中国地方で垰あるいは乢とも書き、「たお」「とう」「たわ」「たわげ」などと呼ぶ地方があり、地名などにも見られる(岡山県久米南町安ケ乢など)。登山用語では乗越(のっこし)、または単に越(こえ、こし)などとも言い、山嶺・尾根道に着目した場合は鞍部(あんぶ)、窓、コル[1](Col)とも言う。
かつて峠はクニ境で、その先は異国の地であったことから、旅の無事を祈り、帰り着いたときの無事を感謝する祠を設けている場所が多い。この祠は、異郷の地から悪いものが入り込まないための結界の役割も果たしていたと考えられる。
語源
語源は「手向け(たむけ)」で、旅行者が安全を祈って道祖神に手向けた場所の意味と言われている。「峠」という文字は室町時代に日本で会意で形成された国字(和製漢字)である[2]。
朝鮮半島では、アリランゴゲのように、コゲ(고개)という言葉で峠を表すほか、재(ジェ)を用いている地名も多い。コゲは単独でもよく使われるが、ジェは主に複合語で接尾詞的に現れる。漢字語の峙(치、チ)と嶺(령、リョン)も使い、特に峙は朝鮮語漢字音としては珍しく読み方が2つあり、漢字は同じでも大峙駅などでは読み方が異なる。
ドライブコースとしての峠
自動車やオートバイのツーリングコースとして呼称される「峠」とは、必ずしも上記のような限定的な意味ではなく、山間部にある道路において峠を含むつづら折れの区間全体を指すことが多い。日本国外でも、近年「Tōge」として使用されている。
スポーツドライビング/ライディングには「峠攻め」なる言葉がある。道路幅が狭く多数の急カーブや急勾配がある峠道は夜になると「ローリング族」や「峠族」と呼ばれる暴走族(違法競走型暴走族)が出没することがある。特にこれらの走り屋の活動が全盛期、かつ、それらへの対策が不十分だった昭和末期から平成中期にかけての時代は騒音や暴走行為が地域の社会問題となることも多かった。
世界の主な峠
アジア
- ミンタカ峠
- カイバル峠
- 寿峠(壽峠、壽𡶛、壽卡)
- 高熊峠
- 台湾の苗栗県にある地名。
- 肉板峠
- 台湾の新北市にある地名。
- 三角嶺峠
- 台湾の南投県にある地名。
- 八幡峠
- 台湾の南投県にある地名。
- アリラン峠(アリランコゲ)
- ハイヴァン峠
- 大関嶺
日本
ヨーロッパ
アメリカ
脚注
関連項目
峠
峠
「峠」の例文・使い方・用例・文例
- 妻の病状は峠を越えた
- 母の病気は峠を越した
- それがもう、いくつの峠を越えたんだろう
- 病人はもう峠を越した。
- 私達が峠にさしかかる頃に雨になった。
- ブームは峠を越した。
- 峠を越す.
- (伊豆の)天城峠.
- (イタリア・スイス間の, Alps 越えの)シンプロン峠.
- 待機戦術にでる, 洞(ほら)が峠を極(き)め込む; (結婚・プロポーズに関して)〈女性が〉男性の出方を待ち構える.
- 峠にさしかかると自動車が故障を起こした.
- 病人が峠を越したので一同愁眉を開いた.
- この峠は甲府から東海道に出る鎌倉往還の衝に当たっていた.
- 尾根伝いに 2 時間ほど歩くと天城峠へ出た.
- この 24 時間が峠でしょう.
- 熱は今が峠だ.
- この仕事も峠を越した.
- 好景気も峠を越した.
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