峠とは? わかりやすく解説

とうげ〔たうげ〕【峠】

読み方:とうげ

《「たむ(手向)け」の音変化頂上通行者が道祖神手向けをしたことからいう》

山道のぼりつめて、下りにかかる所。山の上下り境目。「—道」

物事勢いの最も盛んな時。絶頂。「病気今夜が—だ」「選挙戦が—にさしかかる

[補説] 「峠」は国字


とうげ 【峠】

手向け

昔から人々の生活に関わってきた山越えの道が通る鞍部、または道が乗り越している尾根上を峠と呼ぶ。○○乗越○○越も同意

作者石川泰輔

収載図書びんごさんご
出版社日本図刊行
刊行年月1986.9
シリーズ名トレビ文庫


作者北原亞以子

収載図書峠―慶次郎縁側日記
出版社新潮社
刊行年月2003.10
シリーズ名新潮文庫


作者新田潤

収載図書新田潤作品集 3
出版社一草舎出版
刊行年月2005.2


作者白石すみほ

収載図書作家短編小説集 第6巻
出版社のべる出版
刊行年月2007.7


作者いしいしんじ

収載図書四とそれ以上の国
出版社文藝春秋
刊行年月2008.11


作者原田康子

収載図書素直な容疑者
出版社角川書店
刊行年月1986.10
シリーズ名角川文庫

収載図書悲劇臨時列車鉄道ミステリー傑作選
出版社光文社
刊行年月1998.12
シリーズ名光文社文庫


作者テル

収載図書文学伝習所人々
出版社講談社
刊行年月1988.1


作者森内俊雄

収載図書天の声
出版社福武書店
刊行年月1990.11


作者久和数美

収載図書渓の谺
出版社つり人社
刊行年月1992.3
シリーズ名つり人ノベルズ


作者飯尾憲士

収載図書〓抬〓〓
出版社集英社
刊行年月1994.11


作者北原亜以子

収載図書峠―慶次郎縁側日記
出版社新潮社
刊行年月2000.10



作者庄司肇

収載図書庄司肇作品集 第5巻 掌編小説随筆集
出版社作品社
刊行年月2003.8


読み方:とうげ

  1. 総て登り詰た絶頂をいう。
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

読み方:トウゲ(touge)

所在 福島県二本松市


読み方:トウゲ(touge)

所在 新潟県十日町市


読み方:トウゲ(touge)

所在 新潟県北魚沼郡川口町


読み方:トウゲ(touge)

所在 富山県小矢部市


読み方:トウゲ(touge)

所在 京都府与謝郡伊根町


読み方:トウゲ(touge)

所在 大阪府柏原市


読み方:トウゲ(touge)

所在 岡山県久米郡久米南町


読み方:トウゲ(touge)

所在 広島県廿日市市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

読み方:トウゲ(touge)

所在 山形県(JR奥羽本線)

駅名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

読み方
たうげ
たお
たおげ
とうげ
とおげ
どうげさき

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/14 15:30 UTC 版)

奈良盆地から暗越奈良街道を登った暗峠
周囲には茶屋も見える。
大阪平野から竹内街道を登った暗峠
前方奥には下った先の奈良盆地が見える。

(とうげ)は、山道を登ってそこから下りになる場所、あるいは山脈越えの道が通る最も標高が高い地点である。なお、峠の片側にのみ大きな高低差があり、もう一方の側が平坦に近いものを片峠(かたとうげ)という。日本の代表的な片峠としては碓氷峠がある。また、本来の意味から転じて、何らかの物の勢いが最も盛んな時期を指していう。

峠は、中国地方あるいはとも書き、「たお」「とう」「たわ」「たわげ」などと呼ぶ地方があり、地名などにも見られる(岡山県久米南町安ケ乢など)。登山用語では乗越(のっこし)、または単に(こえ、こし)などとも言い、山嶺・尾根道に着目した場合は鞍部(あんぶ)、コル[1]Col)とも言う。

かつて峠はクニ境で、その先は異国の地であったことから、旅の無事を祈り、帰り着いたときの無事を感謝するを設けている場所が多い。この祠は、異郷の地から悪いものが入り込まないための結界の役割も果たしていたと考えられる。

語源

語源は「手向け(たむけ)」で、旅行者が安全を祈って道祖神に手向けた場所の意味と言われている。「」という文字は室町時代日本で会意で形成された国字和製漢字)である[2]

朝鮮半島では、アリランゴゲのように、コゲ(고개)という言葉で峠を表すほか、(ジェ)を用いている地名も多い。コゲは単独でもよく使われるが、ジェは主に複合語で接尾詞的に現れる。漢字語、チ)と嶺(、リョン)も使い、特に峙は朝鮮語漢字音としては珍しく読み方が2つあり、漢字は同じでも大峙駅などでは読み方が異なる。

ドライブコースとしての峠

自動車オートバイツーリングコースとして呼称される「峠」とは、必ずしも上記のような限定的な意味ではなく、山間部にある道路において峠を含むつづら折れの区間全体を指すことが多い。日本国外でも、近年「Tōge」として使用されている。

スポーツドライビング/ライディングには「峠攻め」なる言葉がある。道路幅が狭く多数の急カーブや急勾配がある峠道は夜になると「ローリング族」や「峠族」と呼ばれる暴走族違法競走型暴走族)が出没することがある。特にこれらの走り屋の活動が全盛期、かつ、それらへの対策が不十分だった昭和末期から平成中期にかけての時代は騒音や暴走行為が地域の社会問題となることも多かった。

世界の主な峠

アジア

  • ミンタカ峠
  • カイバル峠
  • 寿峠壽峠、壽𡶛、壽卡
    • 台湾屏東県台東県の間、南迴公路(台9線)に「寿峠」という日本統治時代の名残の地名がある。しかし、「峠」の文字は国字で中国語には本来ないため、中国語にあって字体の似た「」を旁に用いた「𡶛」か、偏も省いた「」で表記されることが多く、「カー」(kǎ)と発音されている。
  • 高熊峠
  • 肉板峠
  • 三角嶺峠
  • 八幡峠
    • 台湾の南投県にある地名。
  • アリラン峠(アリランコゲ)
    • 元来『アリラン』という朝鮮民謡中に出てくる架空の峠であったが、同曲にちなんで朝鮮半島各地の峠に命名される。
  • ハイヴァン峠
    • ベトナムの南北を隔てる峠。ここを境に気候、人間の性格、食事の味付けまでも変わるとまで言われている。チュノムを使っていた頃のベトナムでは、峠のことを「𡸇」(山へんに条)と書いていた。
  • 大関嶺

日本

ヨーロッパ

アメリカ

脚注

  1. ^ コル(こる)”. ヤマレコ. 2024年12月17日閲覧。
  2. ^ 沖森卓也ほか『図解 日本の文字』三省堂、2011年、52頁

関連項目


出典:『Wiktionary』 (2021/08/24 14:36 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. とうげ山道頂上部
  2. 語義1より)物事、特に危機的な状況で、最もはなはだしい状態。ピーククライマックス

関連語


※ご利用のPCやブラウザにより、漢字が正常に表示されない場合がございます。
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence. Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.

「峠」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「峠」の関連用語

検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



峠のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
中経出版中経出版
Copyright (C) 2025 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
山と高原地図山と高原地図
CopyrightcShobunsha Publications, Inc. All rights reserved.
山と高原地図
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
皓星社皓星社
Copyright (C) 2025 株式会社皓星社 All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
EDRDGEDRDG
This page uses the JMnedict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの峠 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
漢字辞典
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence.
Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Distributed under the Terms of Use in http://www.unicode.org/copyright.html.
Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS