メドレーリレー
メドレー‐リレー【medley relay】
読み方:めどれーりれー
1 陸上競技で、一組四人の各走者が異なる距離を走る継走競技。スウェーデンリレーなどがある。
2 水泳で、一定距離を四人の泳者が、背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライ・自由形の順に泳ぐリレー競泳。混合は、男女二人ずつが泳ぐ。→個人メドレー
[補説] (2の長水路記録 2023年3月現在)
▽200メートル(4×50メートル)
日本記録男子:1分37秒64(2021年10月30日 宇野柊平(しゅうへい)/谷口卓(たく)/阪本祐也/難波暉(あきら))
日本記録女子:1分50秒73(2022年8月21日 伊与田萌々/吉田杏子/広下菜月/神野ゆめ)
▽400メートル(4×100メートル)
世界記録男子:3分26秒78(2021年8月1日 ライアン=マーフィー/マイケル=アンドルー/ケーレブ=ドレッセル/ザック=アップル 米国)
世界記録女子:3分50秒40(2019年7月28日 レーガン=スミス/リリー=キング/ケルシー=ダリア/シモーネ=マヌエル 米国)
日本記録男子:3分29秒91(2021年8月1日 入江陵介/武良竜也/水沼尚輝/中村克(かつみ))
日本記録女子:3分54秒73(2018年8月23日 酒井夏海/鈴木聡美/池江璃花子/青木智美)
▽混合400メートル(4×100メートル)
世界記録:3分37秒58(2021年7月30日 キャスリーン=ドーソン/アダム=ピーティ/ジェームズ=ガイ/アナ=ホプキン 英国)
日本記録:3分40秒98(2018年8月9日 入江陵介/小関也朱篤(こせきやすひろ)/池江璃花子/青木智美)
メドレーリレー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/13 08:42 UTC 版)
メドレーリレー(medley relay)は、広義には、各走者・各泳者の距離または走法・泳法が等しくない混合リレーの総称[1]。
水泳競技では、競泳の種目の一つで、4人が同じ距離ずつ背泳ぎ→平泳ぎ→バタフライ→自由形の順でリレーしながら泳ぐ競技をいう。本項では水泳競技のメドレーリレーについて述べる。
ルール
定められた距離を、第1泳者背泳ぎ、第2泳者平泳ぎ、第3泳者バタフライ、第4泳者自由形の順で泳ぐ。また、事前に提出したオーダーの通りに泳がねばならない。この場合の自由形は背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ以外の泳法でなければならない。
スタート・引き継ぎ
第1泳者のスタートは背泳ぎ競技のスタート方法と同じである。
審判長の笛の合図の後、背泳ぎの泳者が各コースに入水。専用のグリップに手をかけ、プールの壁に足をかける。背泳ぎのスタートと同じく、出発合図員の「 Take your marks... 」で、体を壁にひきつけ構えた後は、出発合図まで静止しなければならない。出発合図の前にスタートの動作を起こした場合、失格となる。
第2泳者からは、前の泳者が壁にタッチした後に次の泳者の足がスタート台から離れればよいため、スタート台上で静止する必要はなく反動をつける動作などを行っても構わない。
泳法
それぞれの泳法の規則に従って泳ぐ。ただし自由形は背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ以外の泳法でなければならない。
記録
男子・女子のメドレーリレーでは、第1泳者(背泳ぎ)による途中時間は正式時間としてその記録は公認される。これは第1泳者以外の者によるチームの失格があっても認められる。他方、混合メドレーリレーでは公認されない。
混合メドレーリレー
男子2名、女子2名の計4名による競技。泳ぐ種目の順序は通常と同じ第1泳者背泳ぎ、第2泳者平泳ぎ、第3泳者バタフライ、第4泳者自由形の順。どの種目に男女を割り振るかチームの戦略が問われる。
オリンピックでも、2020年東京大会から混合400mメドレーリレーが新種目として採用される。
脚注
- ^ 『新聞語辞典 1963年版』 朝日新聞社、613頁。
関連項目
メドレーリレー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 05:29 UTC 版)
「ライフセービング (スポーツ)」の記事における「メドレーリレー」の解説
4人によるメドレー競技。第一泳者が自由形で50m泳ぎ、第二泳者はフィンを付けて50m泳ぐ。第三泳者はフィンを付けずレスキューチューブを肩にかけて50m泳いだ後、第四泳者はフィンを付けてレスキューチューブをかつぎ、それに第三泳者が両手でつかまり二人で50m泳ぐ。
※この「メドレーリレー」の解説は、「ライフセービング (スポーツ)」の解説の一部です。
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「メドレーリレー」の例文・使い方・用例・文例
- スウェーデンリレーという陸上競技のメドレーリレー
- 北島選手,中西選手,伊藤選手,中村選手,男子400メートルメドレーリレーチームがメダル獲得候補だ。
- 彼はまた,日本の400メートルメドレーリレーチームの一員として銅メダルも獲得した。
- その後,続けて男子400メートルメドレーリレーで銅メダルを獲得した。
- 男子400メートルメドレーリレーチーム(競泳)
- 日本は男子400メートルメドレーリレーで銀メダルを獲得した。
- 翌日,彼のリレーチームは男子400メートルメドレーリレーで銀メダルを獲得した。
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