詩女とは? わかりやすく解説

詩女(うため)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/22 03:34 UTC 版)

花の詩女 ゴティックメード」の記事における「詩女(うため)」の解説

惑星カーマインの民をまとめる女性指導者カーマイン複数部族国家良き方向へ導く役目を担う。時が訪れると代替わりが行われ、次代の詩女に指名され少女生まれた土地の祠に1年間篭って代々の詩女の記憶受け継ぐ詩禊(うたみそぎ)を行った後、都行(みやこいき)と呼ばれる都へ登る儀式経て正式に詩女となる。預言予言ではない)を発するとされるが、その詳細不明とされる(その預言直接受けた者だけが知っているとされる)。ウォー・キャスター人民支配目的とするものだと批判するベリン対し、詩女も支配為の存在だとトリハロンは反撃した。詩女の能力など不明な点が多い。

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詩女

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 14:18 UTC 版)

ファイブスター物語の登場人物」の記事における「詩女」の解説

「うため」と読む。炎の女皇帝ナインより代々記憶星団歴史継承している女性達AD世紀より続く領土なき大国アトール聖導王朝(ハー・マジェスティ・インペリアル・キングダム)」の皇帝兼ねる。旧設定におけるアトール巫女相当する存在。ナイミン以降全て惑星カーマイン=ボォスにおいて出生した人物就任している。 強力なバイター、とくにスコーパー能力を持つ人物少なくなく、貴賎問わず多く人々触れ合いながら数々活動助言行い、ハスハントの人々安寧支える。極めて巨大な政治力を持つ一方で立憲君主的な律を課しており、よほどの必要がない限り聖都ラーン中心としたミノグシア以外の国々対し直接関与避け傾向が強い。ただし、後の星団史に大きく関わる出来事においては「ネードル・シバレース」のような代理人遣わしたり「預言」を与えるなどして力を及ぼすこともいとわない。 詩女は就任後原則として聖宮ラーン離れることはな生涯を過ごす。例外はまだこの習わしがなかった時代のナイミンやジスデラらと、特殊な役目帯びてデルタ・ベルン赴いたリトラ、そして「生涯処女」の禁忌犯し不名誉な退位経たフンフト、そして就任の経緯からラーンへの群行ら行わず、ハスハントの首都ベイジの王宮から生涯出ることのなかったムグミカである。そのため、詩女が他の地に力を及ぼさねばならない場合先に挙げたネードル・シバレースなど忠実な従者人が彼女らの目や耳や手足となって働き遂げる。 次代の詩女は、先代の詩女によって直接指名され引き継ぎとして「記憶の継承」がなされる何らかの理由により詩女が不在となり空白期間生じた場合セントリーとともに新たな詩女が現れる。この場合、すでに「記憶の継承」がなされているが、これにはセントリー大きく関係しているという。新たな詩女が就位するにあたっては、まず「都行き」という習わし果たされる彼女らはまず生まれ故郷に赴き、そして一年歳月経たあとでラーン向けて旅路に就く。この一年の期間は、「記憶の継承」によって得た膨大な記憶整理のために費やされるという。ラーンへの途は空路頼らず特殊な装飾施され陸上船「セイラー」を伴ってゆっくりと陸路進んでゆく。これは実質的に初代の詩女であったナイミンの功績辿り再現する目的行われるとも言われる事実、この都行きは詩女の初めての仕事をも兼ねており、彼女ら道行き滞在した都市や街、ときには集落歓待を受けながら、かつてナイミンがそうしたように、そこで受ける相談解決したり、あるいは助言与えたりする。この「都行き」の警護兼ね随伴者にはさほど規定ないようであり、少なくとも過去には星団でも屈指の騎士兵力伴った他星大帝国上空から警戒務める中、その時最強ボルテッツ複数伴って旅を行った詩女も存在するまた、新たな詩女が就位した際、それまでラーンで司政の中枢担ってきた高位神官全員勇退するしきたりとなっている(幾人かが相談役として残される例外もある)。これにより、組織腐敗陳腐化防止され、保身目的とした不要な権力構造構築予防される。新規組織構築に伴う混乱は詩女が継承した知識相談役中枢外の人員はたらきにより極力回避される。このシステムについて星団多く国家が採り入れを望むものの、残念なことに完全に成功したケース見られない代々の詩女達はその活動内容功績など応じた呼び名が(多く死後に)付けられている。なお、ここに名前が上げられているのは詩女たちのうち一部であり、全員ではない。 詩女原母 ヘリオス・ナイン・ユニオIII 詩女の母とも呼ばれ、詩女の記憶継承システム構築した人物超帝国ユニオ皇帝詳しくは#AD世紀参照。 黒の聖女 ヤーン・ダッカス・カステポー ユニオIV ナイン実子記憶を超帝国系列ではない女性受け渡し、詩女の起点となった人物詳しくは#AD世紀参照中原の詩女 ナイミン・ハスハ・アトール ヤーンから記憶受け継ぎ事実上初めて詩女となった人物ハ・リの地を拠点とし、ミノグシアやカステポーの人々の生活助けとなることを生涯務めとした。彼女のこの行いにより、「詩女」という存在世に知られるようになったともいえる。 星の詩女 スジタス・ボォス 二代目の詩女。ボォス星の名前由来となった人物ハ・リにて政務行いながら、詩女の言葉としてカラミティのダス・ラント連合帝国東西分裂予言し、その機に乗じ衛星地域であったギーレルやハスハント地方などに移民による国家次々と立ち上げさせた、政務長けた女性水引の詩女 アオイ・ラジョラ 巨大化してゆくハ・リ内政安定とに生涯注ぎ運河タイダル(もっとも、そう呼ばれるのははるか後の時代になってからである)」の建設開始した詩女。 緑の聖女 ジスデラ・トークナン ハ・リから出て他国からの干渉を受けるミノグシア諸国やカステポーを巡り人々相談を受け続けた詩女。 北限の詩女 ローショー・オーハイネ 当時はまだ未開荒原であり、「北限地方」と呼ばれていた北部ミノグシア出身の詩女。これらの北限地方発展安定とに生涯捧げ、後にベラ・イェンシング・バトラントの新興三国産まれる土壌築いた開国の詩女 ヒュツァ・リルレ ラーン三代前の詩女。両親カラミティ星出身であるが、カーマイン産まれた。このことより、詩女の条件が「カーマイン出身であること」ということ判明する。 花の詩女 ラーン・ユニオV(在位451 - ?) 「星団暦」と呼ばれるほど深く歴史に関わった詩女。「阿闍梨(アジェリ)」という称号も持つ。星団451年に詩女となり、後のフィルモア皇帝サイレンと共に都行きを遂げた歴代の詩女の中でも最もやさしく人々人気のあった人物である。在位中も幾度も暗殺計画巻き込まれながら、頻繁に王宮より市街降りて人々との語らい楽しんだという。 実はナイン・ユニオIII実子であり、ヤーン・ユニオIVの妹に当たる(カイエン叔母でもある)人物であったことが明かされており、ナッカンドラ・スバース同様何らかの理由でボォス星に残されと見られる。 彼女の時代ハ・リ学術都市として大きく発展する。 『花の詩女 ゴティックメード』に登場するベリン・アジェリその人にきたまの詩女(輝きの詩女) ライヒ・ナカカラ(在位2010 - 2130頃) クリスティン・Vに預言伝えた詩女として登場。別名「トホホの詩女」。 星団連合委員会隠れ蓑として詩女ごとラーンを潰そうとする巨大勢力対しラーン教導学院学生たちとともに立ち向かい、ついに勝利を収める2017年には「東宮西宮の乱」を納めクバルカン法国法王マリーナ星団法を産み出すきっかけ作るまた、2020年デルタ・ベルン中心として発生した星団大きく揺るがす出来事にも関わるセントリー「ライブ」による直接加護受けていた事実が、彼女が統治していた時代星団としても大変危険な激動のもとにあったことを窺わせるグリース王国玉座急襲したボスヤスフォートの「正体」も看破しており、その知識は後の詩女にも受け継がれてゆく。この時代重要人物の殆どは彼女と強い繋がり持っていたという。 なお、彼女の時代には、「ツィー・ミーン」なる少女ラーン教導学院裏口入学している。 あらたまの詩女 メル・クール・リトラ・天照在位2015 - 2122没) ナカカラと同時期に在位していた、もう一人の詩女。イースト・カステポーのフランダー出身戦災孤児で、ナカカラに引き取られ記憶継承果たしている。詩女である事実秘匿されたままデルタ・ベルンに赴き、ラーンではなくグリース王国終の棲家とした。リトラを「あらたまの詩女」として知るのは、歴代の詩女を含めたごく一部人間のみである。 2020年発生した事件によりF.U.ログナー=カラミティ・ゴーダース王を喪ったデルタ・ベルンをその「グレイン」の力により寿命削ってまで守護し続けた。彼女がいなければ天照・ディス・グランド・グリース・エイダス・フォースは別として、天照家は確実に崩壊滅亡していたと伝えられる。ナカカラが共有していた情報除いて彼女の記憶が後の詩女たち継承されることはなく、実際に何をなしたかは天照ログナーミコトといったわずかな人物しか知ることはない。詳しくは#A.K.D.を参照集約の詩女 クルル・タイダル(在位2220 - 2300代) ナカカラ退位から80年もの詩女不在空白期間経て位したクルル王国王女であった女性。かつてフィルモア帝国所領であったナカカラ中原地方をミノグシア領ナカカラ王国として統合する。これに対して無論フィルモア帝国メヨーヨ朝廷軍事介入したものの、2310年星団揺るがすファティマ発明」という大事件発生したことから星団列強諸国紛争から手を引かざるを得なくなった(もっとも、こうなることを予知していたからこそタイダルは事に及んでいた)。 天照依頼によってナッカンドラ・スバースの制御託されており、彼の血がリチウム・バランスに提供されたがために始源となる4人のファティマ誕生した。したがって、ミノグシアを一つの「塊」として集約したことに加えファティマ誕生司った詩女としても星団史に名を残している。 また、女にちなみ、ラーン築かれ人工河川ラーン運河」が改めて「タイダル川」として命名を受けることとなった。 全視の詩女 ホルリ・エダクダ(在位2355 - 2400代末) 2364年、レント国王ジェスター・ルースが初めて「マスター制度生み出した場に立ち会うまた、西ハスハント王国王子であったデューク・ビザンチンに二代目剣聖称号与える。「ネードル・シバレース」の資格ディー・カイゼリン預けられビザンチン2490年のハスハント内戦において、AFインタシティをパートナーハスハ大地守り抜く抱擁の詩女 ルーザツギィ・ダルタン(在位2501 - 2600頃) 静寂の詩女 トーキィ・ジキジディ(在位2600代 - 2700代末己とクーンとの関係を知って狂気の淵に陥り、ついに薬物中毒者とまでなってしまったダグラス・カイエンを封印聖宮ラーンにて凍結した詩女。 晴天の詩女 ボルサ・バスコ(在位2803 - 2918) ナッカンドラ・スバースから始まる純血騎士血筋を持つ詩女。バキン・ラカン帝国聖帝ランダの娘であるラシャ・バスコを母とする。2790年に始まったハスハ統一戦争に際して2810年にダグラス・カイエンを目覚めさせ、剣聖位を預けた統一戦争終結後の2819年にカイエン消息を断つ)。2859年に慧茄剣聖として指名2880年代にはエスト保護以後ツーリー・パイドルをマスターとして得るまでエストは詩女の保護下に置かれる。 詩女としてのボルサ最後の大仕事2916年、カイエン別れることとなったクーンをセントリー・マグマに預けたことである。アウクソーカイエンファティマとなったのも同時期であることから、彼女の二重記憶に関して関与した可能性が高い。 沈黙の詩女・魅惑聖女 ナトリウム・フンフト(在位2920 - 2961、3030 - 3070?) 詩女の身でありながら直接的に政治力行使した唯一の人物。 2961年、カモン・ピアノ・メロディ公爵との間に一子をもうけるという「生涯処女」という詩女の定め破った不祥事により一度退位しつつも、ムグミカの早逝により再度詩女として復位する。記憶こそ継承されてはおり、スコーパーとしても凄まじい能力持っているものの既に預言の力は失っている以上、詩女としては何も伝えられない人物=「沈黙の詩女」という不名誉な称号第二期就位時に得ることとなったが、後にそれが誤りであったことを大い知らしめたことから「魅惑聖女」という新たにして名誉ある称号を得ることとなる。詳しくは#ミノグシア連合ハスハ連合共和国)/アトール聖導王朝参照。 なお、彼女は記憶の継承によってベリンやナカカラといった歴代の詩女のフィルモア帝国皇帝対す想いをも受け継いでおり、政略抜きとしてダイ・グ・フィルモアに対し本心からの慕情抱いていた。 転生王女 ムグミカ・コレット(在位2962 - 3030没) 最も年若くして世を去った悲劇の詩女。 フンフトの退位により幼少にして詩女となったものの、まったくの偶然として祖父がハスハント共和国国王ラオ・コレット・クルールであったことが彼女の命運定めたハスハ連合共和国樹立したのはまさにムグミカが詩女に就く直前であり、そこでハスハ連合共和国代表議長血族が詩女となってしまうことはいかにムグミカが超絶的なスコーパー能力有しているとはいっても恣意性疑われるとともにミノグシア統一を「ラーンコレット家による権力志向結実」として誤認させ、結果歴代の詩女の名をも汚してしまいかねない。一方で以後の詩女の動向を代表議会に、あるいはハスハ連合共和国政治聖宮左右されることも決しあってはならない国王以前にミノグシアの一住人であるラオ・コレットはこの極めて難解な命題に対してラーンとの関係性および孫娘の自由を代償に、政治と詩女とをともにハスハント王宮に置く形をもってミノグシアを一つ結束させた。詩女は生涯聖宮から出ることはない。ゆえに、ムグミカはラーン赴くことはなく、またベイジ以外のミノグシアの大地踏んだことのない唯一の詩女としてその短い生涯終えた高位スコーパー故にナ・イ・ン召還のための贄となる」という己の最期知っていた可能性はあるものの、それでもムグミカは己の生命消え最後の瞬間まで、己が「マジェスティック・スタンド」を全うした。詩女は皆、決して生を自ら放棄せず、未来絶望するともない生前次代の詩女としてマグダルを指名していたにもかかわらず、ムグミカがベイジを在所としていたがためにフンフトのもとで政務担っていた高位神官たちがまさに歴代詩女たちしきたりによって排除してきたはず腐敗した権力構造構築してしまっており、より長く権力操りより長く甘い汁を吸うために指名握りつぶしてしまった。再び詩女の座についたフンフトは陰ながらこの旧勢力とも戦い続けている。 その他については#ミノグシア連合ハスハ連合共和国)/アトール聖導王朝参照。 時(とわ)の詩女 マグダル・カイエン(在位3070? - 3200代?) ダグラス・カイエンの娘。すなわち「血の召還」により星団戻ってきた詩女原母ナ・イ・ンにとっては曾孫にあたる。その血縁があってさえナインはマグダルを一顧だにせず、詩女の座を取り戻したマグダルが兄弟とともにボスヤスフォートを打倒するその時まで一切助力与えない同じく、詩女の守護者であるはずのセントリー達もムグミカに対してはなんらの恩恵及ぼさない(これはラーン腐敗した神官たちがムグミカを詩女と認めない口実一つとなっている)。一方で、マグダルが何者なのか、なぜ超帝國北都「マグダル」の名を与えられたのか、先代詩女ムグミカは全て知悉していたという。その他の事柄については#ミノグシア連合ハスハ連合共和国)/アトール聖導王朝参照。 なお、彼女の退位後新たな詩女が就位することが確定している。

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