アメリカ居住時代とは? わかりやすく解説

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アメリカ居住時代(1978年-現在)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 05:28 UTC 版)

ヒロ・ヤマガタ」の記事における「アメリカ居住時代(1978年-現在)」の解説

1978年ロサンゼルス画廊契約してロサンゼルス移住版画技法シルクスクリーンで、100色以上もの色を散りばめた鮮やかな多色作風により、一躍その名を馳せる以降アメリカ各地個展開きアートEXPOへも出展するうになる彼の作品多くは、シルクスクリーンによる鮮烈な色彩が非常に印象的である一方で作品中細部人物の顔など間近見ないわからないところまで緻密に描写され繊細である。 1983年、「エア・ショー」が、レーガン大統領名誉会長であった人類飛行200周年記念財団の公式ポスター作品選ばれる。後に「ヤマガタ・ブルー」と称される鮮やかな青色世界確立1984年ロサンゼルス市観光誘致キャンペーン公式作品制作同年ロードアイランド州が、9月21日を「ヒロ・ヤマガタの日」に定め同州ウォリック市より名誉市民称号贈られる同年東京で初の個展開催される1986年ロサンゼルス市名誉市民選ばれる同年レーガン大統領依頼で「自由の女神100周年記念」のための公式作品制作同年エドワード・ケネディ議員呼びかけケネディ財団主催アート通じた障害者支援チャリティープロジェクト「ベリー・スペシャル・アーツ」に参加同年東京大阪名古屋横浜福岡巡回展開催1987年ヤマガタ財団設立ケネディ財団共同身体障害者チャリティイベント開催同年、「自選山形博導画集」が出版1988年、「オーストラリア建国記念」「エッフェル塔100周年」などの公式作品レーガン大統領肖像画制作同年ジャック・ニクラス共同でゴルフシリーズ開始1989年東京静岡名古屋大阪巡回展開催エリザベス・テイラーとの友情通じてアメリカン・ファンデーション・オブ・エイズ・リサーチ(英語版)への寄付開始サンフランシスコ地震被災者救済のために「ファイアー・ワークス」の全売上赤十字社寄付1990年アーノルド・シュワルツェネッガーテキスト書いた英語版画集YAMAGATA」が出版。「アメリカ移民200周年」、ベルリンの「フリーダム・キャンペーン」公式作品制作同年メキシコシティ国立美術館英語版)で個展開催1991年、「コロンブス新大陸発見500年記念」、世界陸上公式作品制作同年ニューヨーク映画記録保管所へ経済支援開始同年、エイズ・チャリティー活動一環としてエリザベス・テイラーと共に来日1992年バルセロナ・オリンピック公式作品制作同年米国ウォルト・ディズニーアートクラシックインクと契約同年金閣寺モチーフに、京都遷都1200年祭」の公式作品制作同年障害を持つ人々の芸術活動振興を行う国際組織ベリー・スペシャル・アーツ」に600ドル寄付1993年ジーン・ケネディ・スミスと共にベリー・スペシャル・アーツ」のインターナショナル・アート・フェステバル(ブリュッセル)に参加同年ジャック・ニクラス共同でゴルフシ新シリーズ制作発表同年、エイズ・チャリティー・イベントのため来日1994年アレン・ギンズバーグらとビート・ジェネレーションに関するドキュメンタリー映画制作企画開始同年美しい自然のイメージメルセデス・ベンツヴィンテージ・カー描き出し「アースリーパラダイス」としてロサンゼルス市美術館発表。なお、「アースリーパラダイス」は美術評論家サム・ハンターによる命名である。また、同展のためにアレン・ギンズバーグが『ヒロ・ヤマガタ聖霊 20世紀自動車』と題する文章寄稿(「アースリーパラダイス」の制作風景模様を、映画監督ジョナス・メカス公式HPで見ることが出来る)。同年、「ヒロ・ヤマガタ版画集」が出版1995年米国オリンピック委員会依頼アトランタ・オリンピック種目作品制作同年「アースリーパラダイス」展を箱根ヴェネツィアアレン・ギンズバーグとの合同展)、モンテカルロモンテカティーニトリノにて開催1996年、「アースリーパラダイス」展をシカゴ開催同年カール16世グスタフ スウェーデン国王招かれ「アースリーパラダイス」展をストックホルム開催1997年、「アースリーパラダイス」展をカッセルデニス・ホッパーとの合同展)、ウィーンにて開催同年、「エタニティー・オア・ファット」展をロサンゼルスのフレッド・ホフマン・ファイン・アート・ギャラリー、シカゴART1997で開催バクテリアカビ増殖する過程顕微鏡カメラで3か月撮影ミクロの世界描き出される鮮やかな自然の営み巨大パネルにした作品また、大気中に拡散するガス動き同様に巨大な写真作品として展示された。同年レーザー光線用いたインスタレーション展「エレメントA」をフレッド・ホフマン・ファイン・アート・ギャラリーで開催同年アカデミー賞授賞式にて「アースリーパラダイス」のイメージとレーザーインスタレーションのコラボレーション発表同年ホワイトハウスからの依頼で、アメリカ合衆国憲法制定200周年記念作品「ウィ・ザ・ピープル」を制作同作品のシルクスクリーン記念豪華装丁本に納められ全世界アメリカ合衆国大使館配布された。 1998年、「アースリーパラダイス」展をローマで開催同年、レーザーインスタレーション「スカルプター・オブ・ライト」展をLAファーストストリートにて開催同年自身影響受けた老子テーマにしたNHK番組取材中国初め訪れ作品を描く。同年日本の心テーマにした「日本エッセンス」の制作開始同年作画担当した80切手おもちゃのチャチャチャ」が郵政省より発行。また同年7月1日にニューヨーク・フォレストヒルズスタジアムで開催され日本のアーティストTHE ALFEEコンサートの公式ポスターを製作。 1999年、「アメリカン・リップス」展をニューヨークのマルボロギャラリーで開催同年ビート・ジェネレーションに関する映画ザ・ソース』(邦題ビートニク』)のプロデュース完成ニューヨークロサンゼルス美術館公開。同映画製作中の97年アレン・ギンズバーグウィリアム・S・バロウズ次々他界映画監督ジョナス・メカス撮影したギンズバーグお通夜映像に、ヒロ・ヤマガタの姿も見ることができる)したため一時期完成危ぶまれた。映画は彼らの生前インタビュー含めたビートに関する様々なドキュメンタリー映像資料と、ジョン・タトゥーロギンズバーグ役)、デニス・ホッパーバロウズ役)、ジョニー・デップジャック・ケルアック役)らによる再現ドラマシーンとで構成されている。チャック・ワークマン監督起用ヤマガタ自身ラブコール実現したもの。同年、レーザーインスタレーション「ローマイヤーライツ」をローマイヤー彫刻美術館ミズーリ州セントルイス)にて開催同年米国ホワイトハウス設立200周年記念公式作品制作同年テレビ朝日番組取材チベット(ピヤトンガ遺跡)を初め訪れる。同年、「悠久シルクロードシリーズ制作開始同年東儀秀樹音楽担当したPlayStation用ソフトYAMAGATA Digital Museum」が発売2000年シンシナティ現代美術センター英語版)で開催されたレーザーインスタレーショングループ展「アクティブ・ライフ」(オハイオ)に参加同年、レーザーインスタレーション「太陽系インスタレーション プロジェクト1」をヤマガタスタジオ(マリブ)で開催同年グラミー財団よりグラミー賞2000年公式アーティスト任命される2001年、レーザーインスタレーション「NGC6093」をニューヨークのエースギャラリーで開催。(映画監督ジョナス・メカス撮影したNGC6093」でのヒロ・ヤマガタインタビュー映像を、ジョナス・メカス公式HPで見ることが出来る。)レーザーインスタレーション「フォトン999」をフランク・ゲーリーデザインしたグッゲンハイム美術館ビルバオスペインそのものキャンバスにして開催2002年、レーザーインスタレーション「クウォンタン・インジェクション」をペパーダイン大学マリブ)で開催2003年、レーザーインスタレーション「ART&SPACE宇宙芸術展-ヒロヤマガタNASA世界」を横浜国際客船ターミナル大桟橋ホール開催。この作品ホログラム巡らした立方体型の巨大な2つ建造物の中で、レーザー大量に照射し室内吊るされた無数のキューブ反射させる屋内展示であった入場者は偏光眼鏡でそれを観覧した。しかしこの展示は、宣伝不備から一般的なヤマガタ版画作品想起させてしまったため入場者数伸び悩み展示期間の最終日待たず終了同年、レーザーインスタレーション「スーパーノヴァ3」展をCOSIコロンバス科学博物館英語版)(オハイオ州)で開催同年、「サンクトペテルブルク市300周年記念イベント-音と光の夜」(ロシア)にレーザーインスタレーションで参加同年、「ヒロ・ヤマガタ原画」展を沖縄開催2004年、レーザーインスタレーション「クウォンタン・フィールドX3」をグッゲンハイム美術館ビルバオスペイン)にて開催美術館隣接するの上設置した円盤型オブジェから放たれるレーザーが、屋外設置され2つ立方体建造物外壁照らし出す等、インスタレーションスケール横浜基盤にさらに大きくなった。 2005年アフガニスタンバーミヤーン仏教遺跡にて、破壊され大石仏像復活させる試みとして、大掛かりなレーザー光線でそのイメージ取り戻すと言う過去最大規模のレーザーインスタレーション構想発表太陽発電ベース蓄えた電力日没インスタレーション実施し余った電力地元農村電化事業還元されると言う。約60億円の予算展開する同年ロサンゼルスのゲッフェン現代美術館で開催されたガラパーティーにてレーザーインスタレーションを発表同年、レーザーインスタレーションとエレクトリカルミュージックを融合させた「メットリッピン」(東京)に参加し「セオリー・シックス」を発表同年、「アース・ウォーター・ファイアー・エアー・フェスティバル」(南アフリカ・ケープタウン)にレーザーインスタレーションで参加同年フランク・ゲーリードキュメンタリー映画スケッチ・オブ・フランク・ゲーリートロント国際映画祭カナダ)で公開。同映画カナダ皮切りに世界各地上映ヤマガタエグゼクティブ・プロデューサーとして参画した。 2006年ペインティング作品エアー」展をロサンゼルスのトーランス・アート・ミュージアムで開催空間鮮烈に描き出してきたレーザーインスタレーションのパターンが、巨大なスケールキャンバスペインティングとして再構築されている。同年インスタレーション「スカルプター・オブ・ライト」をBUSCHLEN MOWATT GALLERIES(パームデザート)で開催2007年ペインティング作品「トランシエント」展をロサンゼルスのゲーリー・パートナーズにて開催巨大キャンバスに貼られた皺交じり和紙描き出され水墨濃淡世界近づき細部凝視すれば鉛筆書かれ細密画世界視覚飛び込んでくる。走馬灯眺めているような感覚迷い込む作品も。

※この「アメリカ居住時代(1978年-現在)」の解説は、「ヒロ・ヤマガタ」の解説の一部です。
「アメリカ居住時代(1978年-現在)」を含む「ヒロ・ヤマガタ」の記事については、「ヒロ・ヤマガタ」の概要を参照ください。

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