『戦国無双 猛将伝』追加PC
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「戦国無双シリーズ」の記事における「『戦国無双 猛将伝』追加PC」の解説
『戦国無双 猛将伝』より使用可能なキャラクター。 豊臣(羽柴)秀吉 声:戸北宗寛→石川英郎(2~真田丸)→上村祐翔(5) / 通り名:黄金の天下人 武器:三節棍 →薙刀(5)志 昇 / アクションタイプ:通常攻撃 身長:155cm / 年齢:35歳 百姓出身ながら織田家で破竹の勢いで出世を重ね、織田信長の死後は天下人となる「戦国一の出世頭」。多くの人物の改名が省略される中で秀吉のみ時代にあわせて「羽柴秀吉」と「豊臣秀吉」で姓名が変化する。信長とは同レベルながら違った視点で世の中を見通しており、明るい性格だけではない二面性を見せる。『1』・『1猛将伝』では名古屋弁が強いが、『2』以降は比較的標準語に近く(関西寄り)訛りも多少和らいでいる。シリーズを通して大の女好きで女癖が悪く、コメディチックな場面ではよく下心が丸出しになっており、その度に女性から冷たくあしらわれたり、ねねから手痛いお説教を受けることも多い。一方で孫市や利家などとの男同士の友情に篤いところや子飼いの武将たちである加藤清正や石田三成たちからは敬愛されているといった一面が描かれている。だが、高虎からは長政の仇として密かに憎悪の念を抱かれ、宗矩からは激しい敵愾心を剥けられるなど、彼の志や信条を理解できない人物も少なからず存在する。 戦闘では三節棍を自在に操り、一発一発は弱いがリーチが広く振りも速い。また、『2』や『4』ではお金、『3』では素材が出やすくなるといった稼ぎに特化した特殊技を持つ。『1猛将伝』のコスチュームチェンジは京劇の衣装のような感じである。 『1』では特殊NPCで登場し、大物感の描写よりも「猿」っぽさや小ずるい場面が多い。豊臣姓で登場するステージはほんの僅か。『1猛将伝』より使用可能キャラとなり、賢さや大器などが表現されるようになった。織田家臣としての秀吉をメインにストーリーが進むが、シナリオ分岐によっては親友の孫市を殺し信長に挑む悲しい展開となる。『2』からは信長と並んでストーリーや世界観の中心であり、出番は大幅に増加している。自身のシナリオでは中国大返しからの天下人を目指すストーリーがメインで、デフォルトの姓名も「羽柴秀吉」から「豊臣秀吉」になり、声優も変更された。性格も前作に比べ、陽気さ・人懐っこさが強調されており、信長死後に「皆が笑って暮らせる世」を築かんと天下取りの道を歩む。『3』では、桶狭間の戦いなどの織田家臣時代から始まって、志半ばで果てた信長の夢を実現させるため天下統一を目指す。最終面は小牧・長久手までなので彼の姓は終始、羽柴姓のままだった。『真田丸』ではお市に茶々を託されており、周囲に心を閉ざす彼女を気遣っている(歴史上では側室だが、作中では養父の様な立ち位置である)。大坂に人質としてやってきた幸村を気に入っており、茶々と仲良くするよう頼んでいる。『5』 ストーリー上最後まで「羽柴」のまま。外見が若々しく変わり、一人称も「おいら」になった。明るく茶目っ気溢れる性格はそのまま。前田利家の仲介により織田家に仕官を果たす。百地三太夫とは放浪時代に助けてもらった仲であり、彼を「兄貴」と呼ぶ。 今川義元 声:河内孝博(~真田丸)→乃村健次(5) / 通り名:海道一の弓取り 武器:刀・蹴鞠→大槌 貴 雅(『3』のみ)→貴 趣(『1』『2』『4』以降) / アクションタイプ:チャージ攻撃 身長:180cm / 年齢:41歳 駿河の戦国大名今川家の当主。「海東一の弓取り」と称される武将。貴族趣味・公家かぶれの風流人なデザインで、口調も「まろは○○、の」と公家言葉で話し、蹴鞠や和歌を得意とする。蹴鞠をすることを「蹴鞠(けま)る」と、彼独特の言葉を言っている。無垢で純粋、和の心を尊ぶお人好しで、戦にあまり頓着せず(むしろ好まず)、蹴鞠のことばかり考えている癒し系。そのためさまざまな武将に利用されてしまうが、気にしている様子も無い。ギャグ路線の描写が多いものの、通り名に恥じない器の大きさや教養も時折覗かせる。その一方で、『4』では家康にドスの利いた声(加工もされている)で脅しをかけたり、信長に討たれた直後に同じくドスの利いた声で恨み言を残しながら死んでいくシーンなど、別の一面も描かれている(流浪演武では穏やかな声で主人公を諭すといった面が描かれている)。ただし、この別の一面は対面者の幻であるかのような演出もされている。 通常攻撃には刀を使用するが、チャージ攻撃時や無双奥義ではどこからともなく取り出した蹴鞠を使用する。その際、現実のサッカーのごとく強烈なオーバーヘッドキックを放ったり、その場で高速回転しつつ蹴りに勢いを付けたりと、非常に身軽な一面を覘かせる。『1猛将伝』のコスチュームチェンジは派手な西洋の衣装を纏ったスタイルとなる。 シリーズを通しての行動原理はすべて蹴鞠であるなど、彼の章はオリジナルの要素が強い(史実では「桶狭間の戦い」で死亡してしまうため)。『1』では特殊NPCで登場、『1猛将伝』より使用可能キャラとなり、京で蹴鞠をするために上洛を決意するも、その道中を織田信長により襲撃され、軍が壊滅してしまう。その後は上杉・武田を頼り、再度上洛を試みる。『2』では双六モードのイベントシーンでのみ登場し、『2猛将伝』より使用可能となる。時代の節目の戦を歩きながら蹴鞠仲間を探すべく旅に出るというストーリーであるが、史実通りに年代が進んでいるため、最終的に80歳になるまで蹴鞠をし続けることとなる。『3』では模擬演武のみ使用可能。主に「関東三国志」の第四勢力として物語に参加することになる。『3猛将伝』では無双演舞が追加される。伊達政宗と立花宗茂に唆され、世界を相手にする前に、日本(ひのもと)代表として彼らと共に日の下の武将らと蹴鞠戦をしていくという、オリジナル性の強い展開で物語が進行する。大阪で蹴鞠戦を終えた後は、天下を政宗に預けて、宗茂・家康と共に世界へと旅立つ姿が描かれている(その後については一切語られておらず、どうなったかは不明)。『4』では選択して出撃できるステージはない。 『Chronicle』では主人公を強引に弟子に取り、蹴鞠や和歌、茶道などを通じて、戦により荒れた民の心を「和の心」で癒すという「今川流」を伝授する。 『OROCHI2』では、蹴鞠を通じて人間と妖魔が共存する「蹴鞠の国」を造り上げ、真・三國無双側のキャラクターである張角や劉禅からはその人柄を評価されている。『5』 織田信長と比べても一回り大きい程体格が大きく変わり、公家の要素を随所に残しつつ東海の覇者に違わぬ姿となった。蹴鞠の要素は一切排除されている。一人称は「予」。性格が純真無垢な癒し系キャラから尊大な野心家に変わっている。自らが東海の覇者に相応しいと信じ、勢力拡大を推し進める。信長の事は「虫けら」と評し、歯牙にも掛けなかったが、結局は信長に負けてしまう。 本多忠勝 声:大塚明夫(〜真田丸)→小林親弘(5)/ 通り名:無傷の闘神 武器:大槍→大身槍 轟 哮 / アクションタイプ:チャージ攻撃 身長:210cm / 年齢:36歳 徳川家康に絶対の忠誠を誓う戦国最強の武士。言動は厳格で誇り高く、その最強の武で主の天下への道を切り開く。武田信玄に「家康に過ぎたるもの」と評される。口癖は「愚問!」「武で語れ!」。 首から巨大な数珠を下げ、史実と同じ鹿の角をあしらった兜と重武装の鎧を纏う。「合戦の場で一度も傷を負ったことが無い」という逸話を取り入れてか、防御力が特に高く設定されており、敵としての登場時には真・三國無双シリーズでの最強キャラの呂布のように専用BGMが用意されていて、前田慶次と同等の最強キャラとしてデザインされている。『1猛将伝』でコスチュームチェンジをすると、大きな鹿の角を象った兜と、黒い具足を着けた姿となる(その際、数珠がさらに巨大になり、袈裟懸けとなる)。 武器は巨大な槍「蜻蛉切」で、高威力かつ広範囲の攻撃を繰り出す。 『1猛将伝』では主人公格、メインキャラクターで、無骨で剛直な武人としての印象が強い。『2』以降は人物像に柔らか味が増しており、娘の稲姫とのやりとりにも人間味がうかがえるようになり、真田信之と槍を交えると、彼に対して好印象を持ち、戦が終わったらまた会ってみたいと呟いた(『3』も同様なイベントが用意されている)。『3』では過去作同様に、三河武士として家康を支える忠勝の戦いが描かれている。『Chronicle2nd』では、その風貌と話し方から井伊直虎に怯えられてしまい、稲姫に「物言いが怖い」と指摘されてしまう。『4-II』では新たにプレイアブルキャラクターとなった井伊直政を、「新入り」と呼んで厳しくも温かく見守り鍛えあげる先達としての役割が描かれている。『5』 ビジュアルが若々しく変わり、性格が血気盛んになっている。一人称も「俺」。主君であり友でもある家康を「竹千代」と呼び、力強い言動で悩む家康の背中を後押しする。 稲姫 声:大本眞基子 / 通り名:徳川の弓姫 武器:和弓 純 爽 / アクションタイプ:特殊技 身長:165cm 本多忠勝の娘で、徳川家康の養女。父譲りの武芸の才を持ち、純粋で直情的で猪突猛進だが、初心な奥ゆかしさも併せ持つ性格。やや鈍感な所もあり、天然な疑問を相手にぶつけることも多い。真田信之の妻となるが、夫の信之がPCになる『4』までは夫婦での出番は少なく会話イベントも稀であるが、義弟である幸村との遣り取りは存在している。くのいちからは「稲ちん」、幸村からは「義姉上」と呼ばれている。ちなみに「稲」は幼名であり、史実では「小松」の名前で呼ばれる。 通常攻撃では刃のついた弓を振り回し、矢はチャージ攻撃や無双奥義で放つ。『1猛将伝』のコスチュームチェンジは小袖姿で、彼女のエンディングでもこの姿で子供をあやしている場面がある。 『1猛将伝』では登場年代が早めにされており、彼女の章は金ヶ崎撤退戦から開始となる。家康の意を汲み、事あるごとに徳川・真田両家の橋渡し役を務めたが、くのいちに指摘され「武士としての生」と「姫としての生」との葛藤に苦しむ姿が描かれる。『2』では小田原城攻略戦からの開始。徳川家の将としての己を確立させている。『3』では真田幸村の義姉としての部分が多く描かれ、過去の作品に比べて柔和な面も見せる。ストーリー中盤で登場する甲斐姫とは小田原で一戦刃を交え、同じ姫武者として常に敵側の人間でありながら友人同士の間柄となる。『4』では、真田信之がプレイアブル化したことで妻としての出番がより増加している。婚前では戦場で徳川軍に無理難題を要求してくる信長に対して抗議しようとし、それを忠勝が必死で引き止める場面もある。この性格は父の忠勝でさえ手を焼いており、井伊直虎に助け舟を出してもらうほどである。『真田丸』では夫とは違って壮年期の姿はないものの、終章での登場時はかなり落ち着いた喋り方をしている。
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