馬とは? わかりやすく解説

うま【馬】

読み方:うま

《「馬」の字音「マ」から変化したものという。平安時代以降「むま」と表記されることが多い》

奇蹄(きてい)目ウマ科哺乳類。体は一般に大形で、顔が長くたてがみがあり、長い毛の尾がある。力強く、走ることが速い古くから家畜とされ、農耕運送乗用競馬などに用いられ、肉は食用東洋種の蒙古馬(もうこうま)・朝鮮馬、日本在来種木曽馬北海道和種西洋種アラブアラビア馬)・サラブレッド・ペルシュロンなどがある。こま。

踏み台脚立(きゃたつ)。

競馬

将棋で、桂馬または成角(なりかく)の略称。

《「付け馬」の略》料理屋などで、勘定未払い取り立てるために客の家までついて行く者。

動植物などの同類の中で、大きなものの意を表す語。「—すげ」「—ぜみ」

[補説] 作品名別項。→馬


うま【馬】

読み方:うま

山本嘉次郎監督による映画の題名昭和16年1941公開チーフ助監督として黒沢明参加東北農村舞台に、馬を育て少女を姿をドキュメンタリータッチで描く。出演高峰秀子藤原鶏太ほか。


ば【馬】

読み方:ば

[音](漢) メ(呉) マ(唐) [訓]うま ま

学習漢字2年

[一]〈バ〉

うま。「馬車・馬術・馬力愛馬悍馬(かんば)・騎馬牛馬曲馬軍馬競馬車馬乗馬駄馬調馬天馬白馬(はくば)・牝馬(ひんば)・兵馬名馬木馬落馬驢馬(ろば)・老馬

卑しいもの。「馬齢犬馬

[二]〈メ〉うま。「駿馬(しゅんめ)・神馬牛頭馬頭(ごずめず)」

[三]〈うま〉「馬市馬方荒馬竹馬種馬早馬

[四]〈ま〉「馬子(まご)/絵馬(えま)」

名のり]たけし

難読白馬(あおうま)・馬酔木(あしび・あせび)・海馬(セイウチ)・但馬(たじま)・馬喰(ばくろう)・馬穴(バケツ)・馬謖(ばしょく)・馬銜(はみ)・馬刀貝(まてがい)・馬手(めて)・馬陸(やすで)・流鏑馬(やぶさめ)・羅馬(ローマ)


ま【馬】

読み方:ま

⇒ば


ま【馬】

読み方:ま

うま。

「青の—放れ取りつなげ」〈催馬楽青馬

[補説] 現代では、「絵馬」「馬屋(まや)」のように複合語として用いられる


むま【馬】

読み方:むま

⇒うま


め【馬】

読み方:め

⇒ば


うま 馬

架台」のこと。歩み板角材乗せて足場にする台。


うま 【馬】

日本の神社には、馬を神霊乗る聖獣として奉納する風があったが(のちに絵馬となる)、西欧インド神話でも太陽神の車を馬が引く。反面、馬は死者の車を引くでもあり、馬の像馬具副葬品されたりする。欧州旧石器時代洞窟壁画に、牛が雌性として刻されているのに対し、馬は雄性代表として刻されており、馬の肉体的魅力現れ解される白馬神聖視されるの世界共通のようだ民間信仰馬娘婚姻話などもある(おしら様)。→ 絵馬 白馬節会 馬の神 厩舎祭 おしら様

せんば(馬)

去勢された馬のことである。競走能力はあるのだが非常に気が悪く反抗的成績の上がらない牡馬は、去勢する性質従順になって成績上がることがある


作者徳永直

収載図書日本プロレタリア文学24 徳永直集 1
出版社新日本出版社
刊行年月1987.1


作者中正

収載図書中正文学選集
出版社和泉書院
刊行年月2001.3
シリーズ名近代作家文学選集


作者おおたちみの

収載図書牛の宝石
出版社新風舎
刊行年月2005.2
シリーズ名新風舎文庫


作者ピート・タウンゼンド

収載図書四重人格
出版社晶文社
刊行年月1987.3


作者小島信夫

収載図書昭和文学全集 21
出版社小学館
刊行年月1987.7

収載図書戦後短篇小説再発見 10 表現冒険
出版社講談社
刊行年月2002.3
シリーズ名講談社文芸文庫

収載図書アメリカン・スクール 改版
出版社新潮社
刊行年月2008.1
シリーズ名新潮文庫


作者西村望

収載図書消えない焔 下
出版社徳間書店
刊行年月1988.12
シリーズ名徳間文庫


作者長谷川如是閑

収載図書如是文芸選集 1 小説 1
出版社岩波書店
刊行年月1990.11


作者不二牧駿

収載図書死の影の谷を歩めど、なお
出版社近代文芸社
刊行年月1992.4


作者バリー・ユアグロー

収載図書セックス哀しみ
出版社白水社
刊行年月2000.2

収載図書ケータイ・ストーリーズ
出版社新潮社
刊行年月2005.4

収載図書セックス哀しみ
出版社白水社
刊行年月2008.10
シリーズ名白水uブックス


作者筒井康隆

収載図書魚籃観音
出版社新潮社
刊行年月2000.9

収載図書魚籃観音
出版社新潮社
刊行年月2003.6
シリーズ名新潮文庫


作者土師清二

収載図書捕物時代小説集 7 艶美白孔雀 他8編
出版社春陽堂書店
刊行年月2000.11
シリーズ名春陽文庫



読み方:うま

  1. 1 娶の事、肥後地方方言。2 遊廓などにて遊興費支払不足なる客に従ひ、その不足額を受け取る人をいふ。かかる人を従ふるを馬を引くといふ也。
  2. (一)遊女異名。「売春婦異名集」に「女郎異名をうまといふ心は人を乗せて過ぐるといふ意なりしとぞ」とあり。(二)長大なる陰茎。「うまなみ」の略称。馬の一物擬していふ。「土器の豆では馬の間に合はず」「土手ぬれたで馬はすべりこみ」。(三)月経隠語月経帯を締めるを馬に乗る擬していふ。「雪隠手綱さばきをする女」「お局は馬から牛へ乗りかへる」。「陣中で巴は馬に二つ乗り」「雪隠女房お馬かけつける」「浅草をくつてゐるのは下女が馬」「馬に乗つてるひまもなき苦界の身」「奥様お馬も羊程くらひ」「宿下り馬だと見へて外へ出ず」「お馬だよしなと下女はねつける」「殿様下女お馬鳥居ぎり」「この馬は娘勝手をよく覚え」「りんといふ下女施しに馬をとき」。
  3. 女のことをいふ。又月経帯のことを「馬」又は「お馬」ともいふ。〔情事語〕
  4. 〔楽・花・情〕役者仲間の「馬の脚」と云へば舞台に出る馬となつて妙な足踏みをする役で、下等な役とされてゐるところから「大根役者」などいふのと同じく「へぼ役者」又は「役者の数に入らざる者」をいふ。それより何処誰か判らぬ者を指して何処馬の脚知れぬ者」などいふ。又「馬の骨」とも云ふ。花柳界にて「附馬」と云へば、遊興費不払の節、妓夫又は女中などが調達先まで附いて来ること、「馬を伴れて来た」などともいふ。昔遊廓に遊ぶときは馬にて行きたるを以て若し遊興費不足等の場合には其馬夫が引受けて再び馬に乗せて帰るところより此語出づといふ。情事語にて「馬」と云へば「経帯」又は「巨陽」のことを指す。「馬肉」のことを単に「ウマ」といひ、馬肉を喰つて別れることを「塩原の別」と洒落る蓋し塩原多助」の物語より出でたるものか。教習中の巡査看守犯罪者隠語にては「馬」といふ。
  5. 〔隠〕①経帯のこと。お馬ともいふ。②遊女屋の附男のこと。即ち遊客勘定不足した時、客につけて寄来す男をいふ、又つけ馬ともいふ。
  6. 月経帯のこと、尻がいを当てているの意。⑵遊廓の附男のこと、即ち遊客勘定不足した時、その客につけて勘定取りに来る男、つけ馬ともいう。

分類 情事語、楽/花/情、肥後地方花柳界


読み方:うま

  1. 附加監視ノコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作部・長野県〕

分類 長野県


読み方:うま

  1. 教習中ノ巡査看守。〔第二類 人物風俗
  2. 教習中の巡査看守。「お馬稽古」より出づ
  3. 教習中の巡査

読み方:うま

  1. 遊女屋の附男のこと。即ち遊客勘定不足した時、客につけて寄来す男を馬又はつけ馬といふのである川柳に「向ふ見ず飛ばせ駕篭が馬になり」といふのがある。今ならば「向ふ見ず飛ばせ自動車馬に化け」とでもいふべきところだ。〔花柳語〕
  2. 遊女屋の附男のこと。客が金不足の場合、客につけて寄来す男を男或は附馬つけうま)といふ。〔花柳界
  3. 遊女屋などで遊興料の不足又は金額支払を受ける為遊興者に随従して行く人
  4. 遊女屋の附男のこと。即ち遊客勘定不足した時、客につけて寄来す男を馬又はつけ馬といふのである川柳に「向ふ見ず飛ばせ駕篭が馬になり」といふのがある。今ならば「向ふ見ず飛ばせ自動車馬に化け」とでもいふべきところだ。
  5. 遊廓などで勘定足りない時、不足額を受取るために客と一緒に附いて行く人のことをいふ。
  6. 遊客勘定不足した時に客に附けてよこす附男の事を云ふ。
  7. 遊女屋等の附馬を云ふ。
  8. 遊女屋附馬のこと。遊客勘定不足した時、客につけてよこす男を馬、又はつけ馬という。川柳に「向う見ず飛ばせ駕篭が馬になり」というのがある。〔花柳界
  9. 客商売勘定足りない受取るため付いて行く人。「つけ馬」を省略。〔花〕
  10. 遊女屋附馬のこと。遊客勘定不足したとき、客につけてよこす男を馬、又は「つけ馬」という。川柳に「向うみず飛ばせ駕篭が馬になり」というのがある。

分類 花柳界花柳語、花/風俗


読み方:うま

  1. 巨陽。
  2. まかへいともいう。巨陽のこと。「おもざしは馬ににているきりぎりす」「お妾の青いは永井右馬之守」。〔風流

読み方:うま

  1. 月経帯の事を云ふ。又、「おうま」とも云ふ。「おうま」参照
  2. 帯のこと。お馬ともいふ。
  3. 月経帯。前橋

読み方:うま

  1. 飛台(※「とびだい」)の条を見よ将棋の駒桂馬の飛方に似て居るから云つたもの。〔相場語〕

分類 相場


読み方:うま

  1. 日本最古骨牌ウンスンカルタ」の騎馬乗れる人の模様あるを云ふ。又、「めくりかるた」の青札拾壱を云ふ。
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ウマ

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/02 10:23 UTC 版)

ウマ、英: Horse, 学名: Equus caballus)は、哺乳綱奇蹄目ウマ科ウマ属に分類される家畜動物




「ウマ」の続きの解説一覧

馬(モウ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 11:42 UTC 版)

ミラキュラス レディバグ&シャノワール」の記事における「馬(モウ)」の解説

馬のレンリン司るものは不明

※この「馬(モウ)」の解説は、「ミラキュラス レディバグ&シャノワール」の解説の一部です。
「馬(モウ)」を含む「ミラキュラス レディバグ&シャノワール」の記事については、「ミラキュラス レディバグ&シャノワール」の概要を参照ください。

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出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 08:39 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. (うま) ウマ目奇蹄目ウマ科属す動物総称、特にウマ属属すウマ古くから家畜として飼われ、主に乗用運搬農耕などの使役用に用いられるほか、食用もされる日本語では馬肉桜肉とも称する
  2. (うま) 木製または鋼鉄製の4本足の作業台自動車整備時に車体を仮支えする時、大工仕事で切る木材支えるなど、用途により多種存在する
  3. (うま) 将棋竜馬の略称。
  4. (マー) シャンチーの駒。チャトランガアシュワ(馬)に由来するチェスナイト将棋桂馬対応する
  5. () チャンギの駒。チャトランガアシュワ(馬)、シャンチーの馬に由来するチェスナイト将棋桂馬対応する

翻訳

ウマ目ウマ科属す動物

(その他、詳細は『うま』を参照

作業台

造語成分・略称

  1. 馬来西亜の第1字)マレーシア意味する語を作る
  2. 馬来の第1字 主に戦前用いられ歴史的用法マレーマライ意味する語を作る

熟語


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