魚籃観音とは? わかりやすく解説

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ぎょらん‐かんのん〔‐クワンオン〕【魚籃観音】

読み方:ぎょらんかんのん

三十三観音の一。手に入ったかごを持つ像と、大魚乗る像とがある。悪鬼・羅刹(らせつ)・毒竜の害を除く力をもつという。


魚籃観音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/09 01:12 UTC 版)

生月大魚籃観音

魚籃観音(ぎょらんかんのん)は、三十三観音に数えられる観音菩薩の一つ[1]中国で生まれた観音の一つで、同じ三十三観音のひとつである馬郎婦観音(めろうふかんのん)と同体ともされる。

薬王寺 (徳島県美波町)
金剛頂寺 (室戸市)

中国の時代、を扱う美女がおり、観音経金剛経法華経を暗誦する者を探し、めでたくこの3つの経典を暗誦する者と結婚したがまもなく没してしまった。この女性は、法華経を広めるために現れた観音とされ、以後、馬郎婦観音(魚籃観音)として信仰されるようになったという。この観音を念ずれば、羅刹・毒龍・悪鬼の害を除くことを得るとされ、日本では中世以降に厚く信仰された[1]

形象は、一面二臂で魚籃(魚を入れる籠)を持つものや、大きな魚の上に立つものなどがある。日本ではあまり単独で信仰されることはないが、東京都港区魚籃寺三重県津市初馬寺千葉県松戸市万満寺滋賀県長浜市木之本町古橋(旧鶏足寺)、長崎県平戸市生月町(生月観音)などにある。

真言は「オン アロリキャ ソワカ」

脚注

注釈

出典

関連項目


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