金剛頂寺 (室戸市)
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金剛頂寺(こんごうちょうじ)は、高知県室戸市元乙に位置する真言宗豊山派の寺院。龍頭山(りゅうずざん)、光明院(こうみょういん)と号す。本尊は薬師如来。四国八十八箇所第二十六番札所。
注釈
- ^ 東西に対峙している第二十四番札所の最御崎寺を東寺(ひがしでら)と呼ぶのに対し、西寺(にしでら)と呼ばれ、津照寺を津寺(つでら)と呼ぶ。また、当寺の用材を馬路村から調達した際に再建された北寺もある。さらに、南寺は上海市の南東にある島の普陀山である説がある。
- ^ 往生の時が来たことを悟り高野山大門外の山中で「南無三身即一阿弥陀如来・南無大慈大悲観世音菩薩・南無弘法大師遍照金剛菩薩」と唱え入滅した。また、『高野山往生伝』には「南無三身即一阿弥陀如来・南無弘法大師遍照金剛菩薩」と唱えたとある。なお、八文字の宝号は南北朝時代の『高野由来記』に記されていて、室町時代中期、高野山の印融らにより作られたとされている[1]
- ^ 口伝では、生木に刻まれ後年に切り出されたため背中の無い半躰像になったといわれる。(室戸世界ジオパークセンターの展示説明による)
- ^ 岸壁にしがみつきながら海に突き出た断崖や巨岩を廻る辺路修行
出典
- ^ 日野西真定「弘法大師の宝号の歴史とその宗教的意味」(PDF)『印度學佛教學研究』第45巻第2号、日本印度学仏教学会、1997年3月、142頁、doi:10.4259/ibk.45.664、ISSN 0019-4344。
- ^ 四国八十八ヶ所霊場会 2006, p. 199.
- ^ a b 平凡社 1983, pp. 110–111.
- ^ “高雄山神護寺|寺宝紹介|板彫弘法大師像”. 神護寺. 2023年6月17日閲覧。
- ^ 銅造観音菩薩立像 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- ^ 木造阿弥陀如来坐像 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- ^ 板彫真言八祖像〈嘉暦二年二月定審作/〉 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- ^ 銅鐘 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- ^ 金銅密教法具 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- ^ 金銅旅壇具 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- ^ 大毘盧遮那経 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- ^ 金剛頂経 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- ^ “高知の文化財|金剛頂寺の仏画”. 高知県. 2023年6月17日閲覧。
- ^ a b “室戸町西寺のヤッコソウ自生地”. 高知県 教育委員会 文化財課. 2023年8月1日閲覧。
- ^ “ヤッコソウ”. 室戸市 ホームページ. 室戸市. 2023年6月17日閲覧。
- ^ “新村不動堂(本女人堂)”. Muroto de あそぼ 高知県の東南端 #ジオパワむろと. 室戸市観光協会. 2023年9月21日閲覧。
- ^ a b “空海遍路文化会館の建立進む 行当岬の不動岩隣接地に”. 文化時報プレミアム. 文化時報社 (2019年6月19日). 2023年9月21日閲覧。
- ^ 頼富本宏『四国遍路とはなにか』角川学芸出版、2009年。ISBN 9784047034549。 NCID BB00017682。より
- ^ 五来重『霊場巡礼』 3 (四国遍路の寺 下)、角川書店、1996年、164頁。ISBN 9784045113031。 NCID BB00934660。
- ^ 宝満宮竈門神社
- ^ 川崎一洋『四国「弘法大師の霊跡」巡り』セルバ出版、2012年12月18日、115頁。ISBN 9784863670792。
- 1 金剛頂寺 (室戸市)とは
- 2 金剛頂寺 (室戸市)の概要
- 3 概要
- 4 文化財
- 5 アクセス
- 6 前後の札所
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