龍門渕高校
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「咲-Saki- Portable」の記事における「龍門渕高校」の解説
龍門渕透華 能力:一定翻数以上の立直を掛けることで、1発ツモ率が上がる。/他家の聴牌が判る。 天江衣 能力:聴牌すると、海底牌に当たり牌を呼び込む。/能力発動時、他家の不要牌引き率が上がる。/他家の聴牌が判る。 井上純 能力:副露すると1巡の間、有効牌を引き入れ、他家に不要牌を引かせる。 国広一 能力なし 沢村智紀 能力なし
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龍門渕高校
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「咲-Saki-の登場人物」の記事における「龍門渕高校」の解説
読み方は「りゅうもんぶち」。元々県内強豪であった既存の麻雀部を昨年に龍門渕透華の率いる新生麻雀部員が締め出し、現在の麻雀部が結成した。制服は存在するが私服制度の学校であり、制服のデザインも自由に変えることができる。前年度のインターハイ県予選団体戦ではメンバー全員が1年生でありながら当時県内最強だった風越女子を圧倒し優勝を成し遂げ、インターハイでも怒涛の快進撃を続けたが、準決勝副将戦で臨海女子により他校が飛ばされ大将である天江衣に回ることなく敗退となった。今年も全く同じメンバーで団体戦に出場。県予選優勝候補であったが、決勝で清澄高校に敗れ2位になりインターハイ出場を逃す。透華が衣のために各所から人員を寄せ集めて結成したチームであるが、透華を含む全員が「衣は友達であり、家族である」という思いで衣と接しており、固い絆で結ばれている。県予選で敗退してもなお、全国での評価は高い。 阿知賀編では阿知賀女子学院の強化遠征に応じており、阿知賀メンバーが遠征した7校の中で唯一彼女達に勝利している。 天江 衣(あまえ ころも) 声 - 福原香織 / 演 - 菊地麻衣 2年生。9月6日生まれ。身長127cm。牌に愛された子の一人。2年連続で大将を務める。 昨年のインターハイ団体戦では1回戦で2校、2回戦で3校を同時に飛ばすという離れ技を披露し前年度MVP、インターハイ最多獲得点数記録を樹立、同年行われたプロアマ親善試合でも優勝するなど、その実力は全国トップクラスの選手達の中でも異彩を放っている。荒川憩、神代小蒔と共に、全国大会における昨年の別格の一年生として名が挙げられている。 龍門渕透華とは従姉妹。ロングヘアーにうさぎの耳のようなカチューシャが特徴。かなり幼い外見と性格をしているが、力を見せるときは独特の自信にあふれた態度と威圧感で相手を圧倒する。プロ雀士で年上の藤田靖子に向かって「三流にふさわしいおめでたい脳みそ」と発言するなどかなりの毒舌家だが、根は素直。子供扱いされることを嫌がり、「こども」という単語に過剰反応する。アニメでは就寝前に本を読んでもらわないと眠れないといった描写も見られる。舌っ足らずな口調だが、国文学者だった父の影響か古典中国語や古典日本語の単語を多用する独特の話し方をする。 「海底牌にどの牌があるかを確実に察知する」能力を持ち、海底撈月を得意役としている。これは場を支配するという大きな能力の一部であり、支配が強い状況において、他家に配牌とツモを全てあわせても国士無双以外では一切聴牌させず、鳴くチャンスすらほとんど与えないのが本質である。他家が鳴きを入れて衣に海底牌をツモらせないようにしても、すぐさま鳴き返して海底コースに戻ることができ、海底撈月を和了ることが多い。能力は昼よりも夜、月齢が満月に近ければ近いほど強くなるため、試合開始が最も遅い大将にオーダーされているが、能力を発揮しない状態でも安定して強く、それが大きな隙になることはない。また能力の強弱の変化に応じてスタイルにも若干のブレがある。海底撈月だけでなく鳴きを入れた速攻も得意としており、速攻に転じた場合は圧倒的な和了速度を誇り、どちらにしても打点が非常に高い。海底撈月と速攻を併用することで速度に異常な緩急をつけて他家の精神をかき乱したり、他家を0点に調整してわざと飛ばさなかったりするなど、勝敗を優先せず他家を弄ぶ打ち方を好む。山や相手の手牌をかなり正確に把握している描写もあり、高度な点数調整も行えるが、王牌は支配外であり、槓により王牌を駆使して手を進める咲は天敵と言える。相手の気配を感じる能力は咲よりも高く、咲が反応しなかった優希や夢乃マホ、さらには和がのどっちに覚醒したときにも反応するような描写がある。 6年前に両親を事故で失い親戚である龍門渕家に引き取られたが、そこでも龍門渕家当主(透華の父)に恐れられ龍門渕邸の別館に幽閉同然の状態で住まわされていた。麻雀を打つことで他者に恐怖を与えることに孤独を感じ麻雀の楽しさを感じられずにいたが、それでも自己の存在意義は麻雀を打つことにのみにあると思い込んでいて、藤田プロからは「麻雀を打つのでなく打たされている」と評されていた。 県予選団体戦決勝大将戦では、宮永咲・池田華菜・加治木ゆみと対局する。前半戦では、その圧倒的な力で点差以上の実力差を他校に見せつけ、完全な独走状態となる。しかし後半戦で自身の慢心と能力の相性から次第に追い上げ始める咲に自分を倒し得る可能性を感じた衣は、オーラスで勝つよりも確認すること(今までの自分が負けること)を望み止めることが出来たにもかかわらず、自身の感覚に従い咲に振り込んだ。結果として龍門渕は敗退するが、咲という対等に付き合える友を見つけたことで、その孤独から解放される。自分を「特別」から解放してくれた咲に目をかけており、4校合同合宿では真っ先に咲を麻雀に誘い、全国大会でも応援に駆けつけ宿泊施設でうなされていた咲を起こしたりしている。4校合同合宿以降ある程度は他人と距離を置くのを止めており卓外での言動が軟化したが、「南場だと集中力が持たない」と言う片岡優希に対して「東場で連荘して討ち果たしてしまえ」とアドバイスするなど、麻雀における感覚は相変わらず常識の外にある。 県予選団体戦決勝大将戦における最多獲得点数を記録している。カエルを飼っている。 単行本カバー裏の物語にはエルフ風の姿で登場している。アニメ版 団体戦で満足したため、個人戦には参加しなかった。 咲日和 回によってはうさぎ耳カチューシャの代わりにリボンをつけていることがある。 龍門渕メンバーの中では誕生日が最も早く、誕生会のエピソードでは一足早く「おねえさん」になった様子が描かれた。 龍門渕 透華(りゅうもんぶち とうか) 声 - 茅原実里 / 演 - 永尾まりや 2年生。9月10日生まれ。身長163cm。麻雀部部長。天江衣の従姉妹で、祖父は龍門渕高校の理事長。「目立ってなんぼ」が信条のおっちょこちょいなお嬢様で丁寧語を使って話す。2年連続で副将を務める。 県内でも屈指の理論派(デジタル)の打ち手にして膨大な牌譜を研究・解析するなどの努力家でもあり、ネット麻雀で様々な相手と戦った際に最も手強かったのどっちである原村和に強いライバル意識を持つ。だが当の和からはさほど意識されてはいない。中学時代のリアルではまだミスが多かった時代の和の牌譜からのどっちの打ち筋を読み取り、同一人物ではないかと疑っていたが確信を持つに至ってなお「これでは圧勝できない」と言ってのける自信家でもある。だが時に効率よりも目立つことを優先し、その打ち方がしばしば当たる。 相手が強ければ強いほど燃え上がる気質の持ち主だが、あまりに多くの強豪に囲まれた状況下では唐突に冷たい透華と呼ばれる一種のトランス状態に入り、物言わず静かに相手に何もさせず冷淡に勝ちを重ねていく打ち筋に豹変する。その強さは4校合同合宿において、天江衣(昼間)・宮永咲・藤田靖子と囲った卓で彼女達を終始完封し、前年のインターハイでもメガン・ダヴァンに正面からの対決を避けさせた。しかし、他のチームメイトからは「透華らしくない」と不評であり(衣のみ「龍門渕の入り婿が怖れた力」と評して歓迎している)、自身も「こんなスタイルの違う打ち方は認めない」と否定している。 かつての龍門渕高校は通常の県内強豪に過ぎなかったが、彼女が1年生の時に衣を含む仲間たち5人で当時の麻雀部員達を破ってインターハイ県予選に校代表として出場、優勝を果たした。その時の団体戦では福路美穂子と対局している。 県予選団体戦決勝副将戦で遂に原村和と激突。守りの堅い面子の中でなかなか和了れず和の独走を許すことになってしまうが、オーラスで親倍をツモり和のパーフェクトゲームを見事に阻止する。ところがその後は東横桃子のステルスリーチの餌食となってしまい、結局親倍以外はほとんど見せ場なしという事前の期待を大きく裏切る結果となってしまった。 頭頂部あたりにアホ毛があり、感情によって動く。高飛車な言動が目立つが幼くして両親を亡くした衣に対しては深い憐憫の情を寄せており、国広一・井上純・沢村智紀をスカウトしたのも、孤独な衣に友達を作ってあげたいとの思いが背景にある。アニメ版 個人戦1日目の予選で妹尾佳織と対局した際、勝利を確信しリーチをかけたがゆえに佳織の当たり牌を掴まされ彼女に国士無双を振り込んでしまう。そのショックで調子を崩し、予選をギリギリで通過するに至るという原作よりもさらに道化的な役回りとなっている。 最終局では卓球が強いという設定が追加され、合同合宿では参戦した全員を倒している。 咲日和 ボケ役に回ることが多く、クラッカーをためらわずに自分の顔へ向けて打ったり「ファミレッサー」を自称したりしている。 井上 純(いのうえ じゅん) 声 - 甲斐田裕子 / 演 - 小篠恵奈 2年生。9月14日生まれ。身長183cm。先鋒を務める。長身で男勝り。料理が得意。オレ女。国広一からは「純くん」と呼ばれている。 不可解な鳴きにより相手の手を潰す打ち方(いわゆる亜空間殺法)を得意とし、場の流れを重視した麻雀を打つ。対戦相手の手の進みを気配で感じ取る能力を持つが、相手が張っているかどうかまでは読めない。県予選団体戦の決勝先鋒戦ではその能力をもって東場に強いはずの片岡優希を圧倒したが、開眼した福路美穂子には歯が立たず完敗した。またアニメでの県個人戦でも原村和には能力が通じず敗北している。 作中では何かを口にしている描写が多い。県予選団体決勝戦では同卓の優希が持ち込んだタコスを自分への差し入れと勘違いして勝手に食べてしまい優希のモチベーションを下げたが、悪意を持ってしたわけではなくすぐに謝罪している。 先鋒戦終了後、敗北したことを強く悔しがっていたが、すぐに「楽しかった、またあいつらと打ちたい」と発言するなどサッパリとした性格をしている。 対局の際は椅子の上に胡座をかくという、独特なスタイルで望む。 4校合同合宿では優希の成長を応援するような態度を見せ、後に彼女が「ノッポに鍛えてもらった」と発言している。アニメ版 原作では副将戦で飛ばした2回戦の相手を、純一人で飛ばしたことに変更されている。 咲日和 絵心がないようで、美術の課題として出された似顔絵描きに苦戦している場面がある。また、キャラクター紹介欄では必ず「オレは女だ」とツッコミを入れている。 国広 一(くにひろ はじめ) 声 - 清水愛 / 演 - 柴田杏花 2年生。9月21日生まれ。身長147cm。中堅を務める。龍門渕透華専属のメイド。透華と違い、目立つのは苦手。左の頬に星のマークのタトゥーシールを付けている。ボクっ娘。肌の露出度が極めて高い私服を着ていることが多い。父親はマジシャンをしているが、あまりうまくいってはいない様子。 小学生の時に大会決勝でチームのピンチを救うためスリ替えをしたことがあり、それが発覚してチームは敗退。それ以降は自責の念で麻雀からは離れていたが、中学3年の時にその素養を見出した透華によって強引に龍門渕中等部に編入学。その際に、麻雀を打つ時には両手に拘束具を装着するように命じられた。イカサマ使いとしてではなく、純粋に自分の実力を評価してくれた透華には恩義や友情以上の感情を抱いている。「手品」の技術を封印した現在では打ち方に大きな特徴はない正統派の雀士。 『ヤングガンガン』などの雑誌付録や単行本の店舗特典イラストに起用されることも少なくない。 単行本カバー裏の物語では「国広温泉」という温泉宿の女将として登場している。咲日和では私服の露出は抑えられている。 沢村 智紀(さわむら ともき) 声 - 大橋歩夕 / 演 - 金子理江 2年生。3月10日生まれ。身長165cm。次鋒を務める。大人しく口数が少ない眼鏡っ子。国広一からの愛称は「ともきー」。 作中での試合描写はほとんどないがいつもノートパソコンを持ち歩いており、データを重視した麻雀を打っている。 4校合同合宿では団体決勝戦で同卓した染谷まこや吉留未春と共に妹尾佳織にリベンジを挑んだが、返り討ちにあっている。 一とは逆に肌の露出度が低い服を着ることが多いせいで目立たないが、豊満な胸の持ち主である。アニメ版 DVD特典のピクチャードラマによれば、北海道生まれで中学時代の途中までは学校も行かずに引きこもってネットゲームに夢中になっていた。しかしその実力がトップレベルであることに目を付けた透華にスカウトされた。ほかにもRTSなども得意とする。 ハギヨシ 声 - 小野大輔 / 演 - 玉城裕規 3月23日生まれ。身長187cm、19歳。苗字は萩原。龍門渕透華の有能な執事で、裁縫もお手のもの。 普段は天江衣の付き人として同行している。彼女の孤独な胸中を打ち明けられても何も言えずにいたが、県予選団体戦終了後には衣と友達としての絆を確かめ合う龍門渕の面々を遠目に観ながら涙するなど、衣に対しての情愛は深い。 杉乃 歩(すぎの あゆむ) 声 - 永田依子 1年生。4月13日生まれ。身長162cm。アニメ版オリジナルキャラクター(原作でも第49局に同じ髪型のメイドが登場している)。団体戦の補欠で龍門渕家のメイド。 いつもおどおどしていて、結構おっちょこちょいな性格。龍門渕透華を慕っている。小林によれば、元々は没ネームに存在したキャラクター。
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