空の一族
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「とある飛空士への誓約」の記事における「空の一族」の解説
世界創世神話に伝えられ、他国の民にも伝説として知られていたが多島海では強力な国家ウラノス・ヴァシリシャスとして君臨している。
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空の一族
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「とある飛空士への恋歌」の記事における「空の一族」の解説
「空族」とも呼ばれる敵対勢力。第4巻までは人的な交流が行われず、イスラ側にとって得体の知れない、蛮族なのか洗練された文明国なのかも定かではない敵勢力として描写される。原作小説の第5巻では「空の一族」側の人物も登場し、一族側の情勢も描かれている。シリーズ第4作『とある飛空士への誓約』では更なる詳細が明かされている。 テレビアニメ版では「空の一族」側との交渉や人質交換の場面が描かれず、「銀狐」以外の「空の一族」側の人物は登場しなかった。 銀狐(ぎんぎつね) 第3巻第3章に登場した、3機編隊のエースパイロットたち。機体は銀色 であり、操縦席の下に銀狐のペイントが施されていることから、劇中ではカルエルたちから「狐」「銀狐」という通称で呼ばれている。 ファウストの指揮の下、退避行動を行っていたカルエルら飛空科学生のエル・アルコン編隊5機 の前に現れ、彼らを弄ぶような戦い方で次々と撃墜する。ファウスト、ウォルフガングら7人の生徒の命を奪い、アリエルとマルコには飛空士としての将来を奪う傷を負わせ、カルエルを最後の一兵となるまで追い詰めるが、前述のように「覚醒」したカルエルに次々と射撃を回避される。業を煮やした編隊長機がカルエル機の後ろから近距離射撃を行おうとするが、負傷して意識を失いかけながらも乾坤一擲の機会をうかがっていたアリエルの射撃を受けて撃墜される。残りの2機も、直後に登場した「海猫」により撃墜された。 テレビアニメ版では最終回にも1機のみが再登場しているが、カルエルにより撃墜されている。 バシレウス・アウディカス 「空の一族」の第一飛空要塞「スコルピウス」司令官。「空の一族」以外の種族を見下しており、直情型で好戦的。接触してきたイスラ側の大使に対し、攻撃的な態度をとる。 ゼノン・カヴァディス 「とある飛空士への誓約#ゼノン・カヴァディス」も参照 「空の一族」の外務尚書省次官。柔らかそうな人懐っこい雰囲気を持った人物であるが、その本質は狡猾。外交手腕はかなりのもので、イスラ側の大使と休戦の交渉のすべてを任されている。 第4作『誓約』にも登場しており、本作での苦い経験を述懐する場面も描かれている。 マニウス・シードゥス 「空の一族」の第二王子。17歳。一人称は「余」。空族王の妾の息子であり、王位の継承権第二位。劇中でのゼノンの説明によれば、空族王の本妻の息子が「ぼんくら」なのとは対照的に俊才であり、彼を次期王にしようという勢力も「空の一族」内部に存在しており、王の取り巻きにとっては邪魔な存在であるとされる。 原作小説では、ニナ・ヴィエントと「親善大使の交換」という名目で、安全保障のための人質交換としてイスラに移住。バレステロス語を短期間で習得するなどその俊才ぶりを示す一方で重度の娯楽不感症であり、イスラの文化や人間を見下しきった態度をとり続けた。「余を楽しませたら教えてやる」とこの世界の謎を全て知っていながらイスラへの情報開示を拒み続けたが、アリーのラーメンにより陥落、世界の真の姿をルイスに教える。その後アリーメンやアリエルを気に入ったそぶりを見せ、イスラの旅が終わった後は第二次イスラ艦隊に同道していることが『誓約』で描かれている。
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空の一族
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「とある飛空士への恋歌」の記事における「空の一族」の解説
イスラと敵対する「空の一族」(空族)の戦力。イスラ側と「空の一族」とでは空戦のドクトリンが異なり、空母型の飛空艦を主戦力ではなく大型爆撃機の護衛として配置したり、敵戦力を分散させつつ敵本拠地に本隊を突撃させて決戦を仕掛けたりといった、イスラ側の発想を超えた戦術を用いる。第3巻では、第1の陽動である囮艦隊と第2の陽動である囮爆撃機編隊でイスラ側の主力を引き離し、その後に本隊を投入している。第4巻では飛空艦同士の砲撃戦の後、「空雷艇」と呼ばれる小型艇や爆撃機による物量戦を仕掛けている。 シリーズ第4作『とある飛空士への誓約』では、これらの機体につけられた愛称も登場しているが、本作では物語終盤まで「空の一族」側との交流が描かれず、正式名称不詳の機体として登場する。以下のうち劇中での呼称が一定ではないものについては、テレビアニメ版の公式サイトの機体解説で用いられている呼称 を表記する。 カマキリ 「空の一族」の単発単座・低翼単葉の戦空機。「カマキリ」は、細身な機体からイスラ空挺騎士団が付けたコードネーム。エースパイロットである「銀狐」の乗機でもある。 両主翼に2挺ずつ機銃を装備するほか、機首部にも機銃を装備。基本的な性能はイスラ側のマキナ・デオと同等とされ、固定機銃であるため敵機と首尾線を合わせなければ攻撃を当てることができないが、機首の機銃はプロペラ同調装置を装備しているため、機体前後軸付近からの射撃をプロペラ越しに行える。そのため、同調装置を持たないイスラ側の戦空機との空戦では圧倒的優位な格闘能力を示し、特に反航戦を得意とする。 アニメ版では過給機を備えた高出力液冷エンジンを搭載した、高速を生かしての一撃離脱戦法を得意とする機体であるという設定がされている。また、「銀狐」機についても、翼幅が狭く、過給機用のエアインテークが機首右側面に追加されているという、通常機との差異が設定されている。 防御力は皆無で小銃弾が1発当たっただけで爆散している。 単葉高翼機 第2巻第3章に3機が登場した、高翼単葉の古めかしい戦空機。イスラ側が初めて遭遇した「空の一族」の機体。哨戒機としてイスラ地表面を撮影していた ところを全機が撃墜されたが、うち1機は生存していた搭乗者が捕らえられ、別の1機の機体からは海図などが回収された。劇中においてアメリアはこの前時代的な機体を、イスラ側に「空の一族」側の戦力を見誤らせるための罠であると看破したが、彼女と対立するレオポルドはその罠に陥れられている。 アニメ版では高翼単葉という特徴に加え、固定式の着陸装置を持ったエンテ型・推進式のプロペラ機というデザインで描かれている。囮艦隊の直掩機としても登場している。 木造戦艦 第3巻第3章に2隻が登場した囮艦隊所属の戦艦。木造で、帆船のような外観を持ち、舷側に突き出した18センチ砲を主砲とする旧式艦。揚力装置は錆びかけたまま放置されている。後に登場する「空の一族」の艦艇とは大きく異なる姿で描写されており、テレビアニメ版では、これら囮艦隊の艦艇は他国家から鹵獲された艦艇の可能性があるという解釈でデザインされている。 他の囮艦隊艦艇と共々、イスラ空挺騎士団の雷爆撃機により撃沈されるが、貧相な装備はイスラ側に「空の一族」側の戦力を見誤らせ、陽動の役割を全うした。アニメ版では、あまりに装甲が脆弱なためにイスラ側の徹甲榴弾では信管が作動する前に船体を貫通してしまい、有効な打撃を与えず撃墜に手間取るという描写がなされている。 木造空母 第3巻第3章に2隻(アニメ版では1隻)が登場した、囮艦隊の所属空母。 木造の甲板は継ぎ接ぎだらけで、前甲板は損傷したまま放置されている。搭載機種は複葉機。 他の囮艦隊艦艇と共々、イスラ空挺騎士団の雷爆撃機により撃沈される。 木造駆逐艦 第3巻第3章に8隻が登場した、囮艦隊の所属駆逐艦。 他の囮艦隊艦艇と共々、イスラ空挺騎士団の雷爆撃機により撃沈される。 大型爆撃機 第3巻第3章に登場した、囮爆撃機編隊を構成する超大型爆撃機。全24機という大規模な編隊を組む。また、第3巻序盤でもそれらしき機体全49機が他の大規模な航空機群と共に飛行しているところを、聖泉近くの島の先住民に目撃される場面がある。「フグにも似た胴体」と形容されるずんぐりとした形態を示し、全長約60m、全幅約100m、全高約25mという巨体を誇り、機体全体にハリネズミの如き武装が施されている。ミツオとチハルは、イスラを火の海にできる火力を持っていると評価している。ミツオの命を賭した照明弾と、照明弾による支援を受けたイスラ空挺騎士団の複座水上雷撃機により全機が撃墜されるが、囮艦隊と囮爆撃機による、時間差のある二重の陽動という役割は全うした。 原作小説の挿絵とアニメ版ではデザインが大きく異なる。原作では@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}Me323を大型化したような[独自研究?]4発機だが、アニメ版では大面積の主翼と胴体が一体化した6発機として描かれている。尾翼は共にH字である。 飛空母艦(爆撃機編隊所属) 第3巻第3章に登場した囮爆撃編隊に所属する空母。超大型爆撃機24機とこの空母1隻で爆撃編隊を組む。味方爆撃機の護衛専用と位置づけられており、搭載機は直掩戦空機のみ。上甲板と下甲板に挟まれた狭い空間から発着艦を行う。技術レベルはイスラ側の戦力と遜色ないか、それ以上とされる。イスラ空挺騎士団の複座水上雷撃機により撃沈される。 劇中で爆撃機と同じ速度で航行しており、アニメ版の公式サイトでは、軽量化を図った超高速飛空母艦であるという解説がされている。原作小説ではその姿を「葉巻型」と形容されているが、アニメ版では角張った箱のようなデザインで描かれている。 浮遊空要島 / 飛空要塞 第3巻終盤、及び第4巻後半に登場。イスラと同等以上の規模の「空飛ぶ島」。囮艦隊、囮爆撃機編隊による陽動でイスラから防空戦力が出払った所に、満を持して登場した空の一族の「本当の主力」。建築物は殆どが飛空場などや弾薬庫など軍事施設であり、イスラのそれを遥かに上回る強大な航空戦力を保有する。第3巻序章では2つの「島」が登場しており、うち1つが第3巻終章でイスラと交戦。第4巻にも同規模 のものが登場している。いずれかが後述の「第一飛空要塞スコルピウス」であるかどうかは曖昧な描写になっている。アニメ版では1つしか登場しておらず、外観も原作小説の挿絵とは異なっている。 飛空戦艦(主力) 第4巻に登場した艦隊の主力である超弩級飛空戦艦。全長約230mで、主砲は46センチ3連砲塔3基。8基の揚力装置により飛翔する。ルナ・バルコに対して有利に砲撃を行っていたが、ベンジャミンとノリアキの観測代行を受けたルナの砲撃により撃沈される。 アニメ版では3基の砲塔と巨大な衝角を備えた姿で描かれている。 巡空艦 第4巻に登場した艦隊に所属。重巡空艦と軽巡空艦が1隻ずつ登場。砲撃戦で煙幕を炊き、ルナ・バルコの弾着観測を妨害した。ルナ・バルコにより飛空戦艦が撃沈された後に続けざまに撃沈されている。 空雷艇 第4巻第4章に登場。「飛空潜水艦」とも呼ばれる、3人乗り程の小型飛空艇。聖泉の地の利を生かした兵器であり、「聖泉の中」という大量の水しぶきを受ける状況下を飛行可能。14ミリ機関銃と空雷をそれぞれ1つ装備している。 劇中では数百隻が登場し、飛空戦艦との砲撃戦で手負いのルナ・バルコを、急降下爆撃機と挟み撃ちの物量攻撃で苦しめる。10隻程がルナ・バルコに打撃を与えているものの、最終的には全てルナ・バルコの対空砲と、風呼びの力を取り戻したニナ・ヴィエントにより撃墜される。 アニメ版には登場せず、空雷艇の役割も急降下爆撃機に統合されている。 急降下爆撃機 第4巻第4章に登場。250kg爆弾を装備運用する急降下爆撃機。通常艦艇に対する急降下爆撃では、海面への衝突を避けるために海上数百メートルで爆弾を投下し、直後に急激な引き起こし動作を行う必要がある。そのため、投下から着弾までにラグがあり回避が可能である。しかし飛空艦艇に対する急降下爆撃では、海面への衝突を考慮する必要が無く直前まで狙いを定め、近距離での爆弾投下が可能なため、回避は困難であると言及されている。 劇中では60機が登場しルナ・バルコに致命傷を与えたが、風呼びの力を取り戻したニナ・ヴィエントと、駆けつけたエル・バステルの攻撃により撃墜されている。 アニメ版では原作小説の第3巻第4章に該当する場面にも登場。逆ガル翼・複座・固定脚という デザインで描かれている。 第一飛空要塞スコルピウス 第5巻に登場。バシレウス・アウディカスを司令官とする、武装の施された「空飛ぶ島」。建築物はほとんどが砲台、飛空場、格納庫、弾薬庫などの軍事施設であるが、瀟洒な迎賓館や舞踏館も建設されている。軍人以外にも、楽団などが居住している様子が描かれている。 アニメ版には登場しない。
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「とある飛空士への恋歌」の記事における「空の一族」の解説
本作における主要な敵として登場する勢力。劇中では専ら「空族」と略される。宗教的な背景から聖泉周辺の領空を主張しており、聖泉を通過し「空の果て」を目指そうとしているイスラと対立する。本作の舞台となる地域では彼らとの国交がなく、実在も定かではない神話上の存在となっており、バレステロスの神話では「空に住まい、雲と風を統べる、天空の統治者達」、ベナレスでは「聖泉の入り口を守る守護天使」、斎ノ国では「天国に至る門の番人」として語り継がれている。劇中では物語の終盤まで詳しい実態や文明・文化の水準が明らかになっておらず、イスラの空挺騎士団長であるレオポルドは彼らを未開の蛮族と決めつけ、問答無用で偵察機を撃墜して戦端を開いてしまう。
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