特急「はつかり」、寝台特急「はくつる」・「ゆうづる」の設定・発展とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 特急「はつかり」、寝台特急「はくつる」・「ゆうづる」の設定・発展の意味・解説 

特急「はつかり」、寝台特急「はくつる」・「ゆうづる」の設定・発展

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 02:57 UTC 版)

東北本線優等列車沿革」の記事における「特急「はつかり」、寝台特急「はくつる」・「ゆうづる」の設定・発展」の解説

1958年昭和33年10月1日 ダイヤ改正により上野 - 青森常磐線経由国鉄東京以北で初の特急列車となる「はつかり」(1・2列車)を新設。これにより「みちのく」の盛岡以北不定期列車格下げ。「はつかり編成 1 2 3 4 5 6 7 8 スハニ35 スハ44 スハ44 スハ44 マシ35 ナロ10 ナロ10 スハフ43 備考 下り・上りとも1号車先頭機関車次位牽引機関車:上野 - 仙台C62仙台 - 青森C61・盛岡 - 青森補機C60 車両配置尾久客車区(現・尾久車両センター食堂車寝台特急あさかぜ」で運用されていたマシ35 1 - 3充当1959年5月収容力大きなオシ17形置換え3等車東海道・山陽本線特急「かもめ」運用されいたもの博多地区での方向転換時間掛かりすぎることから、1957年6月5日新造ナハ10系客車代替されたスハ44・スハフ43・スハニ35形整備座席交換の上転用停車駅時刻 列車番号上野水戸平※注1仙台一ノ関盛岡尻内※注2青森下り1レ12:20 14:02 15:26 17:4317:48 19:18 20:4720:51 22:43 00:20 上り2レ17:00 15:22 13:59 11:3011:35 10:05 08:3408:38 06:42 05:00 備考 注1…現・いわき 注2…現・八戸 国鉄キハ80系気動車#特急「はつかり」と「日光型」準急用気動車記事参照 スハ44客車方向固定シートのため上野方・青森方で下記方向転換ダイヤ設定上野17:20(推回5002)17:32尾久客車区10:52(回5003)11:06隅田川11:26(回5001)1139上野 青森00:40(回5004)00:44滝内信号場00:49(回5005)00:55青森操車場(現・青森信号場03:50(回5002)03:57青森 1959年昭和34年9月北斗」を寝台車中心にした寝台列車化の編成変更行い、「十和田」は座席車主体組成変更1960年昭和35年12月10日はつかり使用車両新開発キハ81系気動車置換え日本初気動車特急列車となった当初習熟運転称し客車時代ダイヤ運転されたが、十分な試験走行行わずに運転を開始したため初期故障続発新聞には「はつかりがっかり事故ばっかり」などと書き立てられた。 キハ81系はつかり編成上野 青森1 2 3 4 5 6 7 8 9 キハ81 キロ80 キロ80 キサシ80 キハ80 キハ80 キハ80 キハ80 キハ81 1961年昭和36年3月1日はつかり」は所要時間10時45分短縮、「みちのく」の盛岡以北不定期区間定期化。 同年10月1日 白紙ダイヤ改正により以下の変更。「はつかり所要時間10時25分に短縮上野 - 青森東北本線経由夜行急行八甲田」1往復運転開始。 「十和田」1往復増発の2往復増強。 「北斗」に続いて北上」も寝台列車化。 1963年昭和38年4月20日はつかり」を10両編成増強1964年昭和39年10月1日 白紙ダイヤ改正実施。「北上」を格上げする形で東北本線初の寝台特急はくつる」(3・4列車)が品川客車区(後の品川運転所1999年廃止所属20系客車運転開始。「北上」の常磐線経由東北本線経由変更。「はくつる編成上野 青森電源車 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 カニ21 ナロネ21 ナシ20 ナハネ20 ナハネ20 ナハネ20 ナハネ20 ナハネ20 ナハネ20 ナハ20 ナハフ20 備考 牽引機関車:上野 - 黒磯EF58黒磯 - 仙台ED71もしくはED75仙台 - 青森C61・盛岡 - 青森補機C60 停車駅時刻 列車番号上野宇都宮黒磯郡山福島仙台一ノ関盛岡尻内青森下り3レ18:30 20:03 20:4820:53 21:50 22:32 23:4723:52 01:13 02:35 04:30 06:10 上り4レ10:20 08:46 07:5508:00 07:02 06:19 04:5805:13 03:37 02:19 00:23 22:40 1965年昭和40年10月1日 ダイヤ改正に伴い以下変更実施青函連絡船就役船の津軽丸置換えに伴い運航時間4時30分から3時50分に短縮。 「はくつる」は尾久客車区移管12編成増強し一ノ関通過になる。共通運用として「北斗」を格上げする形で常磐線経由寝台特急ゆうづる」(5・6列車)を運転開始20系はくつる」「ゆうづる編成上野 青森電源車 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 カニ21 ナロネ21 ナロネ21 ナハネ20 ナハネ20 ナシ20 ナハネ20 ナハネ20 ナハネ20 ナハネ20 ナハネ20 ナハネ20 ナハフ20 備考 電源車マニ20場合がある。 牽引機関車「はくつる」:上野 - 黒磯EF58黒磯 - 盛岡ED75盛岡 - 青森DD51重連ゆうづる」:上野 - 平EF80・平 - 仙台C62仙台 - 盛岡ED75盛岡 - 青森DD51重連 停車駅時刻 列車番号上野水戸仙台盛岡尻内青森下り5レ21:30 23:22 00:3600:43 03:06 05:3605:45 07:34 09:05 上り6レ09:25 07:34 06:0406:11 03:50 01:0001:07 23:05 21:15 急行列車では以下の変更実施。「みちのく」は上野発着東北各地への多層建て気動車急行として1往復増発され、従来より運行する客車列車下り2号上り1号となった常磐線経由不定期急行おいらせ」を新設1968年昭和43年6月20日ゆうづる」の編成からA寝台1両を減車座席車2両をB寝台車振替とし全車寝台となる。 同年10月1日白紙ダイヤ改正」により以下の変更実施東北本線全線電化完了これに伴い青森運転所(現・青森車両センター)に583系電車新製配置しキハ81系はつかり」と20系客車はくつる」「ゆうづる」を置換える形で充当。 「はつかり」は東北本線経由変更し所要時間を8時間30分に短縮増発して2往復とする。 583系はつかり」「はくつる」「ゆうづる編成上野 青森1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 クハネ581 サロ581 モハネ582 モハネ583 モハネ582 モハネ583 サシ581 モハネ582 モハネ583 モハネ582 モハネ583 サハネ581 クハネ581 備考 クハネ5811970年以降順次クハネ583に置換え。 「十和田」を格上げする形で20系客車ゆうづる」も存続583系併せて2往復となるが、車両受持尾久客車区から青森運転所移管するとともに編成変更座席車連結復活する20系ゆうづる編成上野 青森電源車 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 カニ21 ナロネ21 ナハネ20 ナハネ20 ナシ20 ナハネ20 ナハネ20 ナハネ20 ナロネ21 ナハネ20 ナハネ20 ナハ20 ナハフ20 備考 電源車マニ20場合がある。 牽引機関車:上野 - 水戸EF80水戸 - 青森ED751000番台限定急行列車列車愛称の以下に示す統合実施東北本線経由の「三陸」を「八甲田」に統合し昼・夜行1往復ずつの2往復運行。 「みちのく下り2号上り1号を「十和田下り・上り1号」に統合改称し十和田」は昼行1往復夜行4往復の5往復とする。 不定期急行おいらせ廃止。 .mw-parser-output .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .trow>.thumbcaption{text-align:center}} 583系はつかり485系はつかり」(左)583系はくつる」(右)1994年 青森 583系はくつるEF80 29ゆうづる583系ゆうづるEF81 84ゆうづる」(左)EF81 90ゆうづる」(右) 583系みちのく1969年昭和44年10月1日ゆうづる20系客車で1往復増発。計3往復に。食堂車4号車から6号車に。8号車A寝台10号車に連結位置変更1970年昭和45年8月ゆうづる20系客車1往復運休扱いとする。旧盆時期急増する帰省客へ対応するための臨時列車として、「はつかり51号」が常磐線経由運行仙台 - 青森間の臨時特急とうほく」を上野まで延長する形で運行されたが、多数奥羽本線直通臨時列車設定され東北本線経由ではなくダイヤ余裕があった常磐線経由運行された。さらに定期列車の「はつかり」は東北本線経由運行されていたことから、乗車後に福島・郡山等の東北本線各駅に停車しないことが判明する誤乗が相次いだため、同年末から1971年昭和46年1月年末年始輸送時には「常磐はつかり」に列車名変更され1971年夏期からは東北本線経由となった同年10月 ダイヤ改正に伴い、以下のように変更する。「八甲田昼行列車1往復支線直通編成廃止の上はつかり」に格上げ。「はつかり」は1往復増発されて3往復になる。 「十和田」1往復格上げの形で「ゆうづる」も電車で1往復増発。「十和田」は4往復(内昼行1往復)、「ゆうづる」は再び3往復に。 以後の上野 - 青森夜行列車は、常磐線経由の「ゆうづる」が逐次増発されるが、これは東北本線上野 - 宇都宮間にいわゆる中距離電車(現:宇都宮線)が多数運行されまた上野 - 福島間にも奥羽本線経由夜行列車多数設定されていることから、ダイヤ余裕がなかったためとされる同年12月: 「ゆうづる20系客車1往復普通車指定席連結中止B寝台車置換え。これにより20系客車オリジナル普通車形式消滅1971年昭和46年12月 - 1972年昭和47年1月 年末年始輸送対応として臨時寝台特急はくつる51号」と「ゆうづる52号」が14系客車運転される1972年2月札幌オリンピック開催に伴い上野 - 青森臨時特急オリンピア1号」が583系電車運行される下り上野 - 青森間を寝台特急電車として、上り座席特急電車として運行青函連絡船を介して函館 - 札幌間の「オリンピア2号」と接続同年3月15日 白紙ダイヤ改正により以下の変更実施。「はつかり」1往復東京乗入れ。 「ゆうづる583系電車で1往復増発の4往復運行20系客車10号A寝台2号車B寝台連結位置入換昼行十和田1号」を格上げする形で常磐線経由特急みちのく」1往復583系電車新設同年10月ゆうづる秋田運転区(現・秋田総合車両センター南秋田センター所属20系客車で1往復増発し計5往復運行同年11月7日 北陸トンネル火災事故により「十和田」の食堂車オシ17形連結中止1973年3月はつかり臨時1往復増発で4往復運行増発分には前年青森運転所新製配置され485系電車初め充当。これにより青森運転所所属485系東北本線経由営業運転による定期列車での青森運転所への出入庫が可能となった485系はつかり編成上野 青森1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 クハ481 サロ481 モハ484 モハ485 モハ484 モハ485 サシ481 モハ484 モハ485 モハ484 モハ485 クハ481 同年4月 東北・上越新幹線建設工事に伴う東京 - 上野間回送線使用停止措置により、「はつかり」の東京乗入れ中止同年10月はつかり」1往復増発ならびに臨時1往復定期化で5往復運行同年12月はくつる」「ゆうづる」の食堂車翌年春までに順次営業停止客車列車では食堂車B寝台車置換え1975年昭和50年3月10日 ダイヤ白紙改正実施。「ゆうづる20系客車で2往復増発され、電車3往復客車4往復で計7往復運行。なお、このダイヤ改正で、上りゆうづる4号(常磐線経由)が上り急行八甲田(東北本線経由)より所要時間10長い事が発覚、更に同じ特急でも「はつかり」と「ゆうづる」で、所要時間が2時間以上開きがある事が分かり乗客などから国鉄苦情寄せられた。寝台セット解体用員である車掌補の不足から、583系電車1往復全車座席車として運転された。 1976年昭和51年10月 20系客車ゆうづる」4往復すべてを24系24客車置換え前年3月以来座席車運転されてきた583系電車ゆうづる」1往復全車寝台復帰。また「十和田下り1号上り3号上下共に季節列車)を14系客車置換え。。 1977年昭和52年10月十和田2号下り・上り)を20系客車置換えナロネ21形普通車格下げ改造したナハ21形連結。。 1978年昭和53年10月2日白紙ダイヤ改正」により以下の変更実施首都圏での規格ダイヤ修正停車駅増加により一部列車所要時間延伸された。 583系485系共にグリーン車連結位置2号車から6号車変更。 「はつかり」1往復増発の6往復運行。 「はつかり」「みちのく」に普通車自由席設置し、「はつかり」をエル特急指定。 「ゆうづる秋田運転区担当分を尾久客車区所属14系客車置換え。 本改正時の直通列車停車駅 列車によって停車駅異なる・【】は急行停車駅、他は特急停車駅。「はつかり」・「はくつる」・「八甲田上野 - 大宮 - 【小山】 - 宇都宮 - 【西那須野】 - 【黒磯】 - 【白河】 - 【須賀川上りのみ)】 - 郡山 - 福島 - 【白石】 - 仙台 - 【塩釜】 - 小牛田 - 一ノ関 - 水沢 - 北上 - 花巻 - 盛岡 - 一戸 - 北福岡(現・二戸) - 三戸 - 八戸 - 三沢 - 野辺地 - 浅虫 - 青森みちのく」・「ゆうづる」・「十和田上野 - 【土浦】 - 水戸 - 日立 - 湯本 - 平(現・いわき) - 【小高下り十和田5号)】 - 原ノ町 - 【相馬】 - 仙台 - 【塩釜】 - 小牛田 - 【瀬峰】 - 【石越】 - 一ノ関 - 【前沢】 - 水沢 - 北上 - 花巻 - 盛岡 - 【好摩】 - 【沼宮内(現・いわて沼宮内)】 - 一戸 - 北福岡 - 三戸 - 八戸 - 三沢 - 野辺地 - 【小湊】 - 【浅虫】 - 青森 1979年昭和54年4月八甲田」を12系客車置換え同年10月十和田下り5号上り2号12系客車置換え。これにより上野 - 青森東北常磐線客車急行から在来客車運用から撤退しグリーン車消滅1980年昭和55年10月1日 ダイヤ改正で、「ゆうづる583系電車1往復14系客車1往復の計2往復季節列車格下げ定期残存客車3往復中2往復東北地区初の2段B寝台24系25形客車置換え24系24客車3段B寝台残存の1往復は、A寝台車連結中止

※この「特急「はつかり」、寝台特急「はくつる」・「ゆうづる」の設定・発展」の解説は、「東北本線優等列車沿革」の解説の一部です。
「特急「はつかり」、寝台特急「はくつる」・「ゆうづる」の設定・発展」を含む「東北本線優等列車沿革」の記事については、「東北本線優等列車沿革」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「特急「はつかり」、寝台特急「はくつる」・「ゆうづる」の設定・発展」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「特急「はつかり」、寝台特急「はくつる」・「ゆうづる」の設定・発展」の関連用語

特急「はつかり」、寝台特急「はくつる」・「ゆうづる」の設定・発展のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



特急「はつかり」、寝台特急「はくつる」・「ゆうづる」の設定・発展のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの東北本線優等列車沿革 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS