特急「ひだ」の運転開始以降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 04:40 UTC 版)
「ひだ (列車)」の記事における「特急「ひだ」の運転開始以降」の解説
1968年(昭和43年)10月1日:ヨンサントオのダイヤ改正に伴い以下のように運行列車の系統が変更される。「ひだ」を名古屋駅 - 金沢駅間を東海道本線・高山本線・北陸本線経由で運行する特急列車に昇格。この時点では1往復のみの運行となる。停車駅は岐阜・美濃太田・下呂・高山・富山・高岡で、高山駅 - 富山駅間無停車であった。 従来、「ひだ」「加越」など名古屋駅 - 富山駅間等を東海道本線・高山本線経由で運行する急行列車に「のりくら」の名称を与える。この時点では夜行列車1往復を含む下り6本上り7本で運行される。「しろがね」は高山本線内を夜行列車として走っていた1本を廃止。金沢発着の「のりくら」のうち1往復は季節列車として七尾線に直通し穴水駅まで運行される。 「のりくら」の名称で運行された大阪駅 - 高山駅間の急行列車は「くろゆり」に名称を変更。引き続き季節列車(不定期運行)とされた。 下呂駅発美濃太田駅行の臨時急行列車として「ライン」が運行される。 1969年(昭和44年)10月1日:「おくみの」の越美南線内を普通に変更。 1970年(昭和45年)7月14日:名古屋駅 - 富山地方鉄道立山駅まで運行される臨時急行列車「むろどう」が運転開始。「むろどう」は名古屋駅発が夜行列車として運行、立山駅発が昼行列車として運行する体制となる。 7月15日:名鉄神宮前駅 - 飛騨古川駅間の急行列車「たかやま」を「北アルプス」に名称変更。「北アルプス」は、夏期には富山地方鉄道立山駅まで運行。 1971年(昭和46年)10月1日:大阪駅 - 高山駅間の季節急行列車「くろゆり」を「たかやま」に名称変更。 1972年(昭和47年)3月15日:「たかやま」を定期列車に昇格。また、「こがね」「しろがね」の運行が終了し、高山本線部分については「のりくら」に統合される。 1973年(昭和48年)7月:「ライン」の下呂発美濃太田行きの臨時快速列車に降格。 10月1日:「のりくら」に連結される形で名古屋駅 - 宇奈月温泉駅間を運行する臨時急行「うなづき」運転開始。 1974年(昭和49年)12月:「ライン」がこの時期を最後に運行が行われなくなる。 1975年(昭和50年)7月:名古屋発高山行きの臨時快速列車として「飛騨路」(ひだじ)が運行される。 1976年(昭和51年)9月3日:「のりくら」の一翼として名古屋駅 - 高山駅間に1往復運転されていたキハ91系が、この日で運転を終了。翌4日からは、ほかの「のりくら」と同様のキハ58系に置き換え。 10月1日:このときのダイヤ改正急行列車により、以下のように変更。「北アルプス」を特急列車に昇格。 小郡機関区からキハ82系が転入し特急「ひだ」を名古屋駅 - 高山駅間に2往復増発。 1978年(昭和53年)10月2日:このときのダイヤ改正により、以下のように変更。特急「ひだ」を名古屋駅 - 高山駅間に1往復増発。 特急「ひだ」の名古屋駅 - 金沢駅間の列車は、飛騨古川駅・猪谷駅に新規に停車となる。 急行「たかやま」を飛騨古川駅まで延長。 急行「のりくら」の七尾線への直通を廃止。 1980年(昭和55年)10月1日:特急「ひだ」のヘッドマークが合掌造りの家と飛騨山脈をモチーフとした絵入りの物に変更される。 1982年 (昭和57年):急行「おくみの」運行終了。 1984年(昭和59年)2月1日:このときのダイヤ改正により、急行「うなづき」・「むろどう」を廃止。夜行の「のりくら」を廃止。 7月1日:特急「北アルプス」が夏期の富山地方鉄道立山駅乗り入れを中止。 1985年(昭和60年)3月14日:このときのダイヤ改正により、以下のように変更。特急「ひだ」は飛騨古川駅 - 金沢駅を廃止。名古屋駅 - 高山駅・飛騨古川駅を結ぶ特急列車となる。 特急「北アルプス」は名鉄新名古屋駅(のちの名鉄名古屋駅。実際は神宮前駅) - 富山駅間の運転となり、名古屋駅 - 富山駅間を高山本線経由で運行する唯一の特急列車となる。なお越中八尾駅に新規に停車。 急行「のりくら」が北陸本線への乗り入れを中止する。これにより、名古屋駅 - 高山駅・富山駅間を結ぶ急行となる。
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