ナロネ21形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 02:50 UTC 版)
ナロネ21 145 ナロネ21 551 ナロネ21 145座席状態 寝台転換中 寝台 1958年(昭和33年)から1970年(昭和45年)にかけて59両が製造されたプルマン形開放式1等寝台車。室内配置はマロネ41形を元にした、中央通路を挟んで左右に上下2段寝台をレール方向に7区画ずつ28名分寝台が配置され、そのほかに喫煙コーナー・給仕室・荷物保管室・和式ならびに洋式トイレが設置された。 1 - 4・51 - 55 初期に製造されたグループ。1969年(昭和44年)と1970年(昭和45年)に大船工場にて100番台と同仕様にする改造を施工し、原番号+500に改番された。 101 - 147・151 - 153 「みずほ」でナロ20形連結を中止したため、給仕室→専務車掌室・荷物保管室→給仕室ならびに730 mmの小窓設置・喫煙室の半分→更衣室へと仕様が変更され、番台が区分された。この設計変更は以後製造された車両の標準仕様ともなった。 のちに一部が座席車ナハ21形に改造され、分割民営化までに多くが廃車された。残存した少数の車両はカートレインなどで運用されたが、1996年(平成8年)には全車廃車となり形式消滅した。
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