ナロネ20形とは? わかりやすく解説

ナロネ20形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 02:50 UTC 版)

国鉄20系客車」の記事における「ナロネ20形」の解説

1958年昭和33年)に3両のみ製造され1人2人用1等個室寝台車区分室のみで構成されており、定員18名。 1人用個室「ルーメット」 1,960 mm×1,046 mm個室車体前位側に5室ずつ中央の通路挟み10室が区画された。室内には幅900 mm程の1人用ソファがあり、背ズリ部分が壁ごと手前倒れて寝台となる構造。さらに補助席収納洗面台電気カミソリコンセント装備する2人用個室「コンパートメント」 マロネ402人用個室設計元にした、1,960 mm×1,046 mm個室を後位側に4室設置する東海道本線基準山側通路持ち室内枕木方向長いソファの背ズリ部分倒れて下段寝台となり、壁面折りたたまれ上段寝台引き出され2段ベッドとなる。壁面にはテーブル兼用洗面台中に水差し備えた鏡台装備する。車端側の2室は4人個室としての利用想定し間仕切り開放できる構造採用したそれぞれの個室両端洋式トイレを1室ずつ計2室のほか、荷物保管室給仕室を設置するなど本系列の代名詞である「走るホテル」の名を具現化した豪華車両でもある。また本形式1次車3両が製造されたのみであるが、日本車輌製造1・2日立製作所製造の51とでは窓配置異なるほかに車内デザイン差異存在する1人用個室通路の照明配置 1・2千鳥配置51天井中央配置2人用個室通路の照明配置 1・2通路配置51中央配置個室内装 1・2木目調シート地は緑色51クリーム色壁材シート地はオレンジ色新製時から1975年3月10日国鉄ダイヤ改正運用終了するまで終始あさかぜ専用で、品川客車区配置された。1976年昭和51年)に全車廃車され形式消滅となった

※この「ナロネ20形」の解説は、「国鉄20系客車」の解説の一部です。
「ナロネ20形」を含む「国鉄20系客車」の記事については、「国鉄20系客車」の概要を参照ください。

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