「さくら」の変遷とは? わかりやすく解説

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「さくら」の変遷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 00:53 UTC 版)

さくら (列車)」の記事における「「さくら」の変遷」の解説

1963年昭和38年12月「さくら」二等寝台車1両を増結。この増結した車両博多駅回転となった付属編成連結1964年昭和39年6月「さくら」緩急二等座席車ナハフ20形」を緩急二等寝台車ナハネフ22形」に変更1965年昭和40年3月「さくら」緩急二等座席車ナハフ21形」を緩急二等寝台車ナハネフ21形」に変更。これにより、二等座席車連結終了10月ダイヤ改正により、「さくら」運行区間東京駅 - 佐世保駅長崎駅間に変更。この改正では従来長崎駅乗り入れていた基本編成佐世保駅発着となり、長崎駅には博多駅増解結していた付属編成乗り入れることとなった。両編成分割・併合肥前山口駅行なった「さくら」東京駅 - 下関駅間の牽引機EF60形500番台からEF65形500番台P型)に変更された。なお、関門間はEF30形鹿児島本線ED72形及びED73形、長崎本線佐世保線内はDD51形牽引したまた、佐世保編成スイッチバックを行う早岐駅から終着佐世保駅まではC11形蒸気機関車バック牽引し話題となった1965年10月1日時点編成図さくら ← 早岐長崎 佐世保東京編成基本編成 付属編成 号車1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 カニ22 ナロネ22 ナロ20 ナハネ20 ナシ20 ナハネフ21 ナロネ21 ナハネ20 ナハネフ22 食堂車ナシ20形」、一等座席車ナロ20形」及び「ナロネ22形」に6室設置していた1人用個室一等寝台「ルーメット」を連結した編成(これをいわゆる基本編成称する)が佐世保駅発着となり、長崎駅発着編成には全室開放式一等寝台車ナロネ21形」と二等寝台車のみのいわゆる付属編成乗り入れた付属編成については、肥前山口駅以西では8号車前頭オハシ30形等旧形客車から改造され簡易電源車マヤ20形」が連結された。 1966年昭和41年10月「さくら」基本編成長崎駅発着付属編成佐世保駅発着変更1967年昭和42年10月:このときのダイヤ改正により「九州観光列車」の名称を変更し長崎行きを「五島」(ごとう)とする。 1968年昭和43年6月20日「さくら」長崎編成中に連結していた一等座席車ナロ20形」を二等寝台車ナハネ20形」に変更座席車連結終了。この時点での編成図はこちらを参照されたい。 10月1日ヨン・サン・トオダイヤ改正により、以下の通り変更実施。なお、20系客車に110km/h対応改造実施されたことで、本改正から最高速度が110km/hとなった従来東京駅 - 西鹿児島駅運行「はやぶさ」付属編成博多駅切り離し止め長崎駅まで延長急行列車五島」を「ながさき」に列車名変更同時に季節列車化。 従来東京駅 - 佐世保駅長崎駅運行の「西海雲仙」は運行区間変更大阪駅 - 佐世保駅運行の「西海」、京都駅 - 長崎駅運行の「雲仙」に運行区間形態変更。→以降あかつき (列車)山陽本線優等列車沿革参照されたい。 1970年昭和45年10月1日急行ながさき」の運行区間大阪駅 - 長崎駅間とし、列車名を「雲仙」に変更。これにより、「さくら」「はやぶさ」東京駅長崎県連絡使命を負う事となる。 1972年昭和47年3月15日「さくら」「みずほ」あさかぜ下り2号・(上り3号使用車両を、当時新型ブルートレイン」と称され14系客車14系14形)に変更詳細下図参照されたい。食堂車オシ140番台A寝台車はオロネ140番台使用B寝台車はオハネフ140番台オハネ140番台使用1972年登場当時14系寝台客車編成図表・編・話・歴・PJR・PJRN・C 東京14系客車登場当時編成図編成基本編成付属編成号車1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 座席種別B A B B D B B B B B B B B B 形式スハネフ14 オロネ14 オハネ14 オハネ14 オシ14 オハネ14 オハネ14 スハネフ14 スハネフ14 オハネ14 オハネ14 オハネ14 オハネ14 スハネフ14 座席種別 A=開放式A寝台 B=開放式3段B寝台 D=食堂車 基本編成長崎発着):食堂車オシ14形」及び全室開放式A寝台車「オロネ14形」を連結 付属編成佐世保発着):B寝台のみ 分散電源方式14系客車導入により、佐世保編成への簡易電源車連結終了このため「さくら」への1人用A個室寝台及び佐世保編成へのA寝台車連結終了。なお、佐世保編成A寝台車連結1994年復活する。 なお、詳細な編成表はこちらも参照されたい。 1975年昭和50年3月10日山陽新幹線博多駅乗り入れに伴うダイヤ改正実施この際「はやぶさ」車両20系客車から、24系客車24系24形)に変更これに伴い「はやぶさ」西鹿児島駅長崎駅行きから、西鹿児島駅行き付属編成熊本駅まで)に変更し分散電源方式14系客車運転していた熊本駅行き「みずほ」熊本駅長崎駅行き変更した。この時期「さくら」「みずほ」編成図についてはこちらを参照されたい。 1978年昭和53年7月「さくら」東京駅 - 下関駅間の牽引機EF65形500番台P型)からEF65形1000番台PF型)に交代また、この頃列車食堂郷土料理メニュー導入により食堂車ちゃんぽん皿うどんなどの長崎県郷土料理登場1983年昭和58年):寝台特急「さくら」号及び寝台特急「みずほ」号に使用中14系14形のオハネ14形及びスハネフ14形のB寝台3段式から2段式に改造するに伴い長期にわたりB寝台車計画的な欠車を実施一部列車では、電源車であるスハネフ14形の代用座席車であるスハフ14形を連結1984年昭和59年2月1970年代半ばより合理化策の一環として廃止されていた九州島内のヘッドマーク取り付け復活ちなみに九州島内では「円盤型」と称される中華鍋類似した半円形形態のものが用いられた。 7月20日寝台特急「さくら」号の長崎編成及び寝台特急「みずほ」号の熊本編成使用中14系14形のB4オハネ14形(3両)からの改造車4人用B個室寝台車「オハネ14700番台」「カルテット」の連結開始また、この時期までにB寝台2段化が完了BC個室従来個室寝台一等二等寝台車後身となるA寝台でのみあり、1984年時点では24系25形客車1人用個室である「オロネ25形」が唯一の存在であった。しかし、グループ利用促進等を目的として、初めB個室寝台として改造された。 1984年7月20日からの「さくら」「みずほ」編成図 表・編・話・歴・PJR・PJRN・C 「さくら」「みずほ」長崎熊本早岐 佐世保東京14系客車カルテット編成組み込み時の編成編成基本編成付属編成号車1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 座席B A B4 B D B B B B B B B B B 形式スハネフ14 オロネ14 オハネ14700番台 オハネ14 オシ14 オハネ14 オハネ14 スハネフ14 スハネフ14 オハネ14 オハネ14 オハネ14 オハネ14 スハネフ14 「さくら」は、基本編成東京駅 - 長崎駅間、付属編成東京駅 - 佐世保駅間で運転。佐世保駅発着編成早岐駅進行方向変える「みずほ」は、基本編成東京駅 - 熊本駅間、付属編成東京駅 - 長崎駅間で運転。 なお、1984年昭和59年7月20日の「カルテット編成組み込み時点では一部開放式B寝台車両2段改造が行われていなかったが、1984年昭和59年9月までには完了した凡例 A=開放式A寝台 B4=B寝台4人用個室カルテット」 B=開放式B寝台 D=食堂車 1985年昭和60年3月ダイヤ改正頃から~1986年昭和61年11月ダイヤ改正掛けて1985年昭和60年3月「さくら」東京駅 - 下関駅間の牽引機EF65形1000番台からEF66形交代。これに合わせ、同区間ヘッドマークデザインを「みどり地にピンク」へ変更1986年昭和61年11月1日翌年国鉄分割民営化備え品川運転所集中配置されていた東京発九州行き寝台特急客車の転配が行われ、以後長崎編成熊本運転所佐世保編成品川運転所が受け持つこととなったこの際熊本運転所には、向日町運転所から「明星廃止により余剰となった14系15形(スハネフ15形4両、オハネ15形7両)も転入し14系14形に混じって「さくら」及び「みずほ」での使用開始した。なお、編成図はこちらも参照されたい。

※この「「さくら」の変遷」の解説は、「さくら (列車)」の解説の一部です。
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