中央通路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 10:00 UTC 版)
1 - 6番線の北側と7 - 16番線の中央を東西に(やや東が北寄りになる)連絡する地下通路である。東端は中央東改札(旧・中央東口改札)でルミネエスト新宿の地下1番街の南端に直結している。前述の地下通路で、東改札方面と改札内で直結している。西端はJRの中央西改札(旧・中央西口改札)と京王線連絡通路・小田急線連絡口に繋がっている。中央通路から見て右端がJRの中央西改札であり、小田急百貨店新宿店の階下を経て西口地下広場に直結する。左端が小田急線連絡口となっている。中央が京王線連絡通路であり、通路を経由して右手が京王線連絡口、左手がJR中央西改札(通称京王口)で京王百貨店の地階売場・小田急エース南館・京王モール方面に連絡している。京王口は京王に改札業務を委託しており、京王の駅員が京王線と同機器で対応する。 東西自由通路供用前は、中央東口改札にて京王線・小田急線の改札業務を行い(JRが改札業務を受託)、中央東口改札から中央通路を経由して両線の利用が可能となっており、両社の東口としての機能を代替していた(その他のJRの改札からの出入場はできなかった)。中央東口改札に隣接して、JRの他に京王線と小田急線の運賃表と自動券売機が設置されていた(両社ともSuica、PASMO非対応、チャージはJRの券売機で対応)。また、京王線用の券売機は通常の私鉄共通の地紋の券を発行したが、小田急線用の券売機はJR東日本の地紋の券を発行していた。ここで購入した券は中央東口でしか使えない旨の告知があったが、それは他のJRの改札口で使えないことを意味しており、実際はここで購入した券を各社の改札口で用いたり、各社の改札口の券売機(都営大江戸線改札Cで発売する都営地紋の京王線乗車券を含む)を中央東口で用いることができた。ちなみに、京王線および小田急線の入場券で入場することもできたが、ほかのJRの改札口や各社への連絡改札は通ることができず、中央東口からしか出場できなかった。また、京王線については京王線新宿駅に準じているため、前述の通り都営地紋の京王線乗車券での入場は可能(逆に、JR中央西口で京王線に乗り継ぎ精算したJR地紋の京王線乗車券でJR中央西口を出場し、都営大江戸線改札Cから入場することも可能)なものの、自動改札機においては都営線乗車券では入出場ともに不可。出場については、京王線および小田急線の精算券の取り扱いは可能なので、都営線の切符を京王の精算機で精算したものは中央東口から出ることができた(京王線のものについては後述)。ちなみに、Suica・PASMOでの入出場であればJR中央東口から京王線ホームを経由しての都営線の利用も可能であった。 2020年7月19日の東西自由通路の供用開始に伴い、中央東改札での京王線・小田急線の改札業務を終了し、中央東改札から京王線・小田急線の利用ができなくなった。併せて、中央東改札側の京王線・小田急線の自動券売機も使用停止となっている。 中央東改札前にはBECK'S COFFEE SHOPと警視庁鉄道警察隊新宿分駐所がある。5・6番線は中央通路から大きく離れているため、地下通路が設置されている(7・8番線と共用)。エスカレーターは1・2番線、3・4番線を除く各ホームに、エレベーターは7・8番線に設置されている。トイレは3・4番線と5・6番線の地下通路に挟まれた区画にある。車椅子やオストメイトなどの利用に対応した多機能トイレも設置されているが、普段は施錠されており、利用時はドア横のインターホンから駅員に連絡する。 中央東改札に近いコンコースにある発車標は、通常よりも小さいものが設置されている。 中央東改札(2021年11月) 中央西改札(2021年4月) 中央西改札(京王口・2021年9月) JR・小田急連絡改札(中央西口・2021年4月) JR・京王連絡改札(2021年9月)
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