仁王般若経とは? わかりやすく解説

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にんのう‐はんにゃきょう〔ニンワウハンニヤキヤウ〕【仁王般若経】

読み方:にんのうはんにゃきょう

大乗経典。漢訳鳩摩羅什(くまらじゅう)訳「仁王般若波羅蜜経」(略称、仁王経2巻と、唐の不空訳「仁王護国般若波羅蜜多経」(略称、仁王護国経・新訳仁王経2巻2種がある。般若波羅蜜受持することによって、国家安穏得られる説くため、「法華経」「金光明経とともに護国三部経とされた。仁王経


仁王般若経〈上下/〉(色紙金銀箔散)

主名称: 仁王般若経〈上下/〉(色紙金銀箔散)
指定番号 2464
枝番 00
指定年月日 1927.06.29(昭和2.06.29)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書
員数 2巻
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

仁王経

(仁王般若経 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/07 14:10 UTC 版)

仁王経』(にんのうぎょう)は、大乗仏教における経典のひとつとされ、『仁王般若経』『仁王般若波羅蜜多経』等とも称される。なお、この経典は仏教における国王のあり方について述べた経典であり、天部に分類される仁王(=二王:仁王尊)について述べた経典ではない。


  1. ^ りょうび、717年-777年 山口史恭*『良賁の生涯及び不空三蔵との関係について』智山学報 2004年 53巻 p.393-421 pdf p.412-413に略年表あり。*やまぐちしきょう、大正大学講師。
  2. ^ 413年-502年の間。國譯大蔵經第二巻『摩訶般若波羅蜜經解題』椎尾辨匡 p.5。
  3. ^ 國譯大蔵經第三巻『仁王般若波羅蜜經解題』山上曹源 p.445。
  4. ^ 國譯大蔵經第二巻『摩訶般若波羅蜜經解題』 p.15。
  5. ^ 水野荘平*「『仁王般若経』受持品について」印度學佛教學研究 55巻 1号 2006年pdf、p.77上段 、*(みずのそうへい、1976年生、愛知学院大学 文学部 非常勤講師)
  6. ^ 金岡秀友「護国経典と言われるものー「仁王経」をめぐってー」「東洋学術研究」第14巻3号8昭和50年3月)
  7. ^ 苫米地誠一*『真言密教における護国』現代密教 13号 pdf p.170- 171、*(とまべち せいいち)仏教学者 大正大学仏教学部教授(2018年3月退職)
  8. ^ その起源については諸説あるが、孝謙天皇の時代に初めて行われ、清和天皇以降に恒例化したと考えられている(井原、2012年、P81・183)。


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