色紙阿弥陀経とは? わかりやすく解説

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色紙阿弥陀経

主名称: 色紙阿弥陀経
指定番号 2532
枝番 00
指定年月日 2004.06.08(平成16.06.08)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書
員数 1巻
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文:  本巻は、平安時代後期書写になる色紙阿弥陀経の遺巻である。
 体裁巻子装。原表紙および巻頭一二行分を欠くが、「尓時佛告長老舎利弗従是西方十万億」以下尾題「佛説阿弥陀経」までを存する
 料紙には、・紫・白茶・濃萌葱地の五色色紙用いられ金銀砂子や切箔を散らしている。さらに第三・八紙目には飛雲装飾見られるこうした美麗な九色紙色違い継ぎ合わせ金泥界線施し一紙一三行、一行一七字宛に典麗筆致書写されている。また紙背にも金箔砂子散【ちらし】を施している。奥書はないが、料紙書風などよりみて、一一世紀前半書写考えられる
 寺伝の『元禄八年記録』『田生山旧記によれば明応五年(一四九六)、松平親忠岡崎城入城後、満性寺参詣の折、本巻護符として所望したため巻頭一二行を献上したとする伝承記している。
 平安時代色紙経の既指定品としては、国宝法華経第六』(和歌山金剛峯寺)以下七件を数え、そのほとんどが法華経遺品であり、ほかには『千手千眼陀羅尼経』(和歌山道成寺)、『仁王般若経』(福岡英彦山神宮)が知られている。
 本巻類例稀な色紙阿弥陀経の遺巻であるが、その体裁から、もとは平安時代後期盛んに書写された浄土三部経一つ考えられる



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