コンシューマ移植版とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > コンシューマ移植版の意味・解説 

コンシューマ移植版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 23:00 UTC 版)

スペースハリアー」の記事における「コンシューマ移植版」の解説

セガ代表するゲームとして後述するパソコン含めて数多く機種移植なされている。以下に各機種版の特徴解説セガ・マークIII/マスターシステム版1986年12月21日ゴールドカートリッジ10作目当時ゲーム誌Beep』でも「横スクロールシューティングになるのではないか」といったデマ飛び交っている旨が記述されるなど移植難しさ心配されたが、同機初の大容量2メガROMカートリッジ採用並びにマークIII版のメインプログラマである中裕司の、動き表示精細さを割り切りBGプレーンにキャラクタ大きく描画するというアイデアによってアーケード版と同じ3Dシューティングとして制作された。 ピクセル単位重ね合わせ処理が出来ないBGプレーン仕様上、スプライトのような透過処理や、ドット単位での表示位置指定出来ないことから、敵キャラクター表示外周表示パーツサイズを縁としたがついたような表示になっている。 これらの設計により、動き滑らかさ犠牲になっているものの、ダイナミックに動く大きなキャラクタと、一定の動作速度確保された。 裏技自機戦闘機への変更サウンドテスト難易度の変更可能になっている。 サウンドPSG音源のみで、マスターシステムFM音源には対応していない。 ハリアーボイスPSGサンプリングによって再現されているが、ボイス出力時にはサウンド停止する一部ステージでは、敵キャラクター出現パターンアーケード版とは異なる。 アーケード版比較して地平3D表現一部高低差表現)と背景画像カットされている。 アーケード版にない要素として、メインタイトル表示時とゲームオーバー時のオリジナルサウンドが追加されている。 オリジナル最終ボス「HAYA-OH」が登場するちなみに「HAYA-OH」の名は当時の社長中山隼雄由来する名前の由来については、当時の@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}ゲーム雑誌Beep』の記事[要出典]で制作者が「イヤ上司の名前をつけた」と発言している。発売当時TVCMではアーケード版のBGM流していた。 2008年10月からWii版バーチャルコンソールにて配信2019年1月31日14時59をもって配信終了(既にダウンロード・購入本体記録媒体収録されているものについては、当面プレイ可能)。 PCエンジン版1988年12月9日NECアベニューよりHuCARD発売。製作は電波新聞社においてFM-7への移植ソフトを多く手がけた紅林俊彦が行った。初めて4メガビットROM容量実装されたHuCARDソフトでもある。 アーケード版ではなくX68000版ベースにした移植だがハード制約上、スコア画面外に表示されスプライト縮小ボイスノイズが入るなどの相違点がある。 しかしPCエンジンCPU速さ生かした映像動作いわゆるフレームレート」)を実現しており、また敵の出現パターンもほとんどアーケード版忠実なため、ゲームミュージック以外は(当時としては)高いレベル移植実現したファミリーコンピュータ版1989年1月6日タカラより発売アーケード版ではなくセガマークIII版ベースにしており、最終ボスに「HAYA-OH」が登場しタイトル表示時とゲームオーバー時のオリジナルサウンドも移植されている。 表示都合上から、全体的にキャラクター小さく設計されている。ハードウェアメモリ容量などから、一部BGMボスキャラクターハリアーボイスカットされた。 ゲームギア版(1991年12月28日マークIII版をベースにした移植ではあるが、ほぼ全ての登場キャラクター外見や名前が差し替えられている。最終ボスは「HAYA-OH」。全12ステージでパスワードコンティニュー制。 マークIII版には無いハリアー位置による地平線の上移動再現されたが、画面解像度に対してキャラクターサイズが大きく画面内でプレイヤー動け範囲が他機種比較するとかなり狭いなどの問題もあった。 スーパー32X版1994年12月3日メガドライブ用アタッチメントユニット「スーパー32X」(以下「32X」)を装着する事が前提となる「32X専用ソフト」のローンチタイトルとして発売移植製作は有限会社ゲームのるつぼ担当32X32ビットアーキテクチャ作られメガドライブ本体よりも大幅にスペックアップされているので、専用ソフトである本作グラフィックサウンドがほぼアーケード版遜色のないレベル移植この世代機としてはベストに近い完成度であった。しかしまだフレーム表示が30fp仕様留まり画面の上下を少し黒帯狭めるいわゆるレターボックス」に近い)仕様されたりキャラクター影の半透明理などが省略されるなどの細かな差異はある。 マイコンソフトのアナログジョイパッドXE-1AP、AE1-EXにも非公式ながら対応しており、アーケード版のようなアナログ操作も可能となっていた。 セガサターン版SEGA AGES VOL.2 スペースハリアー』(1996年7月19日32X版に引き続き(有)ゲームのるつぼ移植担当セガサターン周辺機器アナログスティック」に対応しアナログ操作が可能。同梱版同時リリースされた。 アーケード版忠実な移植であるが、キャラクター大量出現時のコマ落ち効果音などAC版では仕様存在していたバグをも無くすなど、作品としての完成度をより高めるための手加えられており、この世代機からオリジナル同等上の移植行おうとする潮流生まれている。 しかし無限コンティニュー出来ないエンディング追加なども含め原典との細かな違い依然として存在しており、この点で評価分かれる場合がある[要出典]。 バグとは別にセガサターン後期版では正常に動作しない不具合があったため、後に出荷した版で修正したドリームキャスト版『シェンムー 一章 横須賀』(1999年12月29日)/『シェンムーII』(2001年9月6日本編内ゲームセンター遊べミニゲーム一つとしてスペースハリアー』が登場BGM音色アーケード版とは違っている。『シェンムー 一章 横須賀』では画面右下ゲーム中の時間表示される移植担当引き続き(有)ゲームのるつぼちなみに劇中使われている筐体固定式シットダウンタイプ筐体である。 ドリームキャスト版『鈴木裕ゲームワークス Vol.1』(2001年12月1日ISBN 4-7572-0889-8 アスペクトより出たゲームクリエイター鈴木裕自伝書籍に『ハングオン』、『スペースハリアー』、『アウトラン』、『アフターバーナーII』、『パワードリフト』が収録されドリームキャストゲームソフト付いている。『パワードリフト』を除けばシェンムー』に収録されたものと同一プレイステーション2版セガエイジス2500シリーズ VOL.4 スペースハリアー』(2003年9月25日オリジナル面やHAYA-OHが登場する擬似3Dではないフルポリゴン3Dゲームとしてリメイクされた。オリジナルには無いパワーアップアイテムとして、画面上の敵の一掃ボスキャラに大ダメージ与える「フラッシュボム」や「バリア」、「ロックオンレーザー」が新た登場しBGM大幅アレンジされシリーズ名物敵キャラクターだったドムデザイン版権上の理由から全く別のものに変更されるなどした。 プレイステーション2版セガエイジス2500シリーズ VOL.20 スペースハリアーII〜スペースハリアーコンプリートコレクション〜』(2005年10月27日アーケード版スペースハリアー』、セガ・マークIII版スペースハリアー』、『スペースハリアー3D』、メガドライブ用『スペースハリアーII』のオリジナル版全て収録された。基本的にエミュレーターによる動作であるが、入力遅延起こさないようにするための調整により、サウンド部分若干デチューンされている。基板筐体依存によるバグ一部再現隠し要素として、ゲームギア版『スペースハリアー』、ソフトを刺さずにマスターシステム起動したときの画面スペースハリアー3Dステレオグラムプレイできるオプションまで収録している(公式サイト参照)。移植エムツー(M2)が担当した2012年11月21日よりPlayStation 2アーカイブスにて配信開始ゲームボーイアドバンス版『セガ アーケードギャラリー』SEGA ARCADE GALLERY海外のみで発売の、セガ体感ゲーム4本(『スペースハリアー』、『アウトラン』、『スーパーハングオン』、『アフターバーナー』)を収録したタイトル移植されたもの。キャラクターがややこぢんまりした印象だが、色数画面構成サウンドなどは高いレベル移植している。ただ、ステージクリアごとにメインBGM最初パートリピートするなどの差異もあった。 携帯電話アプリセガ公式モバイルサイトぷよぷよ!セガ」からダウンロード可能。モバゲー無料体験版あり(2010年12月24日現在)。 Wii バーチャルコンソールアーケード2009年3月26日アーケード版をほぼ完璧に再現連射機能標準装備Wiiの「ヌンチャク」を操縦桿見立てた操作モード追加、クラシックコントローラーでの操作時にはアナログとデジタル操作モード切り替え無しシームレス併用できるなどの要素追加された。 マークIII版にて述べた通り2019年1月31日をもって配信終了ニンテンドー3DS版『3D スペースハリアー』(セガ アーカイブス2012年12月26日アーケード版ベースに、Nintendo3DS裸眼立体視対応した移植作SEGA Mark-III/MasterSystem版『スペースハリアー 3D』とは異なる)。 ローリングタイプのアーケード筐体プレイした気分味わえ様に、自キャラの動作合わせて映像ローテートする「ムービング筐体モード」や、実際筐体から発せられた機械音を再現する環境音設定付加された。その他、連射機能途中セーブ/ロードリプレイ機能なども備わっているWii版同じくアナログとデジタル操作モード切り替え無しシームレス併用可能。一定条件を満たすと「HAYA-OH」が出現するなど追加要素もある(アーケードと同じ出現無しモードもある)。敵キャラクターの「ドム」の名称が「VAREL」に変更された事も含め、敵の名称は「タイピング・スペースハリアー」が元となっている。 この移植版様々なセガレトロゲーム3DSダウンロード専売ソフト(DL版)として移植するセガ3D復刻プロジェクト」の第1弾となり、以後シリーズ化された。 2014年12月18日発売された『セガ3D復刻アーカイブス』にも収録されたが、これへ収録される版(パッケージ版)はダウンロード版から更に細かい部分手を加えたものとなっている(一例として、DL版はHOME画面からゲーム選択する際にローリングタイプ筐体模した3Dアイコンが上画面表示されるが、パッケージ版ではオミットされている、本編キャラ立体表現を微改訂環境音の追加収録など)。 プレイステーション3版/プレイステーション4『龍が如く0 誓いの場所 』2015年3月12日)/『龍が如く6 命の詩。』(2016年12月8日) 本編内プレイスポット一つであるゲームセンター遊べミニゲーム一つとしてスペースハリアー』が登場内容アーケード版の移植となっている。 なお、劇中使用されている筐体前述の「シェンムー」と同じくシットダウン筐体となっている。 プレイステーション4版『北斗が如く 』(2018年3月8日) これも前述の『龍が如く0』同様プレイスポット一つゲームセンタープレイできるミニゲーム一つとして登場している。ただし本作ではプレイスポットプレイヤー発見した当初筐体が無い。これは作品世界観反映したゲームデザインによる仕様である。実際にプレイするには荒野バギー走らせて探索しその上でコンテナ発掘して中の筐体発見。さらに筐体ゲームセンター届けるといった幾度の手間をかけなくてはならない。 なお、ゲーム内容劇中使用筐体前述の『龍が如く0』と同じものとなっている。 プレイステーション4版『JUDGE EYES:死神の遺言 』(2018年12月13日前々述の龍が如く同じくゲームセンター遊べミニゲームとして登場しており、内容使用筐体も『龍が如く0』のものと同じ。 なお本体ゲーム発売から数か月後に諸般の事情詳細当該項目参照)で4ヶ月ほど販売停止していた(2019年7月18日に「新価格版」として販売再開)。 Nintendo Switch版『SEGA AGES スペースハリアー』 セガレトロゲームNintendo Switchダウンロード専売ソフト(DL版)として移植するSEGA AGES」第10弾として配信ニンテンドー3DS版の要素を(裸眼立体視以外は)全て収録本機種版独自要素として、ネットランキングおよび敵キャラコマイヌ」がハリアーを守る味方になってくれる「コマイヌ・バリア・アタック」モード実装。「コマイヌ」は敵弾以外すべての敵や障害物を防ぐバリアハリアー展開してくれるので、プレイヤー無敵に近い状態となるためゲーム難易度大幅に下がりイージープレイが可能となる。 このほかオプションに、Switch標準コントローラーJoy-Con」に実装されているジャイロ操作用い一個を縦握りすることで、アーケード版筐体操縦桿風に操作できる操縦桿モード」も用意されている(Wii版VCにおけるWiiコントローラ-「ヌンチャク」を用いたモード概ね同様のもの)。 PCエンジン mini収録版『SPACE HARRIER』 PCエンジン系ソフトを約50作品プリインストールした復刻系ゲーム機PCエンジン miniに、PCエンジン版収録

※この「コンシューマ移植版」の解説は、「スペースハリアー」の解説の一部です。
「コンシューマ移植版」を含む「スペースハリアー」の記事については、「スペースハリアー」の概要を参照ください。


コンシューマ移植版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 20:58 UTC 版)

エンデューロレーサー」の記事における「コンシューマ移植版」の解説

セガ・マークIII版 (1987年5月19日) ※ セガ発売。 『ハングオン』などと同じ後方からの俯瞰による疑似3D表示アーケード版異なり画面構成バードビュー斜めスクロール変わっている。全10ステージゲームシステムも、ダメージ蓄積残タイム制に変更ギャップ乗り越えられ転倒敵車孕む事によりダメージ蓄積していく。敵車抜き去る台数に応じてボーナスポイント得られ、そのポイント次のステージへのマシン自体ダメージ回復パワーアップ図りながら進めていく。 操作系ギャップジャンプ台越え等の解釈である「タイミングよくウィリーすればより高く遠くへジャンプできる」という点はアーケード版と同様である。曲はメロディラインでのループポイントの短縮等の違いがあるものの、アーケード版YM2201版を参考にされており、タイトル面にネームエントリー曲のコードピッチ変更した曲が流れる。 2008年10月21日から2019年1月31日まで、Wii展開していたサービス・バーチャルコンソールで配信されていた。 なお、海外のみで販売していたハード向けとして、1987年Atari ST版コモドール64版発売されている。どちらもアクティビジョン製作。色数削減キャラクター類を縮小して3Dビュー移植で、BGM特有のアレンジ入っている。

※この「コンシューマ移植版」の解説は、「エンデューロレーサー」の解説の一部です。
「コンシューマ移植版」を含む「エンデューロレーサー」の記事については、「エンデューロレーサー」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「コンシューマ移植版」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「コンシューマ移植版」の関連用語

コンシューマ移植版のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



コンシューマ移植版のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのスペースハリアー (改訂履歴)、エンデューロレーサー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS