アナログスティック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 04:20 UTC 版)
「ジョイスティック」の記事における「アナログスティック」の解説
入力機器というより非常に小型の部品であり、スティックは指先だけ(主に親指)で操作する。スティックを傾けるのではなく滑らせて(スライドさせて)操作する方式の製品も存在する。「アナログスティック」という名称はコンシューマーゲーム(家庭用ゲーム機)の業界で主に使われる。他の業界ではサムスティック、フィンガージョイスティック、フィンガーチップジョイスティック、指操作ジョイスティック、あるいは単にジョイスティックやスティックなどと呼ばれる。 1986年に発売されたファミリーコンピュータ向けコントローラBPS-MAXにはサイクロイドパッドというスライド可能なアナログスティック状の操作部があったが、十字キーの操作感を向上させるためのものであり電気信号としてはアナログ入力ではなかった。1989年に発売された各種PCおよびメガドライブ向けのゲームパッドXE-1APにはアナログ入力が可能で親指で操作するアナログスティックと言える操作部が搭載されていたが、当時は「アナログスティック」とは呼ばれていなかった。1996年発売のNINTENDO64には、標準コントローラにアナログスティックが搭載されており、多くの消費者が初めてアナログスティックに触れた。ただし3Dスティック(サンディスティック)と呼ばれていた。なおアナログスティックとしては異例の光学式センサが使用されていた。プレイステーションは1997年発売モデル(SCPH-7000)から、従来のコントローラにアナログスティックと振動機能を追加したDUALSHOCKを標準コントローラとして同梱し、このスティックは公式に「アナログスティック」と呼ばれた。 センサとしては2021年現在まで可変抵抗式のセンサが主流である。
※この「アナログスティック」の解説は、「ジョイスティック」の解説の一部です。
「アナログスティック」を含む「ジョイスティック」の記事については、「ジョイスティック」の概要を参照ください。
- アナログスティックのページへのリンク